ドイツの空の音楽日記
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2007/07/30(月) 雨の日の休日
しばらく続いていた本番がちょっと途切れて、ほっとしたと同時にどーっと疲れが出ました。
今日は久々にコンピューターゲームでリラックス?しています。

数日クリストフとストラスブルグに遊びに行こうと思っています。クリストフはしばらく私にほって置かれたので、”さびしい!”を連発しています。


下は演奏会をしたヘックリンゲンのエヴァンゲリッシュ教会・内部

2007/07/29(日) 無事に帰国・雨女
日本から無事帰り着き、今日、多少時差ぼけながらドイツでのコンサートも無事乗り切りました。

日本でのコンサートは、ひとえに光永社長一家の支えのお陰で成り立ち、私もピアニストの小倉さんも純粋に音楽に集中できる状況を与えていただけました。
心から感謝しています!

4つあったコンサートのうち、14日の予定は、丁度台風とぶつかり、中止となりました。残念でしたが、次の日からのコンサートにじっくり合わせる時間が増えたのは良かったかもしれません。

今回の私は全くの雨女で、ドイツを発つ時雨。パリを通ると雨。福岡に着くと雨。山口についた日も雨。さらに広島に行った日も雨。

コンサートを終えて、箱根に治療・施術に行った日も雨でした。
施術は、効き目が出てきたと思ったところで時間切れになりましたが、これからの方針、心構え、いろんなことがはっきりしました。

そして、今日、ヘックリンゲンという街にコンサートに行きましたが、またしても雨で、土砂降りの中に到着しました。
”こんな雨だと客が来ないかも、、”
と心配されましたが、どうして、始まってみると満員のお客に恵まれました。
週末のコンサートなので16時、という早めの時間だったのも、時差ぼけ気味の私にはラッキーでした。

マグデブルグをはじめ、ライプツィッヒ、ベルリン、ワイマール、ハレから選りすぐりのつわものが集まり、お互い違うスタイルで刺激しあっての楽しい演奏の場になりました。


下は7月15日・レストランキャプテンでのミニコンサート後、キャプテンのシェフご夫婦とピアニストの小倉さんと

2007/07/09(月) 7月26日までお休みです!
やっと最後の仕事、オペレッタ・ガラコンサートが今日終わり、9日の早朝に日本に発ちます。

7月9日から7月26日まではドイツの空の音楽日記お休みしています。いつも読んでいただいてる方、ありがとうございます!

26日にドイツに帰国してからまた再開しますのでどうぞよろしく!

日本でラーメン食べれるのが今から楽しみな私です。

2007/07/08(日) エネルギー一杯のヴィヴァルディ本番
ヴィヴァルディの”ぎしきひわ”協奏曲、6日の本番はその場で大きなエネルギー湧き出て元気一杯に演奏できました。

その日は嵐になったり日が照ったり忙しい天気で、本番の19時ごろは直前に大雨になり、結局大ホールで演奏する事になりました。

ひどい天気なのにお客さんは一杯!中庭だったら席が足りなかったでしょう。
そのお陰で響きすぎる音響もある程度丁度よくなっていました。

石造りの大ホールの中は寒くて、演奏始めてみたら、薄いドレス姿の私はちょっと体が凍えてる感じがしましたが、すぐに猛烈なエネルギーが溢れて来ました。
それは天から降ってきてるのか自分の体から沸いてくるのかわからない、まぶしいような光を感じてました。
強いスポットライトなどなかったと思うので、ステンドグラスからの光だったのでしょうか、、。
寒いはずなのにその光が熱くて熱くて自分でもわかるぐらい汗が流れ出ました。

ゆっくりの楽章、2楽章はほとんど無我の、一番いい集中の状態になれました。

一番速い3楽章、コントロールして抑え目のテンポでやったつもりでしたが、録音聴いたらとんでもない、
全く好きな速さで飛ぶように吹いてました。
でも、オーケストラはちゃんと付いて来てくれていました。
そして、客が多かったおかげで音響も聴こえる状態で、録音を聞きながら、”ああ、ありがたい!”と思ってました。

1楽章ではヴィオラソロが、肝心の場所で落ちてしまう、というアクシデントもありましたが、私のソロにもオーケストラにも影響なく、聴いてた人にはわからなかったそうです。
こういうのも後になれば笑い話です。

その後、今は溜まってるオーケストラの仕事に追われつつ、日本でのコンサート・プログラムの仕上げに励んでいます。

明日ベルリンから日本に発ちますが、明日からドイツ交通がスト!どうなることやら、、、、。

(写真は本番のあったクロスター・ウンザー・リーバー・フラウエン)

2007/07/06(金) クロスターでのゲネプロ
今夜がいよいよ協奏曲の本番で、今朝最後のゲネプロがありました。このコンサートシリーズは”星空下のコンサート”と名づけられてて、天気がよければクロスターの美しい中庭であるのですが、今朝は雨が降って、中の大ホールで合わせました。

中庭は音響が丁度よく、すべての音が聴こえますが、大ホールは大きい石造りの教会ですからワンワン響き、演奏上、速過ぎなくしっかりアーティキュレーションしないと何やってるかわかりにくくなります。

さっき録音を聴いたらピアニッシモに音を落としてるところがわかりづらく、これはもし本番大ホールならピアニッシモの箇所もしっかり大きめに吹かないとな、と注意点がわかりました。

天気は刻々とその姿を変えてるので、今現在どっちになるか想像がつきません。

今日は大変な日で、自分のソロの本番の後、またすぐ夜中には野外劇場でオペレッタの仕事です。
皆には”え〜!!可哀相!!”と同情されてますが、かえってソロやることへの羨望が減っていいかもしれません。

(写真はそのクロスター・ウンザー・リーバー・フラウエン)

2007/07/05(木) 2回目のオケ合わせ
2回目のオケ合わせ、今日はかなり昨日より良くなりました。

合わせの前にコンサートマスターと、ちょっと2人でも合わせをし、かなりテンポが安定しました。
肝心の、昨日全く合わなかったヴィオラのトップとも打ち合わせしました。それでもヴィオラとはなかなか合わなかったのですが、彼は
”明日の空いてる時間にも合わせておこう”と言ってくれ、気持ち的に歩み寄りがあって、なんとかなりそうです。

3楽章は、自分の好みのテンポより少し抑え目でないと、オーケストラが付いてこれないようでした。

2楽章はチェンバロとチェロのトップのみの伴奏なので、全く問題なく好きに楽器を歌わせることが出来ます。
指揮者のチェンバロともチェリストとも心意気はバッチリあってるので、これはただただ楽しみです。

お昼はいったん帰ってきて、届いたばかりの自然農法野菜で満ボリュームのサラダをたっぷり作りました。
クリストフも”君特製のサラダおいしい!”と喜んでくれて、満足です!

2007/07/04(水) ちょっと困難なオケ合わせ
ヴィヴァルディの”ごしきひわ”協奏曲、今日からオーケストラとの合わせです。
部分的に思うように演奏するのがかなり困難でした。

前にはバロックのスペシャリストのシュナイダー氏とトップメンバーで共演させていただいてたので、彼らの力のお陰で何も苦労なく、好きに演奏できてたのだ、と言うことが良くわかりました。だから、こういう場合、どうひっぱたら上手くいくのか、ちょっととまどってます。

まあ、明日も合わせがあるし、指揮者とは心情的にはいい感じで話せているので、まだ何とか出来る!と前向きに考えています。

それにしても、やはりオーケストラと共演させて頂くと、室内楽では得られない喜びも勉強すべきこともあって、やっぱりいい体験できて幸せです。

2007/07/03(火) 指揮との初あわせ
今朝初めて指揮者のロース氏とヴィヴァルディのフルート協奏曲の打ち合わせをしました。

ロース氏は私の数箇所テンポを変えるアイディアも、ダイナミックも快く受け入れてくれ、
”君のやってる事はとてもきれいだし音楽的だ。つけるから、好きに演奏していいよ。”と、
思ったよりずっと感じが良くてほっとしました。

彼は”チェンバロの弾き振りだけれど、チェンバロを練習する時間がない。”と嘆いていて、実際大変そうだったので”あと3日だけど大丈夫かな、、”と少し思いましたが、、、。

2007/07/01(日) 嵐のこの夏
今日は野外劇場での"オペラ・ガラコンサート”です。
このところ風が強くて、昨日のゲネプロではしょっちゅう楽譜が飛ばされて、あわせどころではない状態でした。

ドイツでは6月27日前後の天候がそのまま7週間続く、というジンクスがあり、70パーセントの割合でそうなるそうです。
今年はその辺からこの嵐的天候が始まって、どうやら夏いっぱい嵐のままのようです。
ちょうどその時期から野外劇場に移ってるのでこれは不運でした。

ヴィヴァルディの協奏曲は先日クリストフに聴いてもらい、思ったことのアドヴァイスをもらいました。
父親がテレマンの権威者で、テレマン賞ももたっらだけあり、彼のバロックや古典のスタイルと表現法のみは深くて勉強になります。


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