ドイツの空の音楽日記
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2008/05/01(木) 時代遅れの好み?
今日はドイツはメナーターク、(男の日)で、男性ばかりで集まって自転車ツアーやったりビール飲んだりする特別な日です。
日本だったら当たり前の風景でしょうけど、ドイツ人って普段は仕事が終わったらさっさと帰って家庭に居るのが当たり前で、夫婦はいつも一緒に行動してるんので、特別な日になるんです。

私はまだ2週間後のリサイタルの曲が仕上げきれてないのに、なんだか今のショスタコーヴィッチのオペラパワーに惑わされてる状態です。
ヒステリックな場面が多いこの曲を、あまり共感なく吹いてましたが、なぜか昨夜は尊敬してるクラリネットのゲオルグに凄く褒められました。
”君、凄くいいよ〜。よくそういう演奏ができるね!感心だよ!”って。私は共感なく吹いてたので、
”それって本当に褒めてくれてるの?それとも冗談?”
と不審でしたが、
”本当だよ〜!そこまでできるのが凄いって言わなくちゃって思ってたんだ。”と。

オーケストラだと、自分のソロとは違って、たまに感情抜きで機械的に吹いてるほうが意外に凄く好評を受けたりするんですよね〜。やはり、オーケストラで求められるものと音楽家として、ソリストとして求められるものってちょっと違うのかもしれません。
確かに、オーケストラの試験に受かりやすいタイプは最近は機械的に大きな音で演奏する人で、皆で審査をする時、うちの入団試験でも私の好みって周りと一致しない事が多くなってます。
これはよくクリストフとも、
”う〜ん、なんで皆非音楽的で機械的な方を選ぶんだろうね〜。好みが変わってきてるね〜。”
と話してる事です。
最近入ってきた、フルートの新しい団員も、私はいい感じだと思ってましたが、試用期間でつい先日圧倒的に”ナイン”が多く、落ちてしまいました。

時代に好みに付いていけてないかな〜と思うこの頃です。


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