ドイツの空の音楽日記
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2006/06/30(金) 蛙の合唱
ドイツは今が一年で一番日が長い時期で、この時期、あちこちの家庭でバーベキューパーティーがはやります。

昨夜はある友達のうちに呼ばれていたので、クリストフと自転車で向かった所、彼があまりに速く、すいすいと車の間をぬって走るのに付いて行けず、途中で見失って、道がわからなくなって帰って来てしまいました。情けなかったです、、。

オーケストラでは通勤に自転車使ってる人が多いですが、その自転車の見事なこなしかたに驚かされます。
時速100キロぐらいで走る人もいます。

オーケストラが野外劇場での練習になってから、芝刈り機の音、子供達のはしゃぐ声、蛙の鳴き声など盛んに聴こえて、皆、練習中ついつい笑ってしまいます。
蛙たちはどうも、オーケストラの音に対抗して歌っているかのようです。

2006/06/28(水) 一人二役
昨日は私以外のすべてのフルーティストが病欠という事態になり、私が一人二役で吹きました。本番だったらオーケストラの方でエキストラを雇いますが、練習なので。

自分のパート以外もすべて吹いてみるのは勉強にもなり、楽しい体験でした。フルに集中しないといけないのも刺激になりました。オーケストラのメンバーも練習後、”よくやったねー!よかったよー”等と優しいねぎらいの言葉をかけてくれ、なんだか嬉しい日でした。

2006/06/27(火) エルベ公園の野外劇場
今週は”カルメン”のオペラで有名なビゼーの若き頃の出世作、オペラ”真珠採り”の練習をやっています。
まだカルメンほど華やかなメロディーにとんではいませんが、とても感じの良い曲です。

この”真珠採り”は歌劇場ではなく、エルベ公園にある野外劇場で行われます。
4000人のお客さん対象の、街をあげての夏の催し物の一つです。

このとこ北ドイツは夏の陽気に恵まれてますから、この調子で行けば気持ち良い夜のオペラ公演になるでしょう。
平日は、一般の方々の仕事が終わってからの21時開演になります。
6月7月は22時過ぎまでなんとなくまだ明るいんです。

2006/06/26(月) モーツァルト・コンサート???
今日はオーケストラの、”モーツァルト生誕250年コンサート”だったのですが、メインの曲はすべてベートーベンの曲。
ベートーベンのエグモント序曲に交響曲2番を演奏しました。
でもなんでベートーベン??と皆ささやきつつ、、。

本来はドイツ人はわけのわからないことは大嫌いで、規則を死守する民族です。
例えば、信号は赤なら全く車が通らなくてもわたらないし、青なら信号無視の車に轢かれそうになってもわたる、というのが日常茶飯事です。

だから今日のような、”モーツァルトコンサート”で、でかでかとモーツァルトの写真が出てるのにプログラムはベートーベン、なんていうのはとても不思議です、、、。

2006/06/25(日) 大聖堂でのリサイタル
マグデブルグ大聖堂(ドーム)でのリサイタルでした。
まず、凄く遅い時間なのにお客さんがいっぱいなのにびっくりしました。深夜のクラシックも楽しみたい、やはり音楽の国です。

開演ぎりぎりまでオーケストラの仕事やってて駆け込んできた私を、バーバラとアンナ・グリンベルグが温かく迎えてくれ、心の底から落ち着きました。
演奏直前まで自己浄霊して祈ってました。

1曲目で、物凄く響くのでちょっとコントロール気になりましたが、2曲目からはすーっと集中していきました。

お客さんも温かい笑顔と拍手で応援してくれて、休憩時間にはわざわざ”凄くいいよ!”などと言いに来て下さる方がたもおられ、私のほうがひたすら楽しませていただいたコンサートでした。

時間的にも体力的にも無理がありそうだったのが、なんとか問題なくいけたのは、本当に感謝です。そして、素晴らしい演奏仲間に巡り合わせて頂けたのも!

2006/06/24(土) 素晴らしい2人
朝10時から夜9時までオーケストラの仕事で、その後にいよいよ明日になった、ドームコンサートの合わせをしました。

頭も体も疲れていたのですが、やっぱりピアノのグリンベルグもヴァイオリンのバーバラも情熱的で魅力的な音楽性を持っていて、2人と合わせをしてるうち、疲れも今日一日のストレスも吹き飛んだみたいです。

体はくたくたですが、精神は満たされて幸せです。

明日も、コンサートの直前までずっとオーケストラの仕事ですが、この2人とならきっと幸せに演奏できる、と思います。

2006/06/23(金) 日本対ブラジル
今日はサッカーの日本対ブラジルの日で、仕事先からも間に合うようかえって来れました。さっきまで見てたのですが、日本が奇蹟的に凄いシュートで1点入れて、どんなに”そのままパウゼになってくれー!”と思ったことでしょう。でも、伸ばしの1,2分で取り返されてしまい、がっくりです。

今、もう3点取られてしまってます。なんだか見てるの痛々しくなってきた、、、。

2006/06/22(木) 疲れた夜の自然野菜
昨夜は人気のあった”オペレッタ・ハイライトコンサート”がまた公演されました。今回はお客さんがますます盛り上がっていて、途中から手拍子が入ったりして、それがオーケストラと合ってないので急遽打楽器がアドリブで手拍子の調子を整えたり、色々面白いことがありました。

あせったのは、一緒に吹いていたもう一人のフルーティストが気分が悪くなり、途中で抜け出て行ってしまったことでした。大事な音が抜けるので、私も急遽2つのパート分をアドリブで吹きました。

帰宅すると疲れ果ててましたが、クリストフが例の自然農法のカリフラワーを料理しててくれ、それ食べて生き返る思いでした。
何人か農家直入の野菜取ってる友達がいますが、皆、”食べた後の軽やかさが違う。”と。
体にいいのを実感してます。

2006/06/21(水) 良いことの多かった日!
口内炎もすっかり良くなり、今週は歌劇場に復帰しています。相変わらず同僚は病欠で、仕事は2倍ですが、ちょっと休憩できたのでフレッシュな気分でやれています。

今週は土曜に、例のマグデブルグの大聖堂(ドーム)でソロと三重奏のコンサートで出場させていただくので楽しみです。
今日はオーケストラ練習の合間に三重奏とピアノとのあわせもしていました。
共演していただくのはコンサート・マスターの一人、バーバラと、歌劇場専属ピアニストのグリンベルグさんです。
2人ともエネルギッシュで人をひきつける音楽性があり、あわせはとても楽しく刺激になりました。

家に帰ると、農家からの直送野菜が届いていて、しかもクリストフがそれで料理して待っててくれてました!嬉しかった!
自然に近い新鮮な野菜はやっぱり全然違いました。
体に軽やかで、甘味があって、夢中で食べてしまいました。

2006/06/10(土) 口内炎
数日前からフルート吹くのに邪魔な場所に口内炎が出来て、それでも吹いていたらひどくなり、とうとう病欠しました。
弦楽器だったら全然問題ないものですが、仕方ありません。
この数週間ハードだったので、少し休めとのことかもしれません。

ドイツの病欠のシステムは、どんな病気でも医者に診断書をもらって提出するようになってます。
でも、医者は病名と買うべき薬を言うだけで、薬を買わなかったとしても関係ないのです。そこは私達には便利です。

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