ドイツの空の音楽日記
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2007/11/09(金) いい流れかな?
今日バイオリンのバーバラと合わせをしていたら、
”第一回のサロン・オーケストラの本番が1月27日になったから、このコンサートが終わったら曲選びをしなきゃ。”
と教えてくれました。
例の、クラリネットのゲオルグとバーバラが始めた小編成管弦楽団です。
実現するんだ!嬉しい!

”こういう、ソロの仕事は楽しいよね!”
わくわくしてる調子で夢見る笑顔で言ってました。
バーバラは今日、”チャールダーシュの王女”ではコンサートマスターをやり、力強いヴァイオリンを聴かせてくれてました。

また、友人のスザンネも、11月終わりに楽しそうなコンサートの話持ってきてくれました。
こちらは急いで曲を決めないといけません。

なんだか嬉しくなって夜の本番、ニコニコ演奏してました。

2007/11/08(木) 雨降りの中のブラームス
天気はますます崩れて、今日は一日不気味に薄暗く、嵐のような風と雨がひっきりなしでした。

その薄暗さが、低音で始まる厳かな”ドイツ・レクイエム”にまたあってたかも。
ただ、ゲストの指揮者がよくしゃべる人で、2小節ごとぐらいに止めて曲のトーンと全く違う乾いた調子でまくし立てるので、ちょっとオーケストラはうんざりしていました。
もう少し曲を味わいつつ、耳で聴いて納得しての合わせをして欲しい、と、皆思っていたでしょう。
あさっては本番なので、本番でじっくり曲をかみしめながら演奏したいと思います。

今日は朝は歌劇場で練習でしたが、夜はゲネプロで、本番予定のパウルス教会でありました。
運動不足の私は”今日は雨でも、歌劇場から教会まで歩く!”
と決めていましたが、いざ歩き出したら大風の大雨で傘もさせない状況に。歩き始めた時は雨はあがっていたのに〜。

それでも意地で30分かけて歩いて行ったら、着いたころにはズボンが絞れるほどびしょぬれでした。
さすがに石造りの教会はしんしんと冷えるので、その状態で3時間程の座ったままの練習はちょっとつらかったです。
馬鹿だったかな、、。

2007/11/07(水) ”イドメネオ”
モーツァルトのオペラ”イドメネオ”の舞台練習が始まりました。

このオペラ、KV366で、モーツァルト中期にあたると思いますが、後期の”ドン・ジョバンニ”やピアノ協奏曲20番などを思わせる、ドラマチックな曲想です。

今日まだ最後まで行かなかったのですが、劇的に音楽的場面がどんどん変わっていって、曲想だけでも、次何が起こるんだろうとわくわくさせてくれます。
今日は一日中、かーっと太陽が照ったり大風で雨がたたきつけたり、一瞬として落ち着かない激しい天気の変わりようでしたが、この”イドメネオ”にぴったりの天気だったかも。

明日は一日ブラームスの”ドイツ・レクイエム”の練習です。

2007/11/05(月) 家庭的なドイツ人
先日はクリストフのご両親宅で彼のお父さんの誕生日祝いでした。クリストフは忙しい中やりくりしてお父さんの喜びそうなプレゼント買い集めてました。私からは日本的小物の携帯用鏡。
男性へのプレゼントってなかなかいいのが思いつきません。
それでもお父さん、凄く喜んでくれました。

クリストフのお兄さんも遠方から駆けつけ、様々なプレゼント贈っていて、グランドピアノの上は贈られた花とプレゼントでいっぱいになってました。

日本だったら、こんなにお祝いするの、子供の誕生日か、または100歳の長寿祝いぐらいではないか、、と思います。
家族で祝ってる最中もひっきりなしにチャイムが鳴り、近所の方々がお花持って一言お祝いを言いに来ていました。

彼のお母さんが手作りのクルミのケーキをご馳走してくださいました。クルミも庭でなった自然のもの。おいしかった!

残念ながら夜はオーケストラの仕事で途中からは時計を気にして早々に出なくちゃいけませんでした。

この誕生日の一こま見て、ドイツ人って世界的にも家庭を大切にする民族なのかも、と実感してました。

2007/11/03(土) 切り抜け上手になりたい!
昨日、プロコフィエフ”シンデレラ”の本番直前に、
”12月に僕の小オーケストラでバッハのバディネリのソロ吹いてくれないか”と言う申し出をもらいました。
予定表見てみるとその日は抜け出すのが難しそう。う〜ん残念!

”エキストラを買えるか、買ってもいいか、やってみるけど難しいかも、、。”
”そうか〜残念だな〜、、。君に期待してたんだけど、、。じゃあ、エキストラの事はっきりしたら教えて。”

オーケストラがどんなに忙しくても、上手く切り抜けて自分のコンサート、問題なくやってる人もいるんですが、私はどうもそのやりくりが不器用です。
彼らのやりくりの仕方見てちょっと学んでおかないと、と思ってます。

今日はワーグナー”タンホイザー”の本番。
その直前にクリストフのお父さんの誕生日パーティに呼ばれてます。いくつになっても誕生日は大事にするドイツの習慣、命をいっそう大事に考えてるって事かな。

2007/11/02(金) フルート・チェロ編曲
自宅付近では最近空を見上げると、鳥たちが綺麗に列つくって南に飛んで行ってます。
”冬が来るんだな〜。”って、この鳥の移動からも感じます。

昨日、”オルフェウス”の本番前にソロ・チェロのソエが、私のバルトークの編曲、一緒に試してくれました。
”ちょっと時間ある?”と訊くと喜んで協力してくれて感謝です!
彼女はチェロのパートだけでなく、フルートが伴奏に回る時に対しても、”オクターブ上げてみたら?”とか、”スタッカートからテヌートに変えてみたら?”とか、色々アドバイスとヒント与えてくれ、短い時間でしたがとても助かりました。

編曲にあたって一つ得たのは、”ドュオの場合、伴奏だからって消極的に書いてしまわず、アクティブに伴奏させる方がいい”って事。チェロは重音が使えるけど、フルートにはそれに見合ったアイディアが必要だなと思いました。

ヴィラ・ロボス作曲のフルートとチェロの為の”ジェット・ホイッスル”、今更ながら良く書けてるなあと感心してます。
向こうはプロの作曲家だから当たり前ですが、、、。


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