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2006/11/12(日)
誠意あるコックさん
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ながーい”タンホイザー”の本番が、昨夜は遅くから始まったので、終わったのはほとんど夜中の12時近くでした。 聴いてるほうも大変だったのではと思いますが、朝から練習だったオーケストラの連中は終わるとふらふらでした。
その前、歌劇場向かいの安い中華で食事した時、客が少なかったのもあって、シェフコックが特に心込めて料理してくれたようで、特においしかったのですが、 ”ちょっと味が薄めかな”と醤油をいれて食べたら、その様子を見ていたようで、帰り際、 ”薄かったんでしょう?次はもうちょっと塩入れるね。” と声かけられました。 ”いや、とってもおいしかったですよ!”と言っても、 ”いや、まだまだ!”と。
そこの中華は小さくて、レストランと言うほどでもない店ですが、大抵一杯に人が入って並んでます。 こういうシェフの誠意で人が集まるんだなあ、と思います。
ドイツは労働条件が悪くなる一方、働く意欲をなくしていく人も多く、店などに入っても嫌な対応する人も増えてます。 そんな中でこういうやる気に満ちて仕事している人を見かけると嬉しくなります。
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