ドイツの空の音楽日記
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2008/05/11(日) 自然野菜でパワーアップ
体調不調が続いたので昨日は思い切って一日休んでみました。
散歩ついでに買い物したり、野菜中心の料理したり、ゆっくりストレッチやったりして、夜はクリストフと一緒に歌のコンクールをテレビで見ました。

歌と言ってもクラシックでなく、ポップスですが、なかなかレベルが高くって、審査員の言う事も的を得ていて、どういう人が残るのか、参考になって楽しめます。ただ、やはりテレビ用のやらせの部分があり、どうも優勝者は最初から決まってるのが見えてきて、その人より優れた人が落とされ始めると”せっかくレベルが高いのに興ざめだね〜”とクリストフと言ってました。こういうのはもちろんクラシックのコンクールでも起こる事ありますが、、、。

今日はオーケストラは夜だけなので、それまでゆっくり自分の練習する予定です。今週はハードなので、ちゃんと体調管理も出来なくっちゃです。
昨日作ったのは野菜カレー、ご飯でなく、自然農法のジャガイモにかけて食べました。野菜パワーのお陰で今朝は気持ちよく目覚めました。


下もマルセル君結婚式の続きです。披露宴では小編成になったり大編成になったり、いつも誰かが演奏して、音楽が絶えませんでした。

2008/05/10(土) 主役急病のオペラ
いいお天気が続いて、気分はいいんですが、最近練習の時に力入ってしまってるのかな?肩こりで頭痛までしています。一日中フルート吹いてるのに、自転車通いだけじゃ筋肉が偏ってるんでしょうね〜。運動不足です、、、。

昨夜はショスタコーヴィッチ”レディ・マクベス”のこけら落としでした。ところが主役ソプラノのアニータ・バーダが歌いすぎで喉をやられ、急遽ベルリン・コミっシュオペラから代役が来ました。それでアニータが口パクで演技やって代役が側から歌う事に。でも、綺麗な声で、本番は大成功でした。
肝心な時に、気の毒なアニータです。こんな事ならあんなにたくさん練習ばっかりやる事なかったのに、、、。

私も今、自分の練習とハードなオケ・スケジュールでくたばり気味です。本番でくたばったら何にもならないから、昨日の出来事を反省鏡にもしたほうが良さそうです。
無理な事は今は色々断ってるんですけどね〜。
クリストフのお母さんがフィンクスのパーティにも呼んで下さったんですが、これも今週は無理と断ってしまいました。
続けて誘いを断るのも心痛んでます。
でも、知らない方々の集まるパーティって私には凄く疲れちゃうんですよね。。。色々な演奏会が終わった後なら喜んで行くんですが、、、、。


下はまたまたマルセル君の結婚式。花嫁のクラウディアさんは前々から衣装も髪型も熟考してました。
映画のワンシーンのような素敵な式です。

2008/05/09(金) あれこれの合わせ
今朝はテレマンのフルート協奏曲とバッハの管組2番、両方のあわせをしてきました。所々テンポが合いにくいですが、これはソリストの私が何とかしっかりその場で伝えられなくちゃ。

その後17日の為の練習をしてたのですが、どうにも今日は体がきつくて、夕方には帰ってきました。
ちょっと休養した方がいいかな、、。
明日の朝は6月8日の為の、また全く違う曲の合わせです。今日練習しておきたかったのですが、くたばってしまったので明日のその前にやんなくちゃ、、。


下は、マルセル君の結婚式の写真の続きです。新郎新婦で踊りを披露してくれました。

2008/05/07(水) てんてこ舞い
オーケストラが忙しい週ですが、何とか17日のリサイタルへの準備時間を見つけて励んでます。8曲暗譜、しかも全曲難曲を選んでしまった自業自得です。ところが、世の常で、忙しい時に限っていろいろ重なるものです。。。

昨日頼まれ、12日にもテレマンの協奏曲とバッハの管組2番での小コンサートが来ました。まだこちらは時間があると思ってたので、急遽しあげなくちゃです。9日にはまた違うプログラムの合わせが、、、。こういうのは嬉しい悲鳴なんですが、なにせオーケストラって時間が制限されるのが大変です。

15日から17日にかけてはクリストフのお母さんが、彼女の誕生日祝いパーティを計画してられるそうなのですが、こちらは今年は謝って、17日以降に個人的にお祝いに行かせて戴く事にしました。ドイツ人からしたらとんでもない無礼です、、、。クリストフが何とか言い訳してくれたようです、、、。ごめんなさい!!!

昨夜は帰ってきたら農家から新しい野菜が届いてました!大きなサラダ菜があって、早速食べました!サラダだったら夜遅く食べても安心。さすが、新鮮なサラダはおいし〜い!!疲れがいっぺんに吹っ飛んだ感じです。
夜遅くは生ものを食べないクリストフも、この自然野菜なら食べます。
”君のサラダはいつもおいしいね”と言って貰えてほくほくしてました。


下は、半年前のマルセル君の結婚式で、仲間でお祝い演奏してるシーンです。

2008/05/06(火) 楽しいこと
今J.S.バッハ”管弦楽組曲2番”のあわせをしてきました。
リサイタルの曲の方に追われて、バッハはまだそんなに練習しこんでなくても、この曲は楽譜さえ見れば今でも大丈夫です。怖いのはテレマンの方ですが、テレマンのフルートコンチェルトの方は木曜に合わせることになりました。マルコ氏は
”テレマンはこの前合わせて問題なかったから。”と言ってます。でも、初めて本番やる曲はやはり緊張します。

室内楽主任のシュルーダー氏から手紙が届いていて、また来年度も歌劇場での室内楽吹かせていただけることになりました!嬉しい! 共演者として申請していたマルセル君にもウンディーネさんにも報告し、明日皆の都合のあう月を確かめ合う事にしました。

下の写真はマルセル君とエーバーバッハでコンサートをやった後の打ち上げです。暗いですが、ヨーロッパの室内照明って日本より大抵ずっと暗いです。青とか緑の、薄い色彩の目には強い証明がまぶしいらしいです。

2008/05/05(月) 練習の日々
やっと春らしくなって暖かくなったこの頃です。

昨夜は久しぶりのプロコフィエフ”シンデレラ”、難曲ではありますが、”レディ・マクベス”のおどろおどろしい音楽に疲れたオーケストラとしてはちょっとリフレッシュ出来ました。
実際、”レディ・マクベス”のお話は残酷・冷酷な女性の話らしく、それに見合った音楽をつけたショスタコーヴィッチの天才はたいしたものです。
ただ、毎日毎日その残酷な場面を繰り返し練習する身になると、一回オペラを聴く身とは違ってしまうんですよね〜。

合間に必死に17日のリサイタルの難曲プログラムを練習しています。なんとか全曲仕上がった感ですが、一曲まだ暗譜が怪しいのがあります。今週どこまで準備できるか、が勝負どころです。

マルセル君が、今までのコンサートやら彼の結婚式などの写真を色々くれました。下もその一つ、最近共演したマチネー・コンサートにて、です。

2008/05/03(土) サイクリング
先日の”男の日”、クリストフに
”自転車仲間のティルマン達とツアーに行っておいでよ”
と言ってましたが、クリストフはそれは面倒だったようで、私とツアーしたがってました。
私は本当は唯一の休日で、ゆっくり自分の練習して休みたかったので、しぶしぶ付いて行きました。
”今日女連れで走ってたら恥だよ〜。”
”仲間入りできて嬉しいだろ〜”
(あんまり嬉しくないな〜、、、、)

そしたら、街はずれの狭い自転車道は凄い人だかり!自転車がうじゃうじゃ。皆おんなじこと考えるんですね〜。
下は街を出て、ある村に行くまでの畑にて、です。
ドイツにはこんな風景が、ちょっと街を出ればいくらでもあるのがいいところです。

2008/05/01(木) 時代遅れの好み?
今日はドイツはメナーターク、(男の日)で、男性ばかりで集まって自転車ツアーやったりビール飲んだりする特別な日です。
日本だったら当たり前の風景でしょうけど、ドイツ人って普段は仕事が終わったらさっさと帰って家庭に居るのが当たり前で、夫婦はいつも一緒に行動してるんので、特別な日になるんです。

私はまだ2週間後のリサイタルの曲が仕上げきれてないのに、なんだか今のショスタコーヴィッチのオペラパワーに惑わされてる状態です。
ヒステリックな場面が多いこの曲を、あまり共感なく吹いてましたが、なぜか昨夜は尊敬してるクラリネットのゲオルグに凄く褒められました。
”君、凄くいいよ〜。よくそういう演奏ができるね!感心だよ!”って。私は共感なく吹いてたので、
”それって本当に褒めてくれてるの?それとも冗談?”
と不審でしたが、
”本当だよ〜!そこまでできるのが凄いって言わなくちゃって思ってたんだ。”と。

オーケストラだと、自分のソロとは違って、たまに感情抜きで機械的に吹いてるほうが意外に凄く好評を受けたりするんですよね〜。やはり、オーケストラで求められるものと音楽家として、ソリストとして求められるものってちょっと違うのかもしれません。
確かに、オーケストラの試験に受かりやすいタイプは最近は機械的に大きな音で演奏する人で、皆で審査をする時、うちの入団試験でも私の好みって周りと一致しない事が多くなってます。
これはよくクリストフとも、
”う〜ん、なんで皆非音楽的で機械的な方を選ぶんだろうね〜。好みが変わってきてるね〜。”
と話してる事です。
最近入ってきた、フルートの新しい団員も、私はいい感じだと思ってましたが、試用期間でつい先日圧倒的に”ナイン”が多く、落ちてしまいました。

時代に好みに付いていけてないかな〜と思うこの頃です。


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