|
2006/10/20(金)
コーティ氏とのシンフォニー・コンサート
|
|
|
昨夜がシューベルトとブルックナーの交響曲の本番でした。
シューベルトの4番交響曲は、目だったテーマメロディがないまま、細かい訴えを繰り返す形で曲が進みます。 朝の練習で、その小さいキャラクターが明確になってないなあ、とはおもったのですが、本番では指揮のコーティ氏の温かい人格がにじみ出ていて、お客さんは喜んで下さってました。
ブルックナーの2番交響曲も、本来壮大な構成を持つブルックナーが、あまりに細かいフレーズで、その場その場のインスピレーションのみで演奏しているな、とは感じました。 それでも、お客さんは、前の人間的にも音楽的にも冷たかった前主任指揮者から、純粋に音楽を見つめる愛あふれるコーティ氏への交代に、歓迎をこめて拍手を惜しまないでくれました。
まだまだこれから指揮者として伸びるであろうコーティ氏との、良い感じの始まりです。
|
|
|
|