ドイツの空の音楽日記
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2007/02/06(火) 実力者ほど謙虚な、グリンベルグ氏
ピアノのグリンベルグ氏とソロ曲、ヴィドールの合わせをしてました。
今自分で練習してる時は重心を下げる事、息の通り道を上向き目に、外側目に変えていて、それだけでも随分勝手が変わって感じるところがあり、ところどころまだコントロールし切れていません。
それでも、音がオープンに、良くなる音になってきているのは実感出来ます。

自然に今まで下向き気味に吹いていたのが上向き気味になり、そうすると自分の腕の短いのが気になったりします。
でも、今までの吹き方だと、腕には負担なくても肩と首に大きな負担がかかっていて、しかもそれで音の響きを止める方向にいっていたので、慣れるまでふんばるしかありません。

合わせの時はもっと音楽そのものに集中するのですが、なるべく元の癖にもどらないよう気をつけています。

グリンベルグ氏は感覚的に敏感で、こちらのやりたいことは1,2、度演奏すると言わずともわかってくれて、次からはしっかりつけてくれるので助かります。
また、凄い実力者なのに非常に謙虚な方で、その人間性にも頭が下がります。

2007/02/04(日) ちょっとずつでも改善
昨日は朝から夜遅くまで仕事で、本当なら受けたばかりのレッスンで研究したいところでしたが、あわせや本番の中で少しずつ重心や吹き方の改善を図りました。

合間の時間に一人でゆっくり呼吸のポイント、唇を締めすぎないでコントロールすることなど試してましたが、癖になってるものを正すのは結構大変です。

それでも、夜の本番の時、いつもなら凄く支えが大変な高音域での音程コントロールなどが、すでに随分楽に出来る事になってました。

2月は忙しくはありますが、今なら良い改善が図れそうです。

2007/02/03(土) ベルリンでのレッスン
昨日、待ちに待ってたベルリン国立歌劇場の方のレッスンがやっと受けられました。

年末に試験を受けたとき、”高音のフォルテのビブラートと音質が気になるから”とそれでひっかかったのと、自分でも高音でもっともっと歌いこみたい時、これ以上いけない苦しさがあることがあり、それにたいしてのテクニック的問題を見つけたい、と思ってました。

先生は一度聴いて見て、”わかった!あなたはまだまだ上半身で歌おうとしてる。そして楽器の内側に吹き込むくせがある。不思議なのは、あなたの場合、それでも良い音が鳴ってることだ。
でも、そのせいでもっともっと吹き込みたい時苦しくなるのだ”

それでもっと重心を下げ、
・腰のへんに息を取る
・口元は”オー”を言う感じに、閉めた形にしない
・上唇は決して閉めない・息を吸うとき、歌う時肩が上がらないように
・喉を楽に
・ビブラートがはやくなってしまったら、喉に力が入ってる証拠

こういうテクニックに注意しながら吹きなおしていくと、自分でわかりにくくても、先生は
”これだけでも全く音が変わったよ!自分でわかりにくい?鏡をみて、そのつけてしまった癖を取れば、最終的にもっと楽にダイナミクスをつけられるから。今日明日で直せることでないから、いつも気をつけながら吹いていくように”

”最初は息が足りないという問題が生まれるけど、それは自分でまた調整しながら息の量が減っても同じ音質を保てる訓練をするしかない。あなたの問題は大した事ないし、頭も良いんだから大丈夫でしょう”

また自分で”出来た!”と思う頃、連絡して直ってるか見ていただく事になりました。

とても重大な事を、一時間でしっかり教えていただけました!
これを生かして変われるか、変われないか、今とても大事な時にいます。
しかも、先生はレッスン料金も取りませんでした。
私としては凄くお忙しい中、申し訳なくてたまりませんが、これでしっかり良い方向に変えていけなければかえって失礼になる、という思いも励みにしようと思います。

今日はいまから三重奏のあわせ、夜は”タンホイザー”です。
まず今日の仕事も上の注意忘れず一日中直しのつもりで吹こうと思います。


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