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2008/06/25(水)
フィリップ・モル氏のレッスン
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ベルリンに、フィリップ・モル氏のレッスンを受けに行ってきました。氏が伴奏しながらモーツァルトの協奏曲聴いて頂き、
”音楽的にはとてもいい。自然でそうあるべき姿で、どこで身に着けたのか、持ってるものなのか、僕はとても気に入った。 ただ、音が、ちゃんと鳴りきれてない所が所々ある。これは、僕はフルーティストじゃないからどうって言えない、、例えばココ”と言っていただきました。 その注意のレベルは、かすれてるとか、そういう自分でもわかるレベルでなく、本当の音がなってるか、と言う事で、気にしだすとあちこちちゃんと鳴ってないのに自分でも唖然。 そばにいてモル氏の耳のよさが移ってくると、かえって硬くなって余計鳴らなくなったりもしました、、、。
お腹の支えもいい加減になってたな、、。
音楽的に今一自信がなかった”古典”の、モーツァルトで、その音楽性がモル氏に認められたのは自信になります。 しかし!大きな課題の音のテクニックにももっと集中しなくちゃ。
昨日のチェロの試験で、テンポがちゃんと保てない人が多かった話をすると、 ”君はリズムもテンポもしっかりしてる。それはプロコフィエフでもイベールでも君のCDでも大丈夫だった。”と、よく聴いていて、覚えてられるのにもちょっとびっくりしました。
昨日の試験では、それでも”おっ”と思う一音一音積極的ないい演奏する人もいて、とても刺激にもなりました。ただ、結局誰もとりませんでしたが、、。
勉強しだすと課題は尽きません。その意味でも、試験受ける事にして良かったのかも。今回でモーツァルトもやっと腹に落ちた感じです。
モル氏は側に居ると世界一流のピアニストだと言う事を忘れさせるぐらいやはり感じが良くて温かい方です。しかし耳はやはりとても鋭く、シビアです。 ”助けになるなら、いつでも喜んで聴くからいらっしゃい。” と言っていただきましたが、レッスン料は”君は僕の生徒じゃないって、この前言ったでしょう?”と取らないので、どう感謝お返してよいのやら、、。
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