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2006/08/27(日)
砂糖菓子の弾丸は…
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この間、桜庭一樹氏の小説を2,3買った中の一作、 砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない。 これのレヴューにしますかね。 今日あった事だと半分惚気で埋まるから。
砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない。 これからの「親」の世代に是非とも読んで欲しい作品です。 ティーンズのそらもう狙ってるとしか思えない表紙だけど、気にせずに買え。
タイプはホラー。 精神病と虚言癖と虐待と引きこもり問題。 今現在の社会悪を一つにまとめた様な作品です。 語り手は達観する主人公。 ある日有名作詞家(作曲家?)の娘の転校により、主人公の周りは少しずつ変化する。 社交界の悪の浮彫り、 飼育動物の殺害、 好きな男の子の本質の邂逅、 引きこもり、しかし天才…神の視点を持つ兄の変化。 そして語り手本人のホルスターには実弾では無く甘い甘い砂糖菓子の弾丸が
ホラー特有の怖さは無い。 しかしそれをホラーと呼べる結末。 話の中盤から話は加速度的に進み結末へ。
現実に起こり得る話。
さて問題です。 答えられたらヤバイ問題です。 答えを知っていたら答えないで、 思い付かなかったら答えないで、 一瞬で思い付いたら気をつけて、 世界で五人だけ即答で来た問題。 快楽殺人者にしか答えられない問題。
ある男が死んだ。つまらない事故で、男には妻と子供がいた。 葬式に男の同僚が参列した。 同僚と妻はこんな時になんだけどいい雰囲気になった。 惹かれあったのだろう。 ところがその夜、なんて男の忘れ形見である子供が殺される。 犯人は妻だった。 Q.なぜ妻は突然自分の子を殺したでしょうか?
答えはgoogleか本の中で
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