ドイツの空の音楽日記
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2007/05/11(金) ぎっくり首
昨夜と今日がシンフォニー・コンサートの本番です。
ところが、おととい、オケ練習最中、急にまるでギブスでもはまってるみたいに首が回らなくなってることに気が付いてちょっとあせりました。

ただでさえ、新しい姿勢で猛練習していて、首や肩が異常に凝ってしまってる中、雨風のなかを自転車で練習場に来て、冷えてるのに急にストレッチやったのがいけなかったようです。

昨日は朝のゲネプロの後、家で暖めて、負担の無い体操を繰り返したりして、夜にはなんとか少し首も回りました。
しかし、本番では、吹くことよりも、吹かないで待ってるちょっとした時間が苦痛でした。
お客さんが見てるので、ピシッと座ってなくてはならず、体を揺らしたり首を回したりして調整できないので。

昨日の本番後では指揮者に(良い演奏した者として)立たせて頂いたり、仲間も賛辞をくれる人がいてほっとしましたが、大好きなショスタコーヴィッチなのに固まってる首では自由には演奏できなくて、とても残念です。

今朝起きたらまた少し良くなってるようですが、このとこ精神力で無理してて、体が疲れ切ってるのに自分で気がついてなかったようです。それに、練習の量にあわせてもっと意識して体を動かすべきですね。今日の夜も本番ですが、それまで上手く調節しなくちゃ、、。

2007/05/09(水) ショスタコーヴィッチ
今週はシンフォニー・コンサートで、しかも私の大好きなショスタコーヴィッチがメインです!
大変だと感じる事の多いシンフォニー・コンサートの週も、今週はひたすら楽しいです。

ショスタコは交響曲9番をやります。それとスクリアビンのピアノ協奏曲とラヴェル”亡き王女の為のパヴァーヌ”。
聞く側としても楽しいプログラムでは?と思います。

昨日と今日は久しぶりの大雨。
まるで乾ききった大地を癒すかのようです。

雨の中、自転車で、歌劇場でない街外れの練習場に行くことだけが、ちょっと苦痛かな、、。

2007/05/06(日) ラッキーな”ナブッコ”
今日のオペラ”ナブッコ”の本番、コーティ氏とソプラノのアニタ・バーダーの急病で、指揮もソプラノもゲストが呼ばれました。これが、素晴らしいソプラノと、センス良い指揮者が来て、急に、ここはウィーンかと思うような高貴な演奏になりました。

ナブッコのソプラノは異常に高い音域で、かとおもうとやたら低い音域も出てきて、歌いにくい物だと思うのですが、今日のゲストのエレナさんはそんな事微塵も感じさせず、うっとりするようなビロードのような声をふんだんに聴かせてくれました。

本番前、朝から吹きっぱなしだった私はへろへろに疲れてることに気付き、力がまったくなくなってて、急いで歌劇場向かいの行きつけの中華で何か食べとこう、と思いました。
中途半端な時間だったので客は私一人で、幸い一番上手いコックがさっと私のために野菜たっぷりのカレーを作ってくれました。
このコックはいつもまごごろ一杯に作ってくれるので、いつでもおいしいんです。
御蔭で再び力を取り戻し、元気一杯で本番に臨めました。

2007/05/05(土) ラ・ボヘーム
今日はプッチーニのオペラ”ラ・ボヘーム”の本番でした。
公演が久しぶりなのと、新しい指揮者の為に昨日はその練習でしたが、要領が悪くて永遠に終わらない合わせでした、、、。
すでに曲を知ってる私達には余り意味がなく、舞台設定なのでもめて先に行けないことが続き、
”最終電車が行ってしまう、、”とハラハラしましたが、何とか最終電車の行く2分前に終わり、”無駄だよ〜”と言う仲間を振り切って駅に走って、セーフ!!

今日の本番は練習のように永遠にやる事はないので安心して演奏できました。そういう問題じゃないか、、。

”ラ・ボヘーム”はプッチーニの円熟期の作品で、彼独特の甘くてもさわやかな節と細かいリズムが上手く組み合わされていて飽きずに楽しめる曲です。

2007/05/02(水) 支えあう仲間
今週は大変なプログラムにもかかわらず、インゴが、2時間ほどかけて丁寧に改善すべき面を見てくれました。
仕事の合間になんとかインゴのアドバイスを消化して、幾つかの事に気をつけつつも自由に演奏出来るように持って行ったら、夜の”オルフェウス”での休憩時間に、ゲオルグが”今聴いてあげようか”との事で聴いて貰いました。

結局色々改善して新鮮だったのもあって、ゲオルグは”脱帽だよ!前回聴いた時より良くなってる。フレーズもいいし細かい音も凄く綺麗。音は、昔のままでも新しいほうでも、どちらも良いと思う。自分でこっち!と思うものでやるべきだ。”
絶賛してくれましたが、ゲオルグのような人に認められたら自信になります。

仕事の合間にさらってる時、ヴィオラのシンケ君も”ちょっとだけ聴いてくれ”と入ってきて、バッハの組曲を聴かせてくれました。彼もいつもどこか進歩して行ってる人で、こういう仲間って励みになります。

オーケストラって、毎日同じ100人ぐらいの仲間に会うので、人間関係難しい事もたくさんあるのですが、良い人達とお互いの向上を助け合える幸せな面を実感するこのごろです。


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