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2008/12/12(金)
武器のない兵士
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「だいたい一週間ぐらいで」と言われてて、とうに一週間過ぎたので「そろそろ楽器がかえってくる頃」と思い、昨日ミュンヘンに電話したら、「それが、まだ手付かずで、、、、。」あまりにびっくりして、かえって責めの言葉も出なかった。。。10日もたってて、何もしてない?
友人に、「それは舐められてるんじゃない?ちゃんと、”急いでくれ!困ってるんだ!”と言わないと、楽器が帰って来るの来年になるよ!」と言われ、もう一度急ぎの催促の電話をしました。10年来、頼りにしてる方なので、急がせるよりいい仕事して欲しい想いで、信頼してての事だったのですが、私の態度って舐めさせるのかな。。。
一番あせってるのは、1月頭のリサイタルに、練習が間に合うかと言う事と、グリンベルグ氏との春のリサイタルに、「合わせは1月にしておきたい」と言われてるので、その練習も間に合うのかと言う事。今手元にある楽器は、10日間使ってみてわかったけど、使い物にならない!パウエルという有名なメーカーではあるけれど、ナガハラと比べ物にならない、、と、ナガハラを使い始めて随分たって、身にしみてわかりました。
オーケストラの中では、本領の楽器のない私は武器のない兵士のようなもの。もう、フルートのグループの毒気にあてられっぱなしでストレス貯蔵度100パーセントです。 「君のような芸術家タイプの演奏家は、オーケストラに居たら魂をやられる。早く辞めた方がいい。」と忠告してくれたデッサウのエージェントの方の言葉が耳にこだましてます。でも、そしたら経済的にどうやってやっていくのか? 結局は当分、嫌気の指してるオケに居ながら試行錯誤すると思います。
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