ドイツの空の音楽日記
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2009/11/30(月) 麻薬ってこんなもの?
昨日はクリストフの誕生日会で、お昼から夕方過ぎまでバタバタ。ドイツ人がいくつになっても誕生日を重大視するのは不思議です。私自身はもういい加減、いくつになったと大騒ぎされたくないので、自分の誕生日が来るたび恐ろしいです。。。クリストフも、「僕も、もう誕生日騒がれたくな〜い!」と言ってましたが、周りがほって置いてくれませんからね。幸い、用意したカナディアンタイプの赤い厚手ワイシャツはじめ、プレゼントは凄く喜んでくれました。
誕生日会イベント前に練習しておきたかったので、久々に6時おきで歌劇場に。誰もいない朝日前の歌劇場は快適です。それに、何も起こる前の新鮮な頭のまま練習するのは理想的。そして夜は遅くまでオーケストラで「魔笛」の本番、と、なが〜い1日でした。

普段コーヒー飲まない私ですが、「魔笛」の本番中に居眠り演奏になっては大変、と、眠気覚ましにガブガブ飲んでました。
普段飲まない私にはコーヒーが麻薬のように効くようです。睡眠不足と合間って異常にハイになってしまい、本番前、他の団員に「ゲハゲハ」冗談とばして笑いまくってました。(まるで酔っ払いですね。。)
お陰で元気に最後まで演奏できましたが。。

来週末の演奏会までに練習もだけど、エネルギー充電の方が大事かな。。

2009/11/28(土) 届かないメール
ドイツから海外へのメールって、よく、「迷惑メールに入ってて今まで気付かなかった〜」という事があるのですが、この度、漫画家のうえだのぶさんとのやり取りで、9月以降に送ったメールが一切届いてない事がわかり、え〜〜〜っ!!とあせってます。

うえださんからのメールに対する返事も届いてない、となると、いや、なんて、失礼致しました!他の方にも、送ったつもりだけれど届いてない、と言う事が結構あるかもしれません。困ったな〜。。。

メールを送ったのに全然返事が来てない方がいらっしゃいましたら、多分私のせいでなくコンピューターのせいです。許してくださいね!

昨日は良いことも悪い事も色々起こる忙しい日でした。
良いことはブレーメンから次のコンサートの正式依頼が来た事。
悪い事は、疲れすぎで、夜のオーケストラの仕事で半分寝てしまい、皆に笑われる間違いしでかした事。きゃ〜気をつけなくては!!今朝も、電車で寝過ごす、と言う、子供の時以来の事をやらかしました。寝不足はこたえます〜。。。

下の写真はその前の続き。ブレーメンにて、です。

2009/11/26(木) まだ成長しなくては。。。
昨夜はベルリンでスザンネ(ヴァイオリン)とのドゥオ・リサイタルでした。音響も良く、スザンネも調子よく、何処と言って破綻ない演奏出来ましたが、ブレーメンでのようなインスピレーションは湧かなく、「充電」の必要と、もっと深い集中力が要るなあ、と反省。

昨日はその前にブレーメン・コンサートの企画者から新聞批評と「今でも評判良くて、来年の演奏会チケットを、もう申し込んでる人が沢山いる。ブラヴォ!」とお手紙いただきました。嬉しいし、来年までにやっぱりどうしてももっと成長したい!がっかりさせたくない!と言う目的が出来ます。

来週は歌劇場の室内楽演奏会。これはもっと集中度の高い、悔いのない演奏したいです。今から合わせです。

下はブレーメンでのリサイタルにて。満席のお客さんで盛り上がり、冬場なのに皆が汗をかくほどの熱気でした。

2009/11/24(火) 病欠つづく
アンナ(ピアニスト)から連絡で、「流感が良くなりそうにないから他のピアニストあたってくれ」と。でも本番まで1週間ちょっとしかない。。。困りました。まあ、今回彼女とは一曲だけですけどね。それにしても今年は共演者の突然の病欠やキャンセルが多い!

2009/11/22(日) 複雑な恋愛感情も芸術に
今日はベルリンでコンサートのはずだったけれど、スザンネの急病で急遽取りやめ。急に1日空いたので、ちょっとポカーンとしてしまってます。今日はゆっくり休もうかな。しばらく全然休日なかったし。。。

先週のシンフォニーコンサートは幻想交響曲がメインでしたが、この曲の素晴らしさを、実際に演奏する事で再確認してました。ベルリオーズ自身はこの曲を、複雑な恋愛感情と妄想に突き動かされて書いたらしいですが、曲はその妄想をはるかに上回っています。まるでドキドキワクワクするお話を読み進んでるかのような展開をする交響曲。オーケストレーションも、実際演奏してると意外であって自然で、今回とても楽しかったです。我々の演奏はそんなに良くもなかったんですが。。。

4,5楽章においては、昔のディズニーだったら魔王の世界の素晴らしいアニメーションをつけそう。誰が聴いても色んな想像を掻き立てにはいられない展開ですが、実際オーケストラ見ててもチェロ、コントラバスが低音に下がると同時にドラムが断末魔を叩くとか、シンボルの鐘が鳴り響くと弦が答える、とか、充分目でも楽しめる、本当に色んな視点から良く出来てる交響曲ですね〜。

2009/11/21(土) 豚インフルエンザより強いドイツ?
このとこずっと朝から夜まで吹きっぱなしの日々です。(フルートを、です。)でも、こういうときが幸せかも。暇になるとろくな事考えないので。。。

今週はシンフォニーコンサートの合間にいくつかの室内楽の合わせもし、心配してた進み具合もどうにかなりそうです。
ただ、びっくりなのは、ピアノのアンナ・グリンベルグが、
「今日病気で合わせにいけない。豚インフルエンザで。」
「え〜!!!」
知り合い第一号の豚インフルエンザです。
「でも普通の風邪と変わらない。来週には戻れると思う。」

回りも、「豚インフルエンザは普通のインフルエンザより軽いんだって。3日ほどで治るって。」と言ってます。
世界的に騒いでると思ったんですが、私の周りだけ軽いんでしょうか。

2009/11/18(水) 良い曲だけどオケはストレス。
う〜ん、せっかくブレーメンで生まれ変わったような気分だったのに、オーケストラに戻ったら、あっという間にストレスに揉まれまくり。。。曲目は今、ベルリオーズの幻想交響曲、ラヴェルの左手コンチェルト、など、子供の頃から親しんできた曲で楽しいのですが、強くて我儘なドイツ女性数人にやられっぱなしです〜。

しかし、今日は12月8日に小さな本番もいただき、それが救いかな。

幻想交響曲は、子供の頃子守唄代わりに聴いてた時期があり、音はほとんど頭に入ってます。それを、初めて譜面で見て、「なるほど、こういう拍子だったのか。こういうオーケストレーションなのか。」と、新しい発見ができて楽しんでいます。

2009/11/16(月) これも奇跡?ブレーメン・リサイタル
今回のブレーメンでのリサイタル、久しぶりに演奏会中に自分以上のものがその場に与えられる、という経験をしました。

一部の最後の曲、(ヴィドールの組曲)、最初から良い集中でグーっと曲に入り込め、何故か2楽章途中から緊張してるわけでもないのに、何かがこみ上げてきて心臓バクバク、100メートル走の後のような息切れがしました。「何故?あがってないし、頭はごく良い状態なのに?」幸い共演のピアニスト・ザーネにも気付かれないですみました。
2楽章の後少し間を空けて、3楽章から、曲にもっと深く集中する事で突然の動悸はおさまりました。それと同時に凄いエネルギーがカーッと降って来ました。フィナーレでは自分の体を通して炎のような明るいものが会場に拡がった印象でした。会場がドッと湧きました。

二部は会場がすでに期待感に満ちていた為か、それぞれの曲、一番良い精神状態でその曲に臨めました。
なかなか満足行った演奏できた事のない、シューベルトの萎める花も、特に前半、シューベルトが乗り移ってくれたかのような精神状態になって、導かれるまま演奏していた感じでした。この曲の特に前半、凄い集中力で湧き上がってくるまま書いたのでは、と思わされました。瞑想状態のような集中出来てたと思います。

カルメン幻想曲も、いままでになかった大きなエネルギーに突き動かされて、処によって出した事のないような明るい音色で吹かされたかんじです。
フォーレ、シャミナーデ、みな、その曲のあるべき姿が私と言うアンテナを伝わって行った、と思いました。

演奏会全体として、自分以上の大きなエネルギー体が乗り移ってくれてた感じです。

それで、会場は拍手が止まらないし、主催者も挨拶で、
「定期的にコンサート企画してるが、こんな素晴らしい体験は初めてです。是非来年も演奏していただきたい。」と言っていただけました。
この大きなエネルギーは自分で出来るものじゃなくて、たまたま、そういうインスピレーションを天から与えられたもの。だから、来年、期待してきていただけるかもしれない方々をがっかりさせたくないな〜、と思っています。
一年かけてもっと成長できるかしら。

自分にとって貴重な体験になったリサイタルでした。
それと、「こういうインスピレーションやエネルギーを戴ける事がある、と言う事は、私もまだ演奏家の資格があるのかも知れない。」と、今後のやる気と自分の人生肯定の気分にさせていただけてます。

下はブレーメン中心地にある、「ブレーメンの音楽隊」の銅像。昨日は彼らも一緒に演奏して応援してくれてたかも?

2009/11/14(土) ブレーメンへ
土日はブレーメンに出かけています。
13日の金曜は第一バイオリンの入団試験があり、弾いた人が丁度13人。受かった人は試験番号13番。なんだか面白い偶然です。

ちなみに11月11日は11時からチェロの入団試験でした。

2009/11/13(金) 救われた荷物
私の留守に、日本から荷物が来た、取替え証が届いてるんですが、そこに誰かが書いた承認番号が間違ってるようで、どうにもその荷物に行き着きません。多分、このまま日本に戻ってしまうでしょう。

送ってくれた方のミスでなく、家に届けようとした郵便局側のミスなんですが、こういうときドイツはとっても不親切!「番号が間違ってるのでどうにも出来ません。」と。間違ったのはそっちでしょう!!と思っても、何も調べてもくれません。
誰が送ってくれたかも書いてなく、何が送られたのかもこの承認カードからはわかりません。取りに行くならライプツィッヒまで取りに行かなくちゃいけない!しかも行っても正しい番号がないと向こうも探しようがないと。何かおかしいのでは?

私に 何かを送って頂いた方、誠に申しわけありません!
ドイツのDHL本部に承認カードを送り返し、歌劇場の方に郵送しなおすように(これから移動が続くので)「だめもと」で書いています。。。

今週末はブレーメンでリサイタルですが、このとこ毎日、オケの仕事合間にリサイタルとは別の合わせも入っていて、バタバタしています。もう少し落ち着いてブレーメンリサイタルに集中したいですが、あっちに着いたら落ち着くでしょう。。。

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時差で日にち変更です。

日記の甲斐あって、送り主の方からすぐに連絡いただけ、再度郵便局に交渉できました!あと少しででかけてしまう、抜群のタイミングです。ありがとうございました!!

11月絵日記の続き


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