ドイツの空の音楽日記
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2006/08/30(水) 魔王
頭の中で、シューベルトの歌曲”魔王”が鳴っていたのですが、クリストフが丁度その時、ドイツの詩を口ずさんでいて、それが、その”魔王”の歌詞でした。こういう偶然ってありますよね。
”これって誰の詩だっけ?シラー?””シューベルトが曲作ってるでしょ”
調べて見たらゲーテでした。

この歌曲”魔王”は、ゲーテの短い詩で、
病気の息子を抱いて馬を走らす父親に、息子がさかんに”お父さん、そこに魔王がいる!僕を呼ぶ!”と訴え、
必死に急がせてたどり着いた時には腕の中の子供は死んでいた、
という、ミステリアスな悲劇です。

シューベルトはこの詩を読んで大きなインスピレーションを得て、とりつかれたように歌曲を仕上げたそうです。
たたみかける様な3連符が駆ける馬と緊迫感を表し、歌手は一人で息子と魔王と父親とナレーション歌い分けます。

クリストフがインターネットで詩と、俳優の朗読、そして演奏ではフィッシャー・ディスカウのCDをロードして、今朝はその詩とディスカウの名演を楽しみました。

ディスカウはやはり素晴らしい芸術家です。どの音、声をとっても、深い背景が見えてくる、凄い洞察力と拡がりのある演奏で感服していました。


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