ドイツの空の音楽日記
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2009/11/06(金) ヴェニゲローデ・コンサート
ヴェニゲローデに演奏に行ってきました。ヨーロッパでは珍しく、あまり響かない会場で、ちょっと日本での公演のようでした。ヘンデルの協奏曲では響かない事が全体の潤いを欠く感じがしてしまいましたが、バッハの管組2番では全く気にせず音楽の流れに集中出来ました。バッハが優れてると言う事と、どれだけ曲が自分の心の深くで感じ取れてるか、と言う事なのでしょう。

行き帰りのバスではマルセル君が運転する隣に乗せてもらい、パノラマ景色を楽しみました。と言ってもすぐ暗くなったし、帰りは再び雨でした。演奏会後には皆お腹一杯食事もご馳走になり、和気藹々良い雰囲気で半分遠足気分。「幸せってこう言う事かな〜」と思ったひと時でした。

朝はオケの練習に街外れまで自転車飛ばしましたが、ずっと雨続きで、服も楽器入れたかばんもビショビショで到着。「なんで歌劇場の練習室でやってくれないんだ!」といや〜な気分でしたが、「トリスタンとイゾルテ」の重厚な美しい音楽で気分洗われました。

ワーグナーはそんなに好きじゃないんですが、この曲だけは昔から大好き!子供の頃はこの序曲と「イゾルテの愛の死」を聴くたび、「私もこんな命がけの恋がしたい!」とワクワクしてました。
結局この年まで命がけの恋には無縁ですが、今聴いても最初に聴いた時の感動が薄れない、官能をそのまま音楽芸術にした素晴らしい曲と思います。


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