ドイツの空の音楽日記
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2008/10/11(土) 可愛いストライキ
オーケストラは昨日はオペレッタ・ガラコンサートとロシアプログラムの合わせ。行って見たら今、更に給料を減らし仕事を増やすと脅されてる事に対してのストライキがあっていて、練習の最初の45分を皆でつるんで演奏しない、、というアクションがありました。本番に影響しないし、被害は最小なので、可愛いストライキだと思いました。これが効果あるのかな?その後何事もなかったかのように練習開始でした。

もうすぐスザンネとのコンサートで、そのDUOを合わせるのに、彼女7ヶ月になった赤ちゃんを歌劇場に連れてきました。
まだそんなには動かないから赤ちゃん横に練習可能ですが、そろそろ無理でしょう。

彼女とのDUOの方より心配なのは四重奏のほうで、なかなか4人が集まれないから、昨日はチェロのクリストフと2人でも新曲のバッハとドビュッシーの合わせをしました。まずは上と下のラインの息が合ってれば四重奏でもいくらか楽になるでしょう。

昨日は本当に久々の自転車での通勤!天気良かったので気持ちよかったです。何かこう言う事で運動しなくちゃ!慢性の運動不足です。今日も思い切って自転車にしようかな、、、。夜はロシア・プログラムの本番です。

2008/10/09(木) 頭がまとまらないこの頃
な〜んかこのとこオーケストラが忙しすぎて、それも頭の混乱するような現代曲シリーズが2回もあったりして、音楽やってるというより仕事に追われてる印象です。よくないな〜。

新しい曲が4曲もある四重奏のほうも、ちょっと難航気味。
同じオーケストラにいてもなかなか4人が集中して新曲に取る組める時間も心の余裕もなくて、この調子で大丈夫かな、、。

雑用も山ほど溜まってるので、少し整理して紙に書いて、少しずつ片付けなくちゃ。クリストフからは、”君も少しはフルート以外の事も考えてやらないと駄目だよ!”とよく注意されます。

忙しくても頭がすっきりしてればなんと言う事がないはず。。
でも、本音は今、数日の休みが欲しいなあ。。。

2008/10/06(月) 健康的な夕食、かな?
今日(日曜日)は夕方からの本番だったので、8時にはうちに帰れ、久々にちゃんと夕食も作れました!火曜日に農家から野菜が届くので、冷蔵庫の野菜を使いきりたかったのです。明日は全然料理する時間ないし、、、。

レタスとかいわれ大根のサラダ、それに野菜カレーになりました。カレーはこっちではルーは売ってなくて、カレー粉で作ってます。フレッシュチーズを加えると少しとろみがついて味にコクがつくみたい。

明日、月曜は一日中、知らない現代曲ばっかりのオーケストラ・コンサートの合わせです。こんなプログラム、この街の人が聴きに来るのかしら、、、。

2008/10/05(日) オケ側からの感想
ムソルグスキー”ボリス・ゴドノフ”合わせが進んでますが、う〜ん、きれいだけど、やっぱりオーケストラはバックの雰囲気作り、あくまで伴奏、で、ちょっとつまんないかな。
自分がやってるフレーズの意味があまりないというか、、。
もちろん、これはオケの中で演奏する側の感想で、オペラとしての批判ではありません。

ショスタコーヴィッチは歌もオケも主役。おまけにそれぞれの楽器にソロの活躍の場もあって、演奏家のやる気も刺激するように出来てるようです。ショスタコーヴィッチはロシアのモーツァルトと言われてるぐらい、やはり天才的です。

モーツァルトの”アイネ・クライネ”と”C-Dur四重奏”、メトロノームで丁寧に練習していってます。こういう誰でも知ってる曲ほど、丁寧に仕上げないと、モーツァルトはすべての粗がまる聴こえになるので。いい勉強です!

右は本文と関係なく、うちのオケでヴィヴァルディのフルート協奏曲の本番中の写真です。

2008/10/03(金) 編曲注意
今度のフルート四重奏コンサートでは、またまた私の編曲したドビュッシー”月の光”もやる事になって、なんとなく嬉しい私。
ところが、いい気になって編曲してると、ある年代以降の作品は編曲禁止なので気をつけなくては、です。

来年の歌劇場の室内楽コンサート、ある曲の編曲も入れていたら、先日、マネージャーが青い顔して飛んできて、”とある協会からクレームが入った!”と!
慌てて”選曲ミス”と言う事に片付けて、代わりの曲を見つけました。歌劇場が対応してくれたから良かったけれど、個人にクレームが来るとこうは行かないでしょう。

今晩はショスタコーヴィッチ”レディ・マクベス”の本番です。
この曲は自分のソロも多くてやりがいあります。

2008/10/01(水) 良心の呵責のない時代?
11月にあるフルート四重奏のコンサート、そこでは昨年演奏したばかりなので、少し新しいレパートリーも増やそう、と、昨日仲間とあれこれ試して見ました。モーツァルトの”アイネ・クライネ・ナクトミュージック”もその一つ。弦の皆はさんざん演奏した事があるから慣れてます。私がしっかり練習しなくちゃ。

昨日から”ボリス・ゴドノフ”練習が始まりましたが、う〜ん、フルートは待ちが多くて、全体にオーケストラはバックグラウンド的存在で、演奏するのはあまり楽しくないかな、、、。
オペラのテーマはずっと、王になるために赤ちゃん殺しをしたボリスが罪の意識で苦しむ、と言うもの。
このボリス役の歌手がぐいぐいとその世界に周りを引き込んでくれれば味わい深いものになるでしょう。

クリストフが、”そんな、良心の呵責なんて、現代の人間には無縁だね。こんなオペラ、わかんないんじゃない?政治からオーケストラ内から、皆で皆をだましあって金を搾り取って、誰がそれで困ろうとも知らん顔じゃないか。”と言っています。う〜ん、、、。


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