ドイツの空の音楽日記

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最新の絵日記ダイジェスト

2016/10/24		パリでのリサイタルにて
2016/04/10		2016年は困難の年？
2015/09/28		ハルバーシュタットでのソロ演奏
2015/09/02		信じよう！！
2015/08/18		２０１５年日本公演を終えて

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	2008/08/31(日) 偶然性がいい？

昨日はバタバタ買い物して、”あの野菜も使い切っちゃわなきゃ”とか冷蔵庫重視でお昼作ったら、うっかり味見するの忘れたままのスパゲッティとサラダでした。そしたらクリストフが
”ワ～、今日の美味しい！”
自分でも食べてみると自分が作ったと思えない味。
味見しないほうがいいのかな、、、。

とうとう８月も最後の日。夏休み中に”エディプス・レックス”の編曲もやっておこうと思ってたのに、全然進まなかったな、、、。

右は今育ててるかいわれ大根です。育ててると言っても、綿に種蒔いて水やるだけで簡単です。去年種を持ってかえってら、すぐ育って楽しいし、サラダに入れるとおいしいしで、今年はまとめて種持って帰ろう!と思ってました。が、店には３袋しか残ってなかった!　
やっぱり人気あってすぐ売り切れるんですね～。
今年は昨年よりちょっと成長は遅めかな。
なぜか２つの容器で育ち方にかなり差が出てしまいました。
なんでかな～。写真で３日目か４日目です。

	2008/08/29(金) 夏休みも後数日

今、来年のコンサートの企画でやりつけないお金の計算をやっています。どこにいてもインターネットで日本内の情報も見れるのが便利ですが、ちゃんと何が必要か考えてないと後で大変になりそうなので珍しく私にしては慎重にやってます。

９月のコンサートの曲はメドが付いて来ました。
来週クロスター・エーバーバッハのリサイタル、その次の週２か続けて全く違う演奏会。そのうちの一つは、５月にやったリサイタルと同じプログラムですが、超絶技巧の曲が多くて準備は大変。でもやりがいがあります。
むしろ、オーケストラは始まったら、９月にたくさん自分のコンサート入れてる事で、フルートグループともめるだろうな～と、そっちの方が心配。。。上手くやんなくちゃ。。。

こういう風に自分の仕事で充実してられる私は幸せです。
今、クリストフは自分の生活がなくなってます。束縛するのもされるのも嫌いな彼は、決して私を巻き込みません。彼が少しでも良い状況になればいいですが、、。

これも８月２日コンサート後の記念写真の一つ。普段写真撮ること少ないですが、一年分の記念写真撮っていただいたかも。

	2008/08/27(水) もう秋か～

もうすっかり秋らしい気候になってしまいました。
ドイツの夏って短くて、もともとどんよりした天気が多く、ずっと寒いので、ドイツに来て以来はだんだん夏になっていく、ワクワクした感じが好きになってます。

今日は９月の一週目に演奏するカルメン幻想曲中心に練習してましたが、一年前にやったばかりなのに、数箇所ど～も戻りが悪い！明日また格闘します。

下は再び日本でのコンサートにて。漫画家のうえだのぶさんが豪華なお花を贈ってくださっていて感激！
コミック「窓際OLトホホな朝ウフフの夜」はいつも手元にあります。戴いたカードを早速コミックに挟んで幸せ気分。
うえだのぶさんのHPはこちらです。http://www.c-able.ne.jp/~abareinu/

	2008/08/25(月) 週末の演奏会

週末は小演奏旅行でした。私が演奏したのはテレマンとJ.S.バッハの協奏曲、これでもう本番が何回目だったか、繰り返し本番が持てると曲の良さが体でわかってきて、ありがたい事です。

テレマンのフルート協奏曲は無名のものだし、華やかでもないのですが、何か温かい春の空気のようなさわやかさがあって、それがとてもお客さんには喜ばれるようです。

久しぶりにこのコンサートシリーズのコンマスを演奏されたY氏から、”この前やった時より一段上手くなった。何かやったの？”と言って頂け、励みになりました。
音の支えの話などちょっとしました。

昨年ここで演奏した時はまだ５月で、外は暖かいのに中は冷凍庫の寒さでした。石造りの場合、暖かい日がしばらく続かないと、中が温まるのにかなり時間がかかるらしいです。
今年はちょうど良い気温で、持って行ったドレスで難なくてほっとしました。ドレスって大抵薄着ですからね、、、。

右の写真は演奏したクロスター・イェリホです。当地の公式サイトから持ってきました。http://www.stiftung-kloster-jerichow.de/

	2008/08/23(土) イェリホ・コンサート

これからイェリホという街にコンサートに行ってきます。
昨日主催のマルコ氏から連絡あって、歌劇場集合して車で連れて行ってもらうことになりました。
大聖堂での本番は、この変わりやすい天気のなか、寒いか温かいかわからないのでドレスの選択が難しい、、。

	2008/08/21(木) ちょっとした決断

練習する曲が多すぎて混乱してましたが、やっとどの曲がどのくらい仕上がってるか、検討ついてきました。
やろうとすると苦しくしかならない試験は辞める事にしました。
演奏会に集中しようっと！

クリストフは更に大変な日々、、、。彼までが倒れないよう、せめて健康的、と思える食事を作ってます。

写真は８月２日のコンサート後のパーティにて記念撮影。

	2008/08/19(火) 一人で百人よりも

オケの連中もそろそろ練習開始していて、昨日は歌劇場にて、横の部屋、ずっと打楽器の集中練習が聞こえてました。
１００人ほどのオーケストラよりも音量大きく感じるから不思議です。
今週末はテレマンとバッハの協奏曲です。
オーケストラの仕事がないと、気分的にのんびりしています。

下の写真はレストラン・Captainでのおしゃべりコンサートの様子です。

	2008/08/18(月) コウノトリでの休日

日本から帰ってから、時差ぼけと言うより気が抜けてる状態で、練習はしてますが身になってない感じ。
”このままだと９月にあせるし、後数日でコンチェルトなのに！”と思い、昨日は思い切って一日遊ぶ事にしました。
ちょうど、クリストフも急に病院に行かない事情が出来たし。

ローブルグという、近くではコウノトリで有名な町に行ってきました。ここには傷ついた野生のコウノトリを治療して、また野生に返してあげてる場所があるんです。
野生に帰れない、羽などが治療不能に傷ついてる鳥に関してはずっと住まわせますが、なかには野生にかえっても、また次の年ここに帰って来るコウノトリも居るんだそうです。
右の写真は昨日私が撮ったもの。ここに夫婦で居ついたコウノトリカップルだそうです。秋にはアフリカ方向へ飛び立ちますが、毎年帰って来るのだそうです。

	2008/08/16(土) すべてがこの９月の集中

夏休みは練習するのでも、広い歌劇場を自分の城のように使って出来るのも喜びの一つです。
でも、そろそろオケの団員も戻ってきて、個人練習する人も出始めました。

音楽家がよく経験する事ですが、コンサートの依頼とか試験とか、同じ時期に沢山やってきて、ない時期は全然ない、、と言うのがあります。
今の私の場合も、すべての依頼がこの９月にきて、すでにいくつか重なって断ったのもあります。また先日も９月にベルリンでのコンサート依頼があり、本来なら喜んでやるとこですがどう見てもスケジュールが無理なので”１０月以降に”と延ばしていただきました。
結構、断ったり延長するのって断腸の思いなんですよね～。それでもう依頼が来なくなることもあるし。
　
１０月の頭にある入団試験の招待状も着てるのですが、すべてやるのはちょっと無理かな、、でも、もうこの先招待状こないかもだし、、、。一ヶ月ずれてれば全部やれるのに、、と、まだ思考中です。試験はあくまで自分の為であって、やらなくても誰にも迷惑かけませんから。

右の写真はレストラン・Captainでのコンサート後、シェフ夫妻と看板下でパチリ！　演奏しながらも、その後シェフに作っていただく料理にワクワクしてました。　此処の美味しさは、数年前に一緒にベルリンから来日した世界的グルメな仲間も”あそこはおいしかった～”と言ってるぐらいです。

	2008/08/15(金) 獲物なしのキノコ狩り

クリストフはずっと、家族の看病でバタバタしてる毎日ですが、昨日は短時間、近くのドレの森にキノコ狩りに行きました。

”僕は毎回、キノコを採ろう、とは思ってないから。行ってみないと、キノコって生えてるかわからない。天気で全然違う。”なるほど、前回キノコ天国だったドレの森なのに、今回は出会ったキノコが全部で３つだけ。食べられるのは一つもありませんでした。”今回は只の散歩と思わなきゃね～。””僕は最初からそう思ってるよ。”と笑ってました。彼には良い気晴らしになったかな、、。

そのあとクリストフは病院に、私は歌劇場に向かう直前に日本からの荷物がタイミングよく届きました。
今準備しておかないと、９月になって大変になる、とわかってる曲がたくさんですが、ドイツ帰国してからまだどこかボーっとしてる私です。

下の写真は８月３日のCaptainでのコンサートのあと、主催していただいた光永社長夫妻に囲まれて記念撮影。

8月絵日記の続き