ドイツの空の音楽日記
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2007年5月
前の月 次の月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
最新の絵日記ダイジェスト
2016/10/24 パリでのリサイタルにて
2016/04/10 2016年は困難の年?
2015/09/28 ハルバーシュタットでのソロ演奏
2015/09/02 信じよう!!
2015/08/18 2015年日本公演を終えて

直接移動: 201610 4 月  20159 8 3 2 1 月  201412 5 4 3 2 1 月  201312 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201212 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201112 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201012 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200912 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200812 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200612 11 10 9 8 7 6 5 月 

2007/05/30(水) ぎりぎりで救われた?
私を嫌ってる、例のピアニストですが、やはり合わせなしで本番やるのは怖いな、、と思っていたら、今日、偶然練習室が隣だったので、思い切って頭をさげて合わせをしてもらいました。

そしたら、、、ひどかった!!
全く練習していない。リズムも音量もめちゃくちゃ。
おまけにあわないのをすべて私のせいにして、
”そんな演奏じゃあ”というようなクレームばかりつける。
私の試験だから伴奏者があわせてくれるのが普通なんですが、、。

合わせを録音したのをクリストフに聴かせると、いつもは私の音楽のことには口出ししない彼が
”今すぐよく知ってるピアニスト数人に電話して、代理を頼み込め!
これじゃあ、試験にならない!全くピアノに邪魔されてるじゃないか!”

私は思考がストップ状態で、でも、渦の中にいる私には見えないものがクリストフには見えてるだろう、と、素直に従いました。

親しいピアニストに電話しまくりますが、あまりにぎりぎりでその日空いてる人がいません。。この間、クリストフは珍しく
”次は誰々に電話しろ!駄目だったら誰々だ!”と、命令的口調で、きびきび行動させてきました。

やっと、アンナがつかまりました。
”私達まだ一緒にやってない曲?じゃ、明日の夜、あわせてみましょう。”と。

クリストフはそれを聞いて”よかった!”と手をたたき、
”君には言わないようにしてたけど、あのピアニストは夫婦ともに2年間君を苦しめてきた。そして、このひどい演奏!!緊張する試験に、君に悪影響しかない、と、わかってた。”

こんなにクリストフが応援してくれてたこと、正直ちょっとびっくりしました。

今は色んなことで頭が麻痺状態で、こうなったら、もう、何も考えず、ただアンナといい演奏するのみだ、、としか思えません。
公式ピアニストを蹴れば、きっと周りには後でやーやー言われるでしょうけど、クリストフも言うように、
”君が精神的に自由で、いい演奏に集中することが先決だ。周りには言わせておけ。”

今日は自分がか弱い愚か者だってことを実感した日でした。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.