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2007/03/17(土)
きっかけのパガニーニ
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この2,3ヶ月励んでるテクニックの改善が少しつらくなって、歌劇場の突然の休みを幸いに、しばらくフルートから離れて、昨日からまた再開しました。
気持ち的には再びやる気を取り戻しましたが、しばらく吹かなかったからと言って、突然悪い癖が取れてるはずもなく、また試行錯誤です。
ある楽譜を開けたときに、パラっと何かの楽譜のコピーが落ちてきました。パガニーニのカプリス5番でした。 前に、あるコンクールを受けたときの課題曲で、その時は ”こんな、ヴァイオリンの超絶技術を見せる曲をフルートでやって何の意味があるのか”とは思いつつ、避けられなくてやったのでした。その頃は速いテクニックが苦手で、練習しても練習しても完璧に出来なくて苦労しました。それに半日やらないと忘れる状態でした。
そのコンクールの一次試験での課題だったので、2次以降は”お荷物がなくなった!”と喜んで違う曲に集中したものの、受賞者演奏会で”パガニーニやるように”と指定され、 ”1週間もやってないのに、、また死ぬ気で練習しなきゃ、、”とちょっとくらくらしました。
そして、そのコンクールが終わった後も、ある演奏会の主催者に、”ああ、あなたパガニーニもやったんですね。CD聴きました。これもやって下さい”と言われ、またくらくらしながら練習しました。
ところが、今考えると、それ以来、速いテクニックが苦手ではなくなってました。知らずのうちにテクニック克服のきっかけになったようです。
今も、それを思い出して、あえて今の支えと重心のテクニックにとって難しい曲を4月のコンサート曲に選びました。 今は練習してて自分の歩みののろさにイライラしがちですが、これをまたいいきっかけにしたいです。
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