ドイツの空の音楽日記
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2006/05/26(金) 楽器
私がここのオーケストラに入る少し前のことですが、全体練習の最中にある譜面台のネジがはずれ、それを使っていたあるフルーティストの楽器がその下敷きになってペシャンコになったことがあったそうです。
私達の使う譜面台はオーケストラボックス用に証明器具も付いてて、かなり重いのです。
その話を聞いてからと言うもの、私は本番前、練習前に、しつこいぐらいネジの点検をしてから使っています。

というのは、私の楽器は、もう、お金では買えない、この世でただひとつの物、と思っているからです。

私の楽器を造った人は、個人の会社で作っていて、大手の会社でないので、注文しても1年以上待たなきゃいけないんです。1本1ぽん心込めて造れるよう、わざと小さいままにしてる人でした。

それで、私も注文したら、1年半は無理だと言われ、”縁がないかな"と思っていたら、3ヵ月後ぐらいに、
”CD聴いて、あなたの演奏に答えられる楽器は自分しか出来ないと思った”みたいなことを言われ、もう、作ってる、と。

それで出来た楽器を、アメリカの彼の工房で一緒に試しながらさらに私にあわせて改良していただきました。

普通こんなに、その人用に数ヶ月も半年もかけてもらえないです。
だから、倍のお金出しても、こんな心こもった楽器はない、と思ってます。


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