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2007/05/30(水)
ぎりぎりで救われた?
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私を嫌ってる、例のピアニストですが、やはり合わせなしで本番やるのは怖いな、、と思っていたら、今日、偶然練習室が隣だったので、思い切って頭をさげて合わせをしてもらいました。
そしたら、、、ひどかった!! 全く練習していない。リズムも音量もめちゃくちゃ。 おまけにあわないのをすべて私のせいにして、 ”そんな演奏じゃあ”というようなクレームばかりつける。 私の試験だから伴奏者があわせてくれるのが普通なんですが、、。
合わせを録音したのをクリストフに聴かせると、いつもは私の音楽のことには口出ししない彼が ”今すぐよく知ってるピアニスト数人に電話して、代理を頼み込め! これじゃあ、試験にならない!全くピアノに邪魔されてるじゃないか!”
私は思考がストップ状態で、でも、渦の中にいる私には見えないものがクリストフには見えてるだろう、と、素直に従いました。
親しいピアニストに電話しまくりますが、あまりにぎりぎりでその日空いてる人がいません。。この間、クリストフは珍しく ”次は誰々に電話しろ!駄目だったら誰々だ!”と、命令的口調で、きびきび行動させてきました。
やっと、アンナがつかまりました。 ”私達まだ一緒にやってない曲?じゃ、明日の夜、あわせてみましょう。”と。
クリストフはそれを聞いて”よかった!”と手をたたき、 ”君には言わないようにしてたけど、あのピアニストは夫婦ともに2年間君を苦しめてきた。そして、このひどい演奏!!緊張する試験に、君に悪影響しかない、と、わかってた。”
こんなにクリストフが応援してくれてたこと、正直ちょっとびっくりしました。
今は色んなことで頭が麻痺状態で、こうなったら、もう、何も考えず、ただアンナといい演奏するのみだ、、としか思えません。 公式ピアニストを蹴れば、きっと周りには後でやーやー言われるでしょうけど、クリストフも言うように、 ”君が精神的に自由で、いい演奏に集中することが先決だ。周りには言わせておけ。”
今日は自分がか弱い愚か者だってことを実感した日でした。
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