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2013/07/26(金) 気になるニュース
猛暑やゲリラ豪雨は氷河期の前兆 異常気象「日常化時代」到来


連日の猛暑とゲリラ豪雨は、ひと夏の珍事で片付けられないかもしれない。
ここ数年、爆弾低気圧や竜巻も発生し、気候システムが大転換している可能性があるというのだ。

専門家は「近い将来、異常気象による激甚災害が『日常的』に発生する時代がくる」と警告する。遙か上空でいま何が起きているのか。

 殺人的な熱波が、日本列島をヒートアップさせている。総務省消防庁によると、熱中症で救急搬送された人は5月27日の集計開始以降、7月21日までに全国で2万人を突破し、2万2604人(速報値)となった。

 気温の上昇とともに局地的に強い雨をもたらす「ゲリラ豪雨」も増えている。

 気象情報会社「ウェザーニューズ」(東京)は、今夏(9月まで)の「ゲリラ豪雨」について、全国平均で昨年より3・5倍多く発生すると予想。
関東甲信では前年同期の実測値と比べて3・2倍の250回、東北は同5・3倍の170回になる見込みだ。

 海洋研究開発機構アプリケーションラボの山形俊男所長(気候変動力学)は「今年はフィリピン周辺の西太平洋の水温が高く、東太平洋は低くなっている。
典型的なラニーニャ現象で、これが日本付近の猛暑を招いていると考えられる。
この状況は晩秋くらいまで続くため、台風の勢いは弱まりにくく、大気は不安定になる。局地的な竜巻なども起きやすい状況にある」と注視する。

 実はこの異変、日本に限ったことではない。

 国連の世界気象機関(WMO)がまとめた報告書によると、2001〜10年の間は、前例のない異常気象に見舞われ、08年を除くすべての年の最高気温が、「観測史上最高気温」の上位10位内にランクインした。

1991年から2000年にかけての10年間に比べて気温が0・21度上昇するなど、温暖化傾向も続いている。

 北極、南極などの極地で調査研究を行ってきた広島大の長沼毅准教授(生物海洋学)は「気候システムが大きく変わりつつある。
地球は10万年間の氷河期と、1万年間の温暖な間氷(かんぴょう)期を繰り返している。
今はまさにその気候システムが大転換する過渡期にさしかかっている可能性がある」と指摘する。

 この過渡期には気候が激甚化しやすく、強い上昇気流でスーパーセル(巨大積乱雲)が発生してゲリラ豪雨をもたらしたり、地面に向かって吹く強烈なダウンバースト(下降気流)が吹いたりする現象が頻発するという。

 長沼氏は「熱波で大地が干上がり、大雨で貴重な土壌が流される。
農業への打撃は、食糧難につながる。変化のスピードに自然界がついていけず、地球の生態系がおかしくなることも考えられる」。

この猛暑、ただの熱波ではなさそうだ。


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