ドイツの空の音楽日記
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2007/04/12(木) 逃した野菜は大きい
今週はかなり忙しいですが、せっかくのってる練習のペースも変えたくなくて、今朝は仕事前に早朝練習してました。でも、ドイツ人って早起きです!朝5時も6時も、もう街にはしっかりした顔でしゃきしゃき歩いてる人がいっぱいです。

木曜と金曜はシンファニー・コンサート、曲は今回なかなか面白くて、コダーイ”ガランタの踊り”バルトーク”ピアノ協奏曲3番”、そしてブラームスの交響曲1番です。

コダーイなんかはわりとすぐ形になりますが、ブラームスはどこかモーツァルトのように、鏡のごとく、精神性の足りなさ、フレーズ感の足りなさ、それぞれのあらもすべて出てしまう曲で、こういう曲を名演できるって凄いことだ、、、と今更見直しています。

今週、クリストフも忙しくて、届くはずだった自然農法野菜が手違いで来ませんでした。また2週間待たなくちゃ来ない、、。
凄く残念です、、。

2007/04/10(火) 映画鑑賞
今日はメンデルスゾーン”ピアノ協奏曲gーmoll”シュトラウス”ホルン協奏曲”などの本番でした。
メンデルスゾーンは、昔はあまりキャラクターがはっきり無い気がして、別に好きでもなかったのですが、オーケストラで働き出してから彼の曲によく触れるようになると、演奏していて実にさわやかで、フレーズが自然で、今はメンデルスゾーンがあると、
”やった!”と思うようになりました。

今日は帰って来るとクリストフが、私の好きなアルモドヴァの比較的新しい映画をロードしてくれていて、早速鑑賞しました。
邦題がわかりませんが、死んだはずのお母さんが帰ってくる、と言う話。
彼の作品は意外で深刻な出来事が次々起こるにもかかわらず、表現がさらりとしていて、その為かえって事の真実が見えやすいように思います。スペインならではなのか、画面はいつも華やかな色で明るくて、いくつか作品観ましたがどれも楽しめました。

2007/04/09(月) 復活祭
この日曜が復活祭でした。歌劇場では”愛の妙薬”と”タンホイザー”をやってましたが、あんまり復活祭のテーマと一致しないのでは?と思いました。

今色々とひらめきがある練習が出来、このひらめきはいつもあるわけではないので、この時に一歩伸びれたら、と思ってます。
それでこのとこ録音しながらの練習に燃えてましたが、やりすぎでちょっと頭痛になってました。

今日は午後からユーゲント・コンクールの受賞者コンサートですが、それまでゆっくりしてるつもりです。

2007/04/06(金) 復活祭前
今日はカール金曜日という、キリストが十字架にかかった日です。ヨーロッパではほとんどクリスマスと同じくらい重要視されています。
クリストフも珍しくご両親を家に招待して腕を揮い、一緒にラム肉で食事しました。ご両親は”忙しくて滅多に呼んでもらえないから、楽しみにしてた!”と大喜びでした。クリストフの料理は油気が少なくて健康的なおいしさです。

このとこ私は練習中録音する事で、毎日のように新しい課題を見つけています。昨日、今日は音形によっては音の発音があいまいなのが気になって、はっきり目に吹くように、そして肝心のピーク直前に急がないように、と、欠点と癖の矯正しています。

オーケストラは今週はヴィヴァルディの”オーランド”の落とし、そしてユーゲントコンクール受賞者コンサートが中心です。
今日、キリストの十字架のこの夜はモーツァルトの”レクイエム”です。

2007/04/05(木) また少し進歩?
今日は録音しながら練習していて、重要な事に気がつけました。
お腹に力が入りすぎていた事。
もっと楽に、体を空にしたつもりで弾むようにやってみると、大分聴ける物に変わってきました。
重心と思いすぎてどこかに力が入ってもダメで、重心を下げておいて、後は足の裏以外は脱力、と言う感じで私にはちょうどいいようです、、。

今日はまた少しオーケストラ練習室で個人練習出来たのでラッキーでした。
途中、ドゥルテがやってきて、頼まれてた音楽雑誌を渡し、”お互い5月に大事な試験だから、その前に聴き合いの勉強会やろう!”と約束しました。

2007/04/04(水) 少しづつ前進?
この2ヶ月程、演奏基本の重心と息で苦労してますが、大分まっすぐな息の柱が掴めて来た様です。
ただ、理想的姿勢を保つのに、自分の腕が短いなあ、、とは思います。
クリストフは、”今の君は一つの姿勢を保とうとしすぎだから、もっと自然に色々変えて良いんじゃないか”と言ってくれます。

全く自然こなせるのにはまだ少し時間が要りそうです。
昨日も”これ!”という音が出るまでには数時間かかったので、もっと無駄な力を取っていかなくちゃいけません。

5月に思いがけなく大事な本番がいくつも来そうで、この4月に一皮剥ける事が目標です。

2007/04/03(火) 新築
昨日は本番前に、最近家を建てた団員の誕生会に呼ばれました。
内装は自分達でやってるそうですが、通常より窓を大きく沢山付けてあって、天国的に明るい家でした。

ドイツ人は寒さに強くて、天気は良いけど風が強くて肌寒いのに、パーティはお庭でした。
大きな庭で、先には池もあって、鴨も泳いでて、自然美一杯の眺めでした。

暖房は地熱という、まだ新しい方法を使ってるそうで、でも、この冬は暖かかったからあまり試せなかった、など、
色々説明きいて観察させてもらってたらあっという間に時間になり、皆であわてて歌劇場に向かいました。

2007/04/01(日) 明るい兆し
今日で大分重心と音のバランスが取れてきたように思います。
今ひとつ深みの足りなかった低音が充実してきたかな?
今日はオーケストラ練習室で自分の練習もできたのですが、あの部屋は響きのない生の音が鳴るのでチェックしやすく、また広いので状態の良し悪しがよくわかります。

このとこ進歩できてるのか自信が持てませんでしたが、何とか前進できてるかな、、とちょっと明るい兆しです。

昨日と今日はクリストフが届いた自然野菜でロールキャベツを作ってくれました。キャベツはロージング・キャベツという柔らかいひだの多いもので、ミンチと味が良く溶け合ってて美味でした!


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