ドイツの空の音楽日記

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最新の絵日記ダイジェスト

2016/10/24		パリでのリサイタルにて
2016/04/10		2016年は困難の年？
2015/09/28		ハルバーシュタットでのソロ演奏
2015/09/02		信じよう！！
2015/08/18		２０１５年日本公演を終えて

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	2008/09/30(火) 久しぶりのコーティ氏との仕事

今、ショスタコーヴィッチのオペラ”レディ・マクベス”合わせがあったところです。久しぶりのコーティ氏の指揮で、ちゃんと音楽やってる実感が戻ってきて、ちょっとホッとした仕事でした。このオペラ、最初は”やたら攻撃的場面が多いな～”と思ったのですが、やっぱりショスタコ好きだな。結構楽しくなってきました。

明日からはムソルグスキーの”ボリス・ゴドノフ”の合わせです。この曲は高校生の時にボリショイ・オペラで初めて出会い、その後タルコフスキーが監督した、というDVDも見ました。
暗い内容ですが、自分で演奏するのはどんなものなのか、、。

	2008/09/27(土) 風邪よ来い。熱よ来い。

一日練習しなかった後でしたが、昨夜の一人の演奏会、凄く響きの良い、温かい会場で（温度が、と言う意味です。こちらではさむ～い教会が会場という事が多いので）意外に集中した演奏が出来ました。オーケストラのゲネプロの後、いい感じで歌劇場で自分の練習できたのもラッキーでした。こちらは凄く響く会場も多いので、かえって大きな編成よりフルート一本ぐらいで聴きやすいところもあるようです。

帰りはあまりない電車になんとかギリギリで間に合いそうな時間になり、久々にかなりの距離をダッシュしました。
家にかえって汗をかいた後のシャワーが気持ちよかった！！

しかし、今パンパンに肩凝ってて、首筋の硬さも尋常じゃなくて、大風邪の前触れと言った感じです。ちょっと走ったぐらいじゃ全然運動不足です。かえってドバーっと熱出てくれたら楽になりそうなんですが、なかなか風邪もひかないんですよね。なんとかは風邪引かない、というのでちょっと気になります。。。

今夜はベートーベンのバレエ、こけら落としです。

下は昨夜の演奏会会場写真と、ドレスのしたに黒いシャツを着たままの私の寒さ対処方。じっくりどんな姿か見たことがなかったけど、やっぱりおかしいかな、、、。何か考えなくちゃ、、、、、。

	2008/09/26(金) 急に一人の演奏会に

一昨日の午後から寒気して体がだる～くて、”これは熱でも出るのかも”と、昨日は休みだったので一日寝てたら今日は大丈夫なようです。

今日はベートーベンのゲネプロの後、夜は自分の演奏会なので、昨日練習しなかったのが気になります、、。
とりあえず元気で良かった！しかし、ヴァイオリンのスザンネと共演のはずが、彼女の急病で一人で演奏することに。まあ、今月一人のリサイタルをやったとこなので曲はあります。今日の演奏会は演奏とは別にヴィンケルマンの説明語りも入るので、どんな感じになるのかな。

	2008/09/24(水) 最悪の仕事

今、歌劇場ではベートーベンの交響曲をバレエと組み合わせてのプロジェクトやってますが、雇われた指揮者は、あまりにひどい、、、。ベートーベンなんて誰でも知ってる曲なのに、CDも聴いた事ないんじゃないかと思うぐらい、フレーズ感もテンポ感も音楽性もゼロ、、、。指揮が出来る出来ないの問題じゃない！音楽の事まったく知らない素人のよう、、、。

もちろん、オーケストラはやる気全くなし。”は～い、もう一度～”と言われる度あちこちからため息が聞こえます。

少し昔だったら、オーケストラで一揆団結して”こんな指揮者雇うな！”とインテンダントに苦情出すとか、オーケストラ側でお呼びでないことを示したのに、インテンダント側からはこのとこ
”楯突くと首にするぞ”という感じなので、その怒りが団員同士のいがみ合いになって最悪です。
まあ、私も全くオーケストラにやる気をなくしてる一人です。

話題を変えて、下は先日取ってきたキノコとジャガイモ料理（カルトフェル・プッファー）の組み合わせ。
全体に茶色くておいしそうには見えませんが、キノコもジャガイモも新鮮な自然の物だったから健康的な味でした！

	2008/09/21(日) キノコ狩り

昨夜が２回目のシンフォニーコンサートで、今日は久しぶりにゆったりした日。クリストフにねだって、念願のキノコ狩りに行ってきました。近くのモーザーと言う森です。雨が多かった成果で秋なのに葉っぱも草も青々としてて、いつもと感じが違いました。

今回は結構生えてるのでは、と期待してたけど、見たとこ全然収穫なし！しかし、じっくり見てみると、枯れ草の陰にぎっしり小さいのが生えてました。
クリストフは鼻が利いて、探してないようで、”お！”と、何かの陰になってるキノコを盛んに見つけ出すのでいつも驚かされます。
”探してると駄目なんだ。ただ歩いてしゃべってると自然に眼に入って来るんだよ。”

パラソルピルツ（傘キノコ）と言う、比較的大きくて一つでも食べがいがあるやつを、４つ、見つけ出して、小さいキノコは面倒だから、と取らずに帰りました。

なかなか大猟にはなりませんが、収穫なくても何となく楽しいキノコ狩りです。
”棒の部分はどうせ食べられないから。”と取ってしまってるので見栄えはしませんが、今日の収穫の写真です。スプーンは大きさを示す為。
クリストフは”ヘンな写真だ”と言いますが、、、。

	2008/09/19(金) マーラー・交響曲４番

昨夜が一日目のシンフォニーコンサート、今回は私が吹くのは後半のマーラーの交響曲４番だけで、比較的楽な仕事です。
４楽章はアニタ・バーダーのソプラノもオーケストラにしっくり溶けていい感じでした。４番はマーラーの中では一番明るさがあって好きかも、、。昔は重々しい悲劇的な曲が好きでしたが、長くオーケストラに居ると嗜好がさわやかな曲に変わってきたようです。

直前までヴァイオリンのスザンネとドゥオの合わせをし、”１１月のフルート四重奏のほうも新しい曲が増えるから早く合わせを始めなきゃね”と話しました。

今朝は清々しい澄み切った空！歌劇場よりキノコ狩りに行きたい天気です。

	2008/09/18(木) そろそろもう冬の気配

昨日はオーケストラの合間にスザンネと、9月末のコンサートの合わせをしました。またまた私がフルート＆ヴァイオリン用に編曲した、バッハの”ゴールドベルグ変奏曲”と”フーガの技法”からの曲もありましたが、自分でも意外に思うほど、編曲しっくりきてました。ま、２声の曲中心なのであまり手を入れてはいない為でしょう。

このとこ急に寒くなり、もう、秋というより冬の気配です。
セーターとコートが必要！一週間前は半そででも良い日もあったのに、急な変化にクリストフも風邪気味です。

	2008/09/16(火) バームクーヘンの街・ザルツヴェーデル

昨日（こちらはまだ月曜）コンサートをやった街はザルツヴェーデルと言って、バームクーヘンで有名な街です。
戦前の街並みがまだ残ってて、教会がたくさんあり、御伽噺に出てきそうな可愛らしい街でした。
残念ながら街を歩く時間はほとんどなく、天気も良くなかったのですが、バームクーヘンは主催者がたくさん用意して下さって、しっかり食べてきました！
でも、昔日本で食べたバームクーヘンのほうが美味しく感じたな～。味のセンスは日本のほうが上なのかも、、、。

9月の前半に自分のコンサートが続いて、それに力を出し切った感じです。今日はもうへろへろ～と疲れてました。
一日中オーケストラの仕事でしたが、5分に一回ほどもあくびが出て出て、かみ殺すのに必死でした。でも、心地の良い疲れです。

右はザルツヴェーデルの街並み。http://www.salzwedel.de/　街の公式サイトからの写真です。

	2008/09/15(月) とりあえず目的達成！

2日続いた演奏会から帰って来た所です。

土曜日のフルートのみのリサイタルは、反省点もあるけれど、全体として深く音楽に集中出来てました。お客さんもそれを感じて、とても喜んでいただけて幸せでした。
反省点は、速いパッセージで盛り上がる時、時々まだ不安な要素が出がちな所。出来ててももっとゆっくりテンポで準備しとくべき、と思いました。

日曜のテレマンのコンチェルトも、ゆっくりの楽章の方がいい集中出来てました。この曲は、感じがいいけど、そんなに華やかとは思わないのに、とても受けが良くていつも嬉しく驚かされます。バッハの管弦楽組曲2番のほうはコンサートマスターのマルコ氏とぴったり息が合って、何も苦労なくいい集中出来てたと思います。

とにかく、この2日の演奏会はいい集中をしたい!と言う事が目的だったので、とりあえず成功です。受けも良かったし、心地よく疲れて今は幸せ気分。ま、休む暇なく今週はシンフォニー・コンサートの週ですが、、、。

まだまだこの先音を磨きたいのと、速いパッセージをもう少しじっくり準備する、と言う事が課題です。

	2008/09/12(金) 週末のリサイタルに向けて

明日がいよいよ超絶技巧曲大集合のフルートのみのリサイタルです。まあ、5月にもやって、このプログラム2回目ではありますが、今回の方が緊張を感じます。

この頃、寒い季節でも暖房のない教会での本番が増えたので、温かいドレス、というのもかんがえなくちゃな、と思ってます。まあ、明日とあさってはまだなんとか普通のドレスでも大丈夫かな、、。

今週はとても久しぶりに農家直送野菜が届き、ホクホク！
入ってたサラダはその日に美味しく食べ、ドイツ人が捨てる、カブの葉っぱもお弁当のおかずにしました。
今週は料理する暇がないのが残念！

9月絵日記の続き