ドイツの空の音楽日記
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2008/11/13(木) 音楽の天使・モーツァルト
今、オーケストラの方はモーツァルト「魔笛」の練習があってます。子供の頃からよく父と話してたのが、「モーツァルトのオペラって、悪役とかおどけ役が出るときの方が音楽的に面白いね。」本当にそうなんですよね〜。モノスタトスも、あまりにいいアリアがついてて、彼が出てくるたび音楽が盛り上がるから、典型的悪役なのに憎めない。お話の主人公はタミーノ王子でも、音楽の主人公は脇役なはずのパパゲーノになってて、パパゲーノのアリアはコロコロ音楽的場面が変わって、常に躍動してて厭きさせない。
そして、タミーノが、パパゲーノが、恋人に再会するシーンの音楽が、何てサラッとしてて感動的なこと!この、一瞬で天国の境地になる感覚を、モーツァルトほど見事に音にした人、居ないんじゃないかと思います。

モーツァルトはフリーメーソンに入ってたとか、このオペラはフリーメーソンの依頼だったとかその様子だとか、とか、色々言われてますが、天真爛漫で音楽の使いだったようなモーツァルトの精神は、狭い教団に納まる事なく、人生を横臥してたと、彼の音楽は言ってる気がします。

最近室内楽でもモーツァルトの新しい曲が増えて、今モーツァルト三昧です。でも準備するのは精神が洗われるようで楽しいです。年が行くほど良さがわかってくるのがモーツァルトかも。学生時代は退屈、と思ってたんですけどね〜。


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