ドイツの空の音楽日記
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2008年4月
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2008/04/12(土) 最後の追い込み・室内楽コンサート
今日(まだ金曜)はボザを合わせました。
テンポ感が氏の方が少し遅め、私はもう少し早めですが、このテンポ感ってフランスとドイツでも全く違うし、年によっても変わってくるので、なかなか同じものを共用できないものです。

私も昔より全体にテンポ感、遅めになってると思います。
特にゆったり歌うものに関しては。
世代が私より上の演奏者になると、やはり私より遅めのことが多いです。
ドイツ人とフランス物をやる時も、ちょっと重いな、と感じる事が多い。

まあ、それでも気持ちがぴったりあった時には気にならないでいい集中できるものです。

昨日グリンベルグ氏と話してて初めて知ったのは、彼女はソビエト崩壊前はソビエトのあらゆる国でコンサート・ピアニストとして活躍し、音大の教授をやっていた事。ソビエト崩壊後、ナショナリズムから追い立てられ、手荷物一つでドイツ語も出来ないのにドイツに逃げてきた事。
”年からしても、掃除婦ぐらいの仕事しか、もうやっていけないだろう、と思ってた”と。
栄光から一気に一文無しに。そして言葉も知らない国で第2の人生を歩んでここまで来てる彼女です。

私の違うピアニストの友人、マリタさんもそんな経験して今があるのですが、ドイツに来てから、映画の中でしか知らなかったような過酷な人生を乗り越えてる方々によく会います。
クリストフにしても、投獄状態だった東ドイツ時代を経験してるんですよね、、。

明日がいよいよゲネプロ! 直前までオーケストラの仕事ですが、精神はすっかり室内楽コンサートに集中してます。


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