ドイツの空の音楽日記

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最新の絵日記ダイジェスト

2016/10/24		パリでのリサイタルにて
2016/04/10		2016年は困難の年？
2015/09/28		ハルバーシュタットでのソロ演奏
2015/09/02		信じよう！！
2015/08/18		２０１５年日本公演を終えて

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	2008/12/30(火) もう大晦日か～

今日は”魔笛”昨日はベートーベンプログラム、おとといは”リゴレット”と、色彩豊かな仕事が続いてます。
今朝は”ニューイヤーコンサート”の合わせで、練習が間に合ってなく、指揮者があせっているところ、「コンサートは来年じゃないか。あせらなくていいですよ。」と言う団員が。。（来年って後２日ですが）クリスマスと大晦日の続くこの時期、ストで殺気立ってた団員も少し浮かれムードです。

このところ零下で道は凍ってますが、雪は降ってないのでなんとか自転車通勤続けてます。これで運動しないと、他に全然体動かしてない。。。吹いて食べてる毎日で、クリスマスからご馳走が続いてるし、ちょっとお腹が出てきたようです。。要注意！

	2008/12/26(金) 慌ただしくてもクリスマス

ドイツはまだ２５日です。２３日と、この２５日だけ、いいお天気に恵まれました！クリスマス中はパーティにも呼ばれるので、仕事も増えてるなか、自分の練習時間の確保は大変！でも、やはりなにか子供に帰ってウキウキしてしまう、この時期です。

昨日も今日も、クリストフのご両親のお家でパーティでした。大きなツリーも飾ってあり、その下でプレゼント交換して、鴨をご馳走になって、お陰さまでドイツ伝統的クリスマスの雰囲気を満喫させていただけました！一番嬉しかったのは、クリストフにプレゼントしたワインレッドのカシミアのセーターが、クリストフからだけでなく、ご両親からも凄く喜ばれた事。「息子に本当にいいプレゼントしてくれた！」と、普段服に関心のないお父さんまでが何度も言ってくれて、私もホクホク。

早朝に歌劇場で練習しましたが、久しぶりの太陽の出現に、このとこ億劫だった自転車通いも気持ちいい運動です。

	2008/12/23(火) まだ風邪引き坊主です。

こちらはまだ２２日。今日は朝と夜の仕事以外も、一日ずっと、じっくりモーツァルトのＤＵＯとプロコフィエフとフェルーを練習していました。昨日あまり寝てないので、途中一時間ほど練習室で眠りもしましたが。。。

朝はクリスマスコンサートの合わせ、夜はオペラ”ヘンゼルとグレーテル”の本番。この曲、回数行くほどに楽しくなってきました。

数日前に日本から送ってもらったルーでカレーを作ったら凄くおいしく出来たのですが、クリストフは”辛すぎ。作り物の味がする。君がカレー粉で作った方がおいしい。”とだだこねて、一回きり食べないので、私はこの数日、昼も夜もカレー三昧です。
クリスマスまでに食べちゃわないと、、、、。

	2008/12/21(日) クリスマスが追ってくる。。。

年末、ドイツ中が一番慌しくなる時で、オケも仕事が増えてます。そのせいか、普段時間や日付に正確なスザンネも、先日間違って一日早く合わせにやってきました。たまたま私はその場所にいて、問題なく練習できました。９ヶ月になるアルビン君を連れてきましたが、そろそろもう、おとなしい赤ちゃんではないのでアルビン君付きの合わせは難しい。。あさってはもう少し静かに合わせられると思います。

街中がクリスマス騒ぎで、クリストフのお母さんも「今年何やる？」と訊いてくださってますが、彼も私も大風邪ひいてるわ、オケは忙しいわ、私は新年にリサイタルもあるわで、クリスマスどころじゃない状態。一番気になってるのが、このリサイタルにいい状態に持っていく事と、もっと曲を練る事です。

	2008/12/19(金) 風邪で無口

久しぶりに風邪引いて、今声がちゃんと出ない状態です。でも、万端に整備されたフルートのお陰で演奏する方は大丈夫！歌手でなくて良かった～。ただ、オーケストラに行くと、誰とも話をしないわけにはいかず、出ない声で皆に「声が出ないんだ」と伝えるのも結構つらいです。勘違いしてつんけんする団員もいるし。。。ま、一月にコンサートだから、今のうち風邪引いておけるのは良かった。

昨日、今日とオーケストラはシンフォニーコンサートで、ファリャを中心に、ラベルとドビュッシーのスペイン調の曲ばかりを集めた、「スペイン・シリーズ」です。誰が言い出したのか、女性は皆髪に赤い薔薇をさすことになり、コーティ氏は知らなかったようで、舞台に出て皆を見たとき少し”ギョッ”としてました。

	2008/12/17(水) 帰ってきたウルトラマン

昨日、帰って来ました！本来のフルートが。
あ～よかった～！と、試してみたら、「あ～やっぱりこのフルートはちゃんと鳴る！」。
帰って来るのが遅れた分、仕事でかえして頂いたな、という気がしました。自分の調子が悪いんだかフルートが合わないんだかくさっていた気分が一変に解消されました。
ナガハラフルートは全然レベルが違う！
そして、植澤氏の技術と合間って、最高の楽器だと、今回ふたたび再確認しました。

	2008/12/16(火) 運動不足

久しぶりに自転車通勤して、少し気分すっきり。運動不足はいつも感じてるんですが、どうも冬は億劫になりがちです。
明日、やっとフルートが帰って来るそうです。手元に届くまではなんとなく安心できませんが、２週間以上違うフルート吹いてて、自分の調子がどうなんだかも良くわかりません。。。
帰って来たらまずは調子を戻すのが大変かも。。。

今週はシンフォニーコンサート、ファリャ中心の、ドイツとしてはまた少し血色変わったプログラムですが、結構楽しそうです。

	2008/12/12(金) 武器のない兵士

「だいたい一週間ぐらいで」と言われてて、とうに一週間過ぎたので「そろそろ楽器がかえってくる頃」と思い、昨日ミュンヘンに電話したら、「それが、まだ手付かずで、、、、。」あまりにびっくりして、かえって責めの言葉も出なかった。。。１０日もたってて、何もしてない？

友人に、「それは舐められてるんじゃない？ちゃんと、”急いでくれ！困ってるんだ！”と言わないと、楽器が帰って来るの来年になるよ！」と言われ、もう一度急ぎの催促の電話をしました。１０年来、頼りにしてる方なので、急がせるよりいい仕事して欲しい想いで、信頼してての事だったのですが、私の態度って舐めさせるのかな。。。

一番あせってるのは、１月頭のリサイタルに、練習が間に合うかと言う事と、グリンベルグ氏との春のリサイタルに、「合わせは１月にしておきたい」と言われてるので、その練習も間に合うのかと言う事。今手元にある楽器は、１０日間使ってみてわかったけど、使い物にならない！パウエルという有名なメーカーではあるけれど、ナガハラと比べ物にならない、、と、ナガハラを使い始めて随分たって、身にしみてわかりました。

オーケストラの中では、本領の楽器のない私は武器のない兵士のようなもの。もう、フルートのグループの毒気にあてられっぱなしでストレス貯蔵度１００パーセントです。
「君のような芸術家タイプの演奏家は、オーケストラに居たら魂をやられる。早く辞めた方がいい。」と忠告してくれたデッサウのエージェントの方の言葉が耳にこだましてます。でも、そしたら経済的にどうやってやっていくのか？
結局は当分、嫌気の指してるオケに居ながら試行錯誤すると思います。

	2008/12/10(水) 感動薬

ある方からコーヒー豆にチョコレートコーティングしたお菓子をプレゼントされました。辛党の私にも、このコーヒーの苦さと少しのチョコの味は結構いけて、本番前にパクパクやってしまったら、、、、またまたコーヒーの威力が！

オペラ”ヘンゼルとグレーテル”でしたが、感動しまくりながら吹いてました。確かに綺麗だしメルヘンもあって、クリスマスにぴったりの曲ですが、何回もやって少々飽きてたんです。
またまたうちのオケがすご～い名演に聴こえて、、、。
コーヒーってドラッグですね～。

	2008/12/08(月) たまにはいい事してます。

昨日の日曜は朝と午後、貧しくてコンサートにいけない観客の為のコンサートでした。年に一度、このクリスマス前にこの企画をやっています。内容はオペラ”ヘンゼルとグレーテル”から抜粋のハイライトでした。うちの歌劇場もいい事するんですね。

代わりのフルートで吹いて、もう一週間。来週には本楽器が帰って来るはずです。少しこの楽器にも慣れましたが、やはり楽器としてのクォリティーは大分違います。

もう、ドイツはすっかりクリスマス気分で、今日は本番前にグリュンワイン（クリスマスシーズンに飲む、甘くて熱い赤ワイン）を手作りで持ってきて、皆に配ってくれた団員もいました。
本番、なんだかほんわかしちゃいましたけど。。

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