ドイツの空の音楽日記
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2008/06/29(日) 夜中の本番続き
このとこオーケストラは夜中の野外での本番が続き、帰り着くのは1時とか1時過ぎ、、夜中に外に居るって結構疲れます、、、。しかも、今やってるのはミュージカルの”タイタニック”。オーケストラにとってはとてもやりがいのない曲なので余計疲れるんですよね〜。

でも、個人練習は今、変われつつある時で、とても充実した練習が出来ています。今日も気がついたら7,8、時間ぶっ通して吹いていて、”なんだか調子が変だ”と思ったら、疲れきってたからでした。疲れてる事に気付かないほど集中して練習できてるのはとても久しぶりです。

クリストフに、直した音の出し方と、前のままの吹き方を比べて聴いて貰ったら、”前のままのやつは支えがない音で、使えない。”と言われました。自分で録音してみても、違いがはっきりわかります。
なぜ、学生時代に、先生に注意されてる頃に気付けなかったんだろう、、、。

2008/06/26(木) 向上できそうな予感
音の鳴りと響きに気をつけて練習してるうち、昨年ベルリン国立歌劇場で受けた注意が、今になって体で理解できるように思いました。お腹の支えに集中しながらフレーズを作っていくと、あるとこ楽で、あるとこまだ一所懸命です。でも、この調子でやっていったら1,2、週間で音はよくなりそう、、!
昨日のモル氏のレッスンに感謝です!

最近再び自転車通勤が続いています。夜中のドーム広場での練習後はさすがにクリストフと車で帰ってきますが、少しでも運動になってるかな、と思います。

昨晩の練習は、ちょうどサッカーのヨーロッパマイスター・準決勝と重なってました。ドイツが残ってるので、もうみんな練習中そわそわ!中にはこっそりパソコン・テレビ持ってきて譜面台の下に置いて見てる人もいました。野外劇場なので、あちこちから歓声や失望の声が聞こえてきたり、とても練習どころの雰囲気でなく、指揮者も、
”今シュバインシュタイガー(ドイツ選手)が一点入れたそうだ!”と中間報告もしてくれたり。するとオーケストラの皆は”ウォーッ!!”と喜びの声を上げてました。
結局準決勝ドイツがトルコに勝ち、決勝選もまた本番と重なってます。みんな病欠するんじゃないかしら、、、。

2008/06/25(水) フィリップ・モル氏のレッスン
ベルリンに、フィリップ・モル氏のレッスンを受けに行ってきました。氏が伴奏しながらモーツァルトの協奏曲聴いて頂き、

”音楽的にはとてもいい。自然でそうあるべき姿で、どこで身に着けたのか、持ってるものなのか、僕はとても気に入った。
ただ、音が、ちゃんと鳴りきれてない所が所々ある。これは、僕はフルーティストじゃないからどうって言えない、、例えばココ”と言っていただきました。
その注意のレベルは、かすれてるとか、そういう自分でもわかるレベルでなく、本当の音がなってるか、と言う事で、気にしだすとあちこちちゃんと鳴ってないのに自分でも唖然。
そばにいてモル氏の耳のよさが移ってくると、かえって硬くなって余計鳴らなくなったりもしました、、、。

お腹の支えもいい加減になってたな、、。

音楽的に今一自信がなかった”古典”の、モーツァルトで、その音楽性がモル氏に認められたのは自信になります。
しかし!大きな課題の音のテクニックにももっと集中しなくちゃ。

昨日のチェロの試験で、テンポがちゃんと保てない人が多かった話をすると、
”君はリズムもテンポもしっかりしてる。それはプロコフィエフでもイベールでも君のCDでも大丈夫だった。”と、よく聴いていて、覚えてられるのにもちょっとびっくりしました。

昨日の試験では、それでも”おっ”と思う一音一音積極的ないい演奏する人もいて、とても刺激にもなりました。ただ、結局誰もとりませんでしたが、、。

勉強しだすと課題は尽きません。その意味でも、試験受ける事にして良かったのかも。今回でモーツァルトもやっと腹に落ちた感じです。

モル氏は側に居ると世界一流のピアニストだと言う事を忘れさせるぐらいやはり感じが良くて温かい方です。しかし耳はやはりとても鋭く、シビアです。
”助けになるなら、いつでも喜んで聴くからいらっしゃい。”
と言っていただきましたが、レッスン料は”君は僕の生徒じゃないって、この前言ったでしょう?”と取らないので、どう感謝お返してよいのやら、、。

2008/06/23(月) 夏は書類の季節?
今の時期、税務署からあれこれ手書きが来たり著作権協会に書類提出しなきゃいけなかったり、忘れると大変な雑用が多いです、、。郵便受けにそれらしい手紙が入ってるたび、”あ〜あ”。

今日は朝はソロ・チェロの入団試験の審査をやり、夜は野外劇場練習です。明日はベルリンにモル氏のレッスンを受けに行くので、どんなアドバイスいただけるか楽しみ!
昨日自分で録音しながら練習し出したら、自分でも”ココが気に入らないアソコが気に入らない”とキリがなくなってしまいました。

2008/06/22(日) 野外コンサートの季節
オーケストラは今年も野外劇場の季節になりました。今年は大聖堂前の広場が舞台です。このところ天候の落差が激しいので、野外での練習中は半そでになったかと思えば冬のコートが欲しかったり、です。

私自身の練習は今無事に受けられるかもわからない試験の準備中心ですが、7月に3回あるフルート協奏曲の本番、また7月頭にあるリサイタルの方を大切にしよう、と思ってます。
色々重なって大変な気もしますが、練習する物が増えるのはどちらにしてもコンディション作りには良い事です。

写真は舞台の端で、様子がわかりにくいですが今日のオーケストラ練習の休憩時間に。

2008/06/18(水) サッカー熱
今丁度サッカーでヨーロッパマイスター戦をやっています。
ドイツのサッカー熱も凄くて、ドイツが出る日はテレビ観戦できるよう、オーケストラの仕事も、練習であれば時間が変わったり早めに終わったりします。さすがに本番はそうは行きませんが、、。

演奏会やオーケストラでも緊張場面が続きましたが、今7月に入るまで少しゆっくり出来そうです。7月半ばにある試験が、受けられるんだか、駄目なんだか、課題曲も教えてもらえない状態でちょっと宙ぶらりんですが、自分の演奏会のほうを大事に練習しておこうと思います。
それでも6月24日にはモーツァルトの協奏曲をフィリップ・モル氏に見ていただく予定です。

ラジオで流れた録音で、自分の演奏を今聴いて見ました。
ソロや室内楽では気にならなかったけど、私の演奏ってオーケストラだと癖が強いように思いました。
仲間は褒めてくれた人も多かったけれど、試験で嫌われるよな〜と。でも、ラジオで聴くとうちのオーケストラ、そんなに悪くない。修正されてるわけでもなさそうだけど、、。

2008/06/16(月) エーバーバッハ・コンサート
昨日、6月15日はクロスター・エーバーバッハでのコンサートでした。毎年やってますが、今年は2回あります。
ところが、色々あって、このコンサートシリーズもいつまで続くかわからないそう、、。
気がついたら私はドイツに来て依頼、10年近く出演させていただいてるんですよね。
ここでのコンサートは、静かで明るい環境に、温かいお客さんが300人以上という恵まれた状況のためでしょう、いつもなにか演奏しててインスピレーションが湧き、いい集中できやすくて、毎年楽しみにしているんです。なくなったらさびしいな、、。

今回は金曜のシンフォニーコンサートの直後に出かけ、向こうに夜中の3時に着き、昨夜もコンサートのあと帰りついたら夜中の3時過ぎてたので、朝からオケの仕事、今からもまたオケの仕事の私はちょっとばててます。
でも、今回も何か大きな励ましを戴いた気分で、精神的には爽快です。

下の写真は文と関係なく、歌劇場近所の公園でクリストフがご自慢の携帯で撮ってくれたもの。

2008/06/13(金) 時々ある、静かな場面での咳
昨夜と今夜がフランス物のシンフォニー・コンサート本番です。
昨夜は演奏しながら、特にラベル”マ・メール・ロワ”と”クープランの墓”はひたすら楽しめました。デュティユ”チェロ協奏曲”の静かな場面で咳き込んでしまい、あせりました。
ラジオの生放送は今日ですが、一応マイクが目の前にあり、念のための録音されていたので、なおさらです。
その後の静かな場面では今度はオーボエ奏者が咳き込んでました。移ったのかも、、。

今晩の本番の後、その足でボンに行きます。着くのは夜中の2時を過ぎそうです。土曜に合わせをし、日曜がクロスター・エーバーバッハでのリサイタルです。
急に寒くなったので、大聖堂コンサートではドレスが寒いかも、、。下に黒いシャツ着たままの新しいファッションでやろうかな。ドイツが服装にうるさくないのは時々助かります。

2008/06/10(火) 生放送
休みなくシンフォニーコンサートの週になりましたが、週末のコンサートの良い反響を色んな方々に戴き、それが元気をくれています。一つの挑戦であったプロコフィエフの2台ヴァイオリンのソナタも体にしっかり入った感じ。また7月頭にやります。
テレマンのフルート協奏曲も、一度暗譜で本番踏んだから、次からもっと自由に演奏できるのでは、と思います。

今週のシンフォニーコンサートはラジオで生放送されてしまうんだそうです。結構ソロもあるので、心してかからなくちゃ、、、。生放送って、意識すると硬くなっちゃうんですよね〜。自然に音楽に入ってないと、、、。
曲目は全曲フランス物で、ラヴェルの”マ・メール・ロワ”と”クープランの墓”、ルーセル”アリアドネとバッカス”、デュティユ”チェロ協奏曲”で、チェロはもとバイエルン放送響ソロ・チェロの方だそうです。

下の写真はその前の続きで、礼してるところ。これを見て、ヴィオラのインゴ氏は”僕たちお辞儀ももっと練習しなくちゃ”と言いました。

2008/06/09(月) 温かい共演者に恵まれて!
土曜日の演奏会から遅くに帰宅して、日曜の朝の演奏会、しかも全く違うプログラムでだったのでちょっと不安でした。でも土曜の夜は短いけど熟睡出来て、日曜は6時半にパッと目が覚め、演奏会前にしっかり集中して練習でき、なんとか両方元気いっぱい、不安なく演奏する事ができました。

日曜は終わった直後にオーケストラの本番。こちらはもうエネルギー使い切ってて、抜け殻状態で吹きました。

月曜からシンフォニーコンサートの練習が始まります。
(ドイツはまだ日曜です)このまま休みなく、一週間後また違うプログラムでのコンサートです。
なんとか今日中に疲れを取って、明日から次に向けて準備できる状態にしなくっちゃ。。。

ドイツは今日は真夏の暑さでした。夜になっても、近所の湖は泳いで涼む人たちでいっぱいです。

下の写真は今日の演奏会の様子です。親切な方が送ってくれました。

6月絵日記の続き


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