|
2006/08/16(水)
理想を抱いたまま溺死しろ。
|
|
|
と言うわけで久し振りにも程があるFateレビュー第二弾。
とりあえずセイバールート…と思いましたが個人的に最高の萌えキャラにして燃えキャラである「アーチャー」についてスポットライツ!
―以下はFate作中登場キャラ「アーチャー」についてのネタ晴れを含みます。 Fateというゲームの中で最もカギとなる人物「アーチャー」。 彼の正体を知りたくない、Fate未プレイでネタ晴れなんかされたくないって人は8/16の日記はスルーする事をお薦めします。―
「自身よりも他人が大切だという考え、誰もが幸福であって欲しいという願いは、空想のおとぎ話だ。そんな夢しか抱いてしか生きられるのならば、抱いたまま溺死しろ。」
英霊エミヤが主人公衛宮士郎にたいして投げかける台詞です。
英霊を召喚し、彼らと共に戦う聖杯戦争の中で、アーチャーという立場で召喚された「衛宮士郎の理想」英霊エミヤ、偽名アーチャー。
彼は「誰も傷つかない、誰もが幸福であり続ける様な、正義の味方になりたい」と言う衛宮士郎が成し遂げた時の姿、彼が思いを成就した時の姿です。 しかしその理想も人間の前では実行し得ません。 「誰も傷つかない。」というのは「誰かを助ける。」為に排斥し得ない事であり、 「誰もが幸福」というのは、同時には成し遂げられず、必ず小数のものが「不幸」に成らざるを得ない。 また、「英雄」というのは必ずしも責任を押しつけられる立場で有り、事件を解決する、戦争を止める、人類を救うと言う覇業を成し遂げた所で、「事件の容疑者」「戦争の火付け人」「人類を滅亡させようとした者」として見られてしまう。 また、助けた者に裏切られたり、誰かを踏みつけたり、また踏みつけた者を助けたり、そういったモノの中で彼は絶望し、 「英雄にあこがれた衛宮士郎を殺す」為に英霊エミヤは聖杯戦争に身を投じます。
彼が最初から全てを実行の方向に移そうとするなら、 彼が最初から全てを他者(召喚者・凛など)に話していたら、 彼が最初に英霊であった時の泣き言を言っていたら、
Fateというゲームはどれだけ変わる事が出来ただろう。 どれだけ変わっただろう。と、凛ルート(別名士郎ルート)をやるたびに思えます。
この人の何が恰好良いかっていったら、当然彼の持つ詠唱。 そしてその訳、 まぁ他にもメガトン級で恰好イイですが、Umlimited Blade Worksの詠唱ははずせません。
I am bone of my sword. 体は剣で出来ている。 Steel is my body, fire is my blood. 血潮は鉄で心は硝子。 I have created over athousand blades. 幾たびの戦場を超えて不敗。 Unaware of loss,Nor aware of gain. ただの一度も敗走はなくただの一度の勝利もない。 Withstood pain to creat wapons waiting for one's alival. ここに担い手は孤り剣の丘で剣を鍛つ I have no regrets,This is the only path. ならば我の生涯に意味は不要。 My whole life was "Umlimited blade works". その体は無限の剣で出来ていた。
この文章で、エミヤがどんな人生を送っていたかが分かります。 心を機械にして、誰もの幸福を望む為、成功も失敗もなく、 常に先陣を切る。しかし、心がない為、生涯の価値もない。 単なる殺人者だ。
と言う事。 そう言った思いを持つ根になった衛宮士郎に復讐を… やるせなさと悲しさ、そして皮肉っぽさと当て馬っぽさ それと少しのお茶目がとても大好きなアーチャーでした。
士郎バージョンだけど何で士郎バージョンかって言うと、アーチャーバージョンはカットされてるから☆ っと、上記の引用文。アーチャーの台詞とアンリミテッドブレイドワークスの文章の著作権はタイプムーンさんにありますのあしからず。
|
|
|