ドイツの空の音楽日記
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2007/12/21(金) 白い冬
今朝起きると外は真っ白の雪国!
気候の変化の激しさにはもうびっくりしませんが、寒くても雪が積もるとなんとなく楽しい気分です。

今日は朝クリスマスコンサートの合わせ、夜は私の好きなオペラ”オルフェオとエウリディーチェ”でした。
うちの歌劇場はワーグナーやシュトラウスが居た歴史から分厚い構成の曲を多く演奏しますが、そのせいか、最近はこういったすっきりした曲が来るとかえって新鮮で楽しめるようになりました。ドイツに来たころは分厚いドイツの響きに感動していましたが、好みもその時で変わるものです。

それと、オーケストラで働き始めたころはどんな曲もドキドキ緊張しながら演奏していましたが、今は自分の個人のコンサートの方が気合も喜びも大きくなっています。

友人に”なぜコンサート依頼が嬉しいのか?”と尋ねられたのですが、個人コンサートの依頼と言うのは大げさな言い方すれば、俳優が良い役をもらえるような気分かも、、です。

オーケストラは大きな響きの一つの役割で、そこにはまった演奏をすべきで、常に細かな気を使っています。
しかし、全体の流れは指揮者が責任持っていて、指揮に従えさえすれば良い仕事でもあります。
それに比べ、個人のソロや室内楽の演奏会は、その演奏会の空気も傾向も、良くするも退屈にするも高尚にするも下品にするも、すべて自分に責任があり、時には思う以上に盛り上がったり、なぜか思わぬ感じになってしまったり、、人生そのものといった感じがします。


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