ドイツの空の音楽日記
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2008/02/10(日) 青空でのゲネプロ
ドイツは今まだ9日の土曜日です。
明日の朝がカイル氏とのマチネ・コンサートで、今日は会場でのゲネプロでした。
このとこオーケストラも立て込んでましたが、
”もう一つかな”と思っていた音の調子が昨日からパッと吹っ切れて、澄んだ音になってくれてほっとしています。
会場は上向き加減だと良く響くので、傍鳴りの音より、向こうに響いてる音に集中したほうがフレーズが生きるようです。

今日聴いてくれたヴィオラ奏者でカイル氏の奥さんは、
”CD聴いて退屈な曲かと思ってたら、楽しい曲ね!”と言ってくれ、またちょっとほっとしました。
後は本番、上向き加減で楽しく演奏しよう!

カイル氏はとてもいい状態に仕上がっていて、ヴィオラでここまで出来るのか、という可能性を見せてくれています。
今回カイル氏との共演が出来て感謝です。

今日は真っ青な気持ちのいい空になり、久しぶりに自転車通勤しました。明日もこんな天気だといいな、、。
右の写真はザーネさんとのツーショットです。

2008/02/06(水) 室内楽の楽しみ
ルーセル”トリオ”とプロコフィエフ”2台ヴァイオリンのソナタ”両方の合わせが昨日ありました。

ルーセルはフルート以上にヴィオラとチェロは難しく書かれている様ですがカイル氏もマルセル君も本番に向けてぐんぐん調子が上がっていて、3人の音色も溶け合ってきて、いい感じに本番持っていけそうです。
マイナーな曲ですが、”少しでもお客さんが楽しめるものにしたい”と3人で工夫し合える、こんな状況に感謝です。

”難しい〜”と思っていたプロコフィエフも、昨日スザンネと合わせしたら、結構仕上がってきました。スザンネの音はまるみと温かさが加わり、やはり凄く上手くって、この共演もいい刺激になります。

パリに居た学生時代、先生にしばしば、”自分より上手い人と室内楽をやりなさい。何よりの勉強になる。”と言われてたのを思い出します。

下は夏の写真でマルセル君、ザーネさんとスリーショット。

2008/02/04(月) 新鮮な風
”ナブッコ”昨夜は思いがけずコーティ氏の指揮でした。
本番前、控え室で”どうも、今日はコーティが振るらしい”と話すと、皆”わあ、それじゃ新鮮な風が吹くね!”

確かにコーティ氏の指揮は、同じ曲を何度も繰り返しても、毎回新鮮なエネルギーに満ちてて、スリル感もあり、楽しめるのです。特にイタリア物は、オーケストラの皆が”もっと彼に振って欲しい”と望んでいます。
昨日は少し飽きかけていた”ナブッコ”、コーティ氏のパワーで充分堪能させてもらいました。

帰り電車の中で、観客だったらしい方が話しかけてきました。
”客席から指揮者が誰か見えないんだけど、今日の”ナブッコ”は前回と違ったわね。”
”ええ、今日は主任のコーティ氏が振ってました。” ”やっぱり!”
お客さんも良く聴いてるんですね。


写真は本文と関係なく光永ホールでのマルセル君とザーネさんとの練習風景。今週末マルセル君とトリオの本番です。

2008/02/03(日) ウィーン風?
2月に入ってから気持ちの良い天気が続いています。でも、寒さはまたぶり返したみたい。
冬はベランダを冷蔵庫代わりに使えますが、今年は何度か自然野菜を凍らせてしまって、駄目にしたのもあるので、止めています。

今日はお昼のコンサートで”ウィーン風クラシック”シリーズ。
名前は”ウィーン風”でも、曲はヒンデミットとストラヴィンスキーなので、オケの仲間同士で
”どこがウィーンなんだろうね?”と言っています。
夜はヴェルディ”ナブッコ”です。ヴェルディ、演奏する側にしたら、”オテロ”などの後期の曲が音楽的深みあって興味深いのですが、このとこ人気があるのは初期の単調なもので、演奏回数も増えてます。


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