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2006/07/19(水)
絵と音楽
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明日は野外劇場での”オープンエア・コンサート”で今日はその合わせでした。出し物の中心は”展覧会の絵”です。
ロシア作曲家ムソルグスキーがピアノ曲として書き、後にフランスのラヴェルがオーケストレーションしてから有名になりました。
ムソルグスキーが友人画家ハルトマンの10枚の絵を見た印象を音楽にしてあり、それぞれロシア、フランス、ローマ、などの風景を時にユーモラスに、時に優雅に、次におどろおどろしく、とどんどん様子が変わるので、誰でも楽しめる曲になっています。 合間にはムソルグスキー自身の歩く様も音楽になっています。
こういう、絵画が音楽に影響している例はよくあります。 フランスのドビュッシーは”印象派音楽”を生み出した作曲家ですが、これは先に絵画世界で印象派を生み出していた画家のモネらと深く親交があっての話でした。
ところで画家のモネは非常に日本画に興味を持っており、彼の生家には山ほどの日本画が残されています。 ということは、フランスの印象派は、日本芸術に影響された産物、ということですね。
ドビュッシーの音楽は日本人の感覚とぴったりくるところがある、とよく感じていましたし、そう聞きますが、私はある時このモネの生家を訪れてから”そうかー”と、嬉しく納得したのでした!
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