ドイツの空の音楽日記
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2008/06/07(土) 明日に向けて
明日土曜と日曜と、プログラムの違うコンサートが続きます。
(こちらは今まだ金曜日)それに向けてちょっと頑張りすぎちゃったか、手も肩も痛くて、体調きつく、”2日間もつかな〜”と思ってたら、今日の夜のオケの仕事が急になくなりました!ラッキーです!
これで今夜はゆっくりして、明日とあさってにエネルギー溜められます。

明日はテレマンのフルート協奏曲とバッハの管組2番ですが、テレマン、昨日初めて暗譜で合わせをしたら、思ったより怖かった!しかも一回通して終わりの合わせでした。
スコアを見ながらオーケストラの音を想像して練習していても、やはり実際に合わせると混乱する部分がありました。
しかもこの曲のDーDur版はCDも出てない。

それで、今日ヴァイオリンのMちゃんに第一ヴァイオリンのパートを弾いてもらって危なさがなくなるまで、一時間ほど繰り返し付き合ってもらいました。耳の良い彼女は凄くいい感じにつけてくれ、とっても助かりました。嫌な顔しないで付き合ってくれたMちゃんに感謝です!

バッハの方はやはり大丈夫です。初めての曲がしっかり体に入るまで時間がかかるな、、。

2008/06/04(水) 目からうろこの日
ストレス三昧の日が続いてましたが、いいタイミングでこの数日はオーケストラが降り番!やっと落ち着いてものを考えられて練習も出来る心情になりました。

数日前、多分人生最後になる転職試験の話が降って湧きました。
今の職場に満足してない私は、去年までは忙しい合間にも全力で試験準備してましたが、ドイツ人でさえ職がない今、全然甘くなくて、壁にぶちあたりまくって”今席があるだけでもラッキーか、、、。”とあきらめました。

今は審査員をやる事のほうが多いのですが、どうも、私がいいと思う演奏は通らない。私にはヒステリックで非音楽的に感じる演奏の方が評価が高かったりするので、ますます自分が受けるのも意味なしに感じてるんです。

まあ、最後の試験は、受けるなら、受かる為の演奏でなく、自分で良いと思う演奏をするつもりです。
毎回課題になるモーツァルトの協奏曲、練習し直して見ると、今更ながら”こんな良い曲だったのか!”と思いました。
オーケストラとも4,5回共演し、試験やコンクールではもう何十回やってると思いますが、それでかえって良さがわからなくなってたのが、今日の練習で目のうろこが落ちた感覚でした。


演奏会の記念撮影。下の写真が失敗写真。そして右のが成功写真です。

2008/06/01(日) 同じオケからの励ましの言葉
急に夏のような猛暑で皆くたばり気味です。でも、これに湿気が加わった日本の夏を知ってる私には平気です。ヨーロッパは乾燥してるので日陰は涼しいんです。

来週、土、日と違うプログラムのコンサートが2日続くので今はその総仕上げです。いよいよテレマンのフルート協奏曲本番!暗譜も仕上がりましたが、どうもそれまでにもう、合わせはないようです。

昨日、歌劇場に本番前に練習に行ったら部屋にハープのシルヴィアさんが居て、ちょっと愚痴聞いてもらいました。
彼女は私よりずっと歌劇場に長いし、彼女自身が人間関係に苦労しているのでフルートのグループで何が起こってるかも見抜いてくれてました。

”あなたが入ってきた時から、フルートの他の人はあなたを敵視してるし、偶然みな病的な人間だから、あなたがどんなに大変かはよくわかる。それに、あなたの活躍に異常な嫉妬もしてる。
そういう嫉妬は自分も経験がある。自分は常に無視してた。あなたもひたすら無視してなさい。”

”彼女らの嫌がらせに負けてあなたがこのオーケストラ辞めたら、それこそ彼女らの思う壺よ。オーケストラのお陰であなたは生活保障されてるんだから、彼女らにその生活保障を渡す事ないわ。”

と強く励ましてくれました。
自分でどうすべきかわかっていても、オケの誰かが気付いてくれていてこうやって言葉にして言ってもらえると、わだかまっていた気持ちがすーっと楽になります。シルヴィアさんありがとう!
私も何とか乗り越えて、いつか同じ苦労してる人を励ませられる存在にならなくちゃ、、。


下はコンサート後の記念撮影ですが、私がよそ見して失敗した分です。


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