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2008/04/06(日)
就職難
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昨夜の”ナブッコ”の本番中、今長期病欠してるオーボエ奏者の代理の試験もありました。本番吹かせてみて良ければ短期に雇う、というものです。
訊くと彼はかなりいいオーケストラのソロ奏者でもあったのだけど、そこがリストラした際、引っかかってしまったとの事。 ドイツ・オーケストラのリストラは実力は全く関係なく、何年そのオケにいるか、や、家族があるか、などで決まります。 それでやる気にあふれた若い人が切られる可能性大なんです。 経済難で芸術の枠が削られていく中、オーケストラも減り、人数削減して行ってるのが今のドイツです。
そのオーボエ奏者、なかなか腕のある人のようでした。 音楽的センスも感じいいし、音も綺麗だし。
私にはいい教訓でした。 実力あっても就職難の時代! いじめぐらいでピーピー言ってる自分が恥ずかしくなりました。
昨日もオケの合間にグリンベルグ氏とボザを合わせました。 彼女は”忙しすぎて細かい練習がまだ出来てない。でも、あなたのやりたい音楽はとてもよく解るから”と言い訳してましたが、練習不足といいながらもこなせてしまう実力と感性の持ち主です。
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