ドイツの空の音楽日記
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2007/08/13(月) 凄い生命力
かいわれ大根は凄いです!たった3日で、今朝5cmあり、
今また夜見たら7cmになってました!
クリストフものぞくたび”おお!”と声をあげています。
脱脂綿に種まきして、水しかやってないのに不思議な気分です。

バルコニーには細ねぎを栽培してますが、こちらも、切っても切っても数日たてばぐいぐい伸びてきます。
おかげで3日に一度は薬味として使ってます。
こちらは土に植えてますが、もう30回ぐらいは切って使ってると思います。

今日になったらやっぱり天気は晴れていて、やはり私の移動の日だけ雨になってる、、、。自分の雨女度を思い知ってます。
それにしても暑すぎず、過ごし易い夏です。
空にはいくつか気球が浮いています。




光永氏奥様が嬉しい7月の写真を送ってくださいました。
右は広島のにいたかホールにて、ピアニストの小倉さんと、
将来有望な高校生ピアニスト・光永有香ちゃんと共に。

2007/08/12(日) バルベック・コンサート
バルベックでのコンサートから帰って来ました。
やはり行き帰りは雨で、本番中も天候怪しく、本来そこの遺跡で野外コンサートの予定でしたが、急遽近くの教会で演奏しました。

天候の割りにお客さんには恵まれ、楽しいリラックスした雰囲気になりました。ブランデンブルグ協奏曲はJ.S.バッハの生涯でも最も幸せだったと思われるケーテン時代の曲ですが、演奏の回数重ねるごとにその幸せさが伝わってきます。
バッハの特徴は元々キリスト教の贖罪の精神で重いのですが、この時期のものはフルートソナタでも、珍しくウキウキしてる曲があり、さわやかなチェロ組曲なんかもこの時代です。

写真はバルベックの遺跡。教会の跡だそうです。

2007/08/11(土) びっくり・かいわれ大根
ドイツはまだ10日です。
明日バルベックでコンサートなのですが、このとこずっと晴れだったのが今日になって怪しい天気になってきました。
アルザス行き帰りも雨でしたが、移動となると雨になるのがジンクスになりそうです。

今日、チェロのイータイから連絡あり、10月5日にフルートとチェロのドゥオ・コンサートやらないかとの事で、嬉しく引き受けました。バッハの無伴奏パルティータ、ヴィラ・ロボス、そして私のまだ知らないドゥオ曲を送ってくれるそうです。

無伴奏パルティータは昔コンクールでよく課題曲になってましたが、コンサートでは曲負けしそうで、ずっととりあげてなかったのです。いい機会になります。
11月に決まってる四重奏のコンサートもひとつ増えて3日連続になりました。

仕上げるべき曲、それも大きな曲が増え、今日から練習にもぐっと身が入るようになりました。

昨日からかいわれ大根の室内栽培を始めたのですが、びっくりです!その日の夕方には芽が出かかってました。
今日は早いものはもう1cm程芽が伸びてます。
伸びるのがひげより早い!凄い生命力にびっくりです。


下はリクエか、カイザースベルグの町。どっちか忘れました、、。どっちもアルザス地方です。

2007/08/10(金) ベルグマン
今朝気になっていた大掃除をやっとしました。でも、やりだしたらきりがなくて、まだまだ汚いところが残ってます。

お昼から歌劇場に練習に行き、帰ってきたら税金申告の準備を終わらせようと思ってて、今やってましたが、頭痛くなって、続きはまた明日、、。気の乗らない雑用はどうも時間かかってしまいます。

映画監督のイングマー・ベルグマンがつい最近亡くなったそうですが、偶然、このとこ彼の最後の作品の”ファニーとアレクサンダー”を見ていました。6章ほどに分かれていて、随分長い作品ですがこの作品に全てをこめて、最後の作品としたのが良く伝わってきます。
アレクサンダーには彼自身の子供時代の訴えがこもってます。


写真は文と関係なく、ストラスブルグにて。

2007/08/08(水) 腰の重い雑用
夏休み中に税金申告の準備、年金証明の準備をしておかなくちゃ、と思いつつ、なかなか腰が重い、、でも、数日中にやろうと思います。
ドイツは書類の国で、何かと紙の雑用が多いです。
年金なんてそんな何十年も前からあれこれ書類用意して置くなんて、、と思いますが、、、。

夏休みはやはりありがたいシステムです。
映画鑑賞、森林浴、などなど普段出来ないことを大いに出来る期間です。


下はコルマー街にての写真です。

2007/08/07(火) ヨーロッパ人の命、夏休み
しばらくウキウキと夏休み満喫しましたが、また今週末はコンサートです。それに、急いで練習すべき曲も出てきたので、昨日からやっと練習再開始めました。
一週間吹いてなかったので、”ひどい音だろうな”と思いながら始めたら、一瞬火を噴いたかと思うような不思議な感覚がありました。
従来の吹き方に戻す前に、しばらく精神開放した後のこの状態にも、何かステップアップのヒントがありそうです。

歌劇場はほとんど誰もいなくて、大きな城を一人で使ってるような贅沢な気持ちです。
こちらの人には、”なんで夏休みまで練習するんだ”と言われますが、ヨーロッパの人はこの夏休みに遊ぶ事を楽しみに一年働いてる人が多いです。
クリストフも、”夏休みはチェロの蓋を開けない!”と言い切っています。
”日本では一般人に夏休みは存在しない”と言うと驚かれます。


写真は登山途中に見下ろしたアルザス地方の町々。

2007/08/05(日) アルザス旅行
アルザスの小さな町、エギュイスハイムに着いてすぐ目に入ったのが、高い教会の上に大きく乗ってる鳥の巣でした。
”え!あれ、コウノトリ?!”
とびっくりしてると、クリストフが、
”なんだ。見た事ないのか。そんな珍しいもんじゃないよ。”
と、びっくりしてる私にびっくりしてました。
見ると、何匹もゆうゆうと空を飛んでいます。

そして、町にはスーパーマーケットなど一切なく、花で飾られた古い建物のみで、それも色とりどりで、まるでおとぎ話の絵本の中に入り込んだような印象を受けました。

遠かったのでちょっとぶれましたが、感激して取ったそのコウノトリの巣の写真です。この教会の他の教会にも巣を作っていました。この地方の名物になっています。

2007/08/04(土) アルザス地方
月曜から金曜までアルザス地方を旅行してきました。
演奏も治療も関係なく気の向くまま旅行したのは10年ぶりぐらいかも、、。

ストラスブルグとコルマーを中心に、その周りの小さな村々を渡り歩きました。
今はフランスですが、歴史的に何度もドイツ領にもなったこのあたり、古き良き物が残り、両方の良いとこだけ混じった、でも気候はフランスの軽やかな空気に恵まれた、最高のバカンス地方です。

コルマーには昔から興味あった16世紀の画家、グリューネバルトのオリジナル画がありました。これは偶然でした。
ドイツの作曲家ヒンデミットがこの絵に感銘して”画家マチス”を作曲したのでした。

美術館の最後方にあったキリスト昇天の絵には釘ずけになって見入りました。
それまで見てた平面的な絵とうって変わって立体的で、遠目に光が差し込んでるように見える、迫力もうったえもぐんと強い絵でした。数分後、それがグリューネバルトの絵だと知り、同時代の他の画家が持たないエネルギー持ってた芸術家だったんだなと思いました。

その後にはヒンデミットのCDでよく見た有名な絵もありました。
ただ、思わず本当にキリスト昇天の場に入り込んだような錯覚を生み出させられたこの絵は忘れられない絵となりました。


下はコルマーの街で。私自身は後ろで陽気なボーイさんが肩組むまねしてるのに気づいてませんでした。


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