ドイツの空の音楽日記
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2006/10/19(木) 運の良かったパリ行き
今日はオーケストラ練習と雑用のみで一日過ぎてしまいました。
明日は練習も本番も歌劇場なので楽です。合間に個人練習しようと思ってます。

今自分で準備してるのは11月と1、2月のコンサートの曲です。
1,2月の本番ではパリで活躍してる作曲家のS氏の曲を初演します。
打ち合わせその他の為に、パリまで行きたくても時間なくてなかなか行けなかったところでした。

ところが、先日日本から戻ってくる時、ちょうどパリを通ったので上手く会って打ち合わせが出来ないかな、と、後、楽器も1本預かって戴いていたので、取りにいけないかと思っていたところ、運良く、日本航空のほうから、
”乗り換えの連絡が上手く行かないので、すまないがパリで1泊してほしい”と言ってきました。ラッキーでした。
S氏も丁度時間のある時で、丁度良く打ち合わせもできました。

2006/10/18(水) ちょっと面倒な練習場
一日のなかで移動が増えたので、気をつけてないとオーケストラの練習のみで、自分のやりたい練習が充分出来ないまま一日終わってしまいます。

新しい練習場は確かに広いし、音響もわずかにいいですが、間違って歌劇場の方に行ってしまって遅れてくる人などいるし、大きな楽器の人はいちいち歌劇場に楽器を取りに行って、大変なのは確かです。
一番やっかいなのが、直前まで個人練習出来ていたのがそこでは出来ない事。

もう少し良い具合にできないかな、、。

それにしても、このとこ良い天気です!

2006/10/17(火) 新しい練習場
今週はシンフォニー・コンサートで、今日明日はその合わせです。コーティ氏はなぜか歌劇場でなく、新しく出来た違う会場で練習したがるので、私達にはちょっと移動が大変です。

曲はシューベルトの交響曲4番とブルックナーの交響曲2番。
シューベルトのこの曲はまだ古典の要素の強い、モーツァルトの延長線にある感じです。

私はどっと疲れが出たのか、昨日は12時間眠ってました。
御蔭で今朝は頭すっきりしてます。

2006/10/16(月) 秋晴れ
今日は久々の休日で、久々のさわやかな秋晴れです。
湖の周りを散歩したら、水は透き通ってて遠くで白鳥も遊泳してて気持ちよかったです。
天気良いといってもこの寒空、すっぽんぽんで泳いでる人もいて、ドイツ人強いなあ!

落ち着いたところで、東ドイツ時代の芸術家生活をテーマにした、フロリアン・ヘンケルの”das Leben der Anderen"(他人の人生)を見ました。

つい20年ほど前までのドイツの東側は、物もなく、旅行どころか思想の自由もなく、職業によっては国に個人生活のすべてを見張られた、信じられない苦境にあったのです。
そういうことをテーマに、しかも人間的暖かさを重視した、ドイツ映画では珍しい良い映画と思いました。

2006/10/14(土) スリルあふれる”トスカ”
昨夜のオペラ”トスカ”、感動的な部分とオーケストラがずれまくった部分と両方ある、スリル満点の本番でした。
9月から新しく主任指揮者になったフランチェスコ・コーティ氏の第一回目の”トスカ”公演でした。

テンペラメントたっぷりの情熱的音楽家で、前の指揮者よりもずっと大きな音楽的喜びをオーケストラに与えてくれています。
ただ、指揮ぶりにオーケストラがまだ慣れてなくて、彼のやりたいことが伝わらないことがあり、そこでずれてしまうのは、まだ改善されるべきのようです。

ドイツはどんより厚い雲に包まれ、もう、すっかり秋の寒さです。
長かった夏に多く学んだ事、この秋しっかり実にならせたいな、と思ってます。

2006/10/13(金) 時差ぼけ
昨夜は遅くまで、”Mariza"の本番でした。
まだ、おとといの夜帰ったばかりで、時差ぼけから夜は早く眠くなり、夜11時までの本番はちょっと大変でした(笑)
日本では2週間ずっと日常離れた集中しきった時間だったせいか、今、日常に帰っても、まだいつものように”戻った”感覚がないです。

今日は朝シンフォニー・コンサートのあわせ、夜はプッチーニの”トスカ”本番です。

日本で吸収させていただいたたっぷりの霊気と高い精神の集中が、もっと音色にも出るよう、ここからは練習の積み上げです。

(10月2日、小学校での演奏の後子供達と)

2006/10/12(木) 喜びのコンサート・ツアー
10月1日から5日までのコンサート・ツアー、本当に多くの方々の大きな支えの御蔭で、これ以上ない喜びのひと時を過ごさせていただきました!

特に御自分のお仕事も多忙ななか、コンサート実行委員長を務めていただき、私達につきっきりで細心に支えていただいた光永社長には感謝しても仕切れないほどです。

5日間で13公演という、超ハードなスケジュールを、一公演も手を抜かずいつも最高レベルを保ってくれた共演者のゲバート氏、ブシュエフ氏、ケン氏でしたが、全公演成功させられたのはひとえに光永社長中心に、皆様にこれ以上望めないサポートいただけたからでした。心から感謝申し上げます!

私は9月28日夜に他のメンバーより一足早く日本に着き、
”まず神様にご挨拶させていただきたい”希望を、U先生の御蔭で果させて頂きました。強力な御浄霊いただき、それから2日は浄化で凄い頭痛と体中の痛さで、夜も眠れないほどでした。
それでも、コンサートの10月1日にはぐっすり眠れ、頭痛も何もうそのようになくなったから不思議です。

9月30日、ベルリンからの共演者メンバーを福岡空港で迎えました。
思ったより元気そうで嬉しそうなメンバーの姿にほっとしました。

10月1日の初日のANAコンサート、何か白い光に包まれていたようでした。技術面でも精神面でも世界トップクラスの演奏家、こちらのやりたいことも、相手のやりたい事もお互い不思議なほど分かり合えて、合わせにも言葉が要らない人達です。
こんな息のあう四重奏は全く初めてでした。
演奏は邪念なく安心して落ち着いていられ、しかも楽しくて仕方ないものでした。

10月2日から一日3公演、時差ぼけで不眠の日もありましたが、私達は、”まだやってないモーツァルトのC-Durも綺麗だから入れてみよう!”などと気力に満ちていられました。
小学校での演奏でも、皆”子供達、なんて皆純粋で可愛い!”と、
”ざわざわしてうるさい”などの不平は一言もありませんでした。一流の腕だけでなく、崇高な人間性を持つ方々との共演、色んな意味で勉強させられ、また、余計な心配が要らなく、とても楽でもありました。

私達が元気で喜んでいられるようにと、光永社長は毎日、食事も、ベルリンからのメンバーの希望に沿うようにと奔走してくださいました。あんなに毎日おいしい物食べられることも無いと思います。私達が元気でいられたのは本当にその想いの御蔭です。
そして、3人とも毎日のように喜んで浄霊受けていました。
ブシュエフ氏があるときどうも貧血おこしてしまい、すぐに次のコンサートもあった時、移動の車ちゅうでの15分の浄霊で”気持ちよかった!もう大丈夫!”と元気になったこともありました。

最終日の5日は秋吉国際芸術村でした。なにしろ音響がいいので皆喜び、この日ヴァイオリンのアンナ・ゲバートがその音響からインスピレーション得て、さらに冴えた演奏してくれたのも印象的でした。

なにしろ、この3人とは、普通でないレベルでツーカーにわかりあえ、演奏が一番それが顕著でしたが、ちょっとしたことでもすぐ気付いてくれました。
日本で3人がおしえてくれたのは、偶然、3人ともユダヤ系の方々でした。全くの偶然です。
前にもユダヤ系フランス人の友達がいましたが、やはり心のひだまでわかってくれる感性に驚いた事がありました。
彼らがとくに精神的に優秀だからか、昔の神話にあるように、日本人とユダヤ人に繋がりがあるせいか、どっちもかも知れません。

5日には、最後に皆でお世話になったANAホテルに感謝の気持ちで
ロビー・コンサートでツアーの幕を閉じました。3人は一足早くドイツ・ベルリンへと発ちました。

そしたら、6日の朝、東京に向かう飛行機の中、シュチュワーデスの方々が私を見て、”あらっ!!”と言うのです。
ANAホテルに泊まってらして、偶然ロビーコンサート聴いたとの事。なんとなく嬉しく、気恥ずかしい空の旅でした。

(写真は10月1日、コンサート後のパーティにて)


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