ひとりあるき
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最新の絵日記ダイジェスト
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2006/10/31(火) オカリナの塔
北の、冬山の白い大地の天空にそびえるのは、
オカリナの塔と呼ばれる、白い塔です。

北風が強く吹く日には、オカリナの塔は
高い音や、低い音をうねらせます。

2006/10/29(日) 黄金の木
険しい山脈に囲まれた、秘境の地
氷の刃がつらなり、何人さへも通すことの許されない土地に、一本の木が立っている。
黄金の実をつけるという、黄金の木です。

黄金の木の伝説は古くから伝わり、黄金を求めて、この秘境の大地へ挑む者たちは、あとを絶たない。

ある王国があった。
その国の王は、とても貪欲で、ほしいものは何でも手に入れなければ気がすまない。
王は、その王国の勇者に、黄金の木の実を持ってこさせるように、命令した。
もし、その黄金の実を手にし、帰ってきたのなら、名誉と財産をほうびとして、あたえよう。

勇者は、その命令を受け、黄金の木が立つ秘境へと、向かった。

いくつもの難関を乗り越え、勇者は、ついに黄金の木へたどりついた。

勇者が、黄金の実に触れたときに、勇者の心は、震撼した。
勇者の名誉や財産の欲が、黄金の木にぐんぐんと吸い取られていくのだ。
黄金の木は、黄金の実をつけるとこによって、強欲の者をひきよせ、その強欲をエネルギーに変えて育っていたのです。

欲をうばわれた勇者は、黄金の実も持ち帰らずに、命からがら王国へ帰った。
もう、名誉も財産もほしいとは、思わなかった。

王は、かんかんに怒ったが、勇者は、欲を失ったかわりに、黄金の木までたどり着き、生きて生還したことを喜びに感じ、その後は、消息を絶った。

今もなを、強欲を持った者が、黄金の木へめがけ苦難の道をたどっていく。

黄金の木は、そんな強欲の持ち主を、ずっと待ちつづけているのです。

2006/10/28(土) 孤独のスパーム
深い深い深海の、さらに深くに生息している、とある生物。
彼は、何万年と生きつづけ、一人でひっそりとくらしている。
子孫は残せないのだ。
かれは、原始の精子の一族です。
まだ、恋人の卵子と知り合う前の種族なのです。
もともと、精子と卵子は別の種族でした。
しかし、お互いが融合しあうことで、子孫を残していきます。
仲間のスパーム達は、恋人を見つけ、愛をはぐくむことで、子孫を残すことができるようになりました。
その代わり、死という終わりも向かえます。
でも彼は、違います。恋人を持たない代わりに、永遠の命をさずかったのです。
深海の深く深くに孤独に永遠の命を永らえさせます。

2006/10/27(金) モリコウ
熱帯雨林のその奥地、モリコウの住んでいる洞窟です。

モリコウは、コウモリではありません。
翼はなく、手ですし、ましてや超音波なんてだせません。
なので、モリコウは、ただただ、天井にぶら下がっているだけです。
いつも、さかさです。

モリコウは、なにも得意なことがありません。だから、獲物を獲るのもにがてです。
なので、モリコウのパパは、休職中です。

でも、パパは絵を描くのが得意です。たまに、さかさになったまま、洞窟のいたるところに、ロウ石で絵を描きます。
なにか、仕事につながればよいのですが・・・。

2006/10/26(木) 銀蛾の幼虫
銀蛾の幼虫は、ブラックホールの中にすんでいます。
むしゃむしゃと、光でも何でも食べつくします。
どんどん食べ進むと、ワームホールという穴が、ほかの宇宙へとつながります。
穴が、ほかの宇宙へつながるころ、銀蛾の幼虫は、さなぎになり、そして、美しい銀蛾へと成長するのです。
銀蛾は、白く輝き、とても大きく、そして渦を巻いたような、とてもきれいな生き物だそうです。

2006/10/25(水) 波止場のちょちょりおじさん
今夜も、ちょちょりおじさんが、波止場でショウチュウを飲んでいい気分。
異国の港でわかればなれの恋人の事を考えては、ほうを赤くします。
でもね、ちょちょりおじさんは、船に一度ものったことありません。
異国の港の恋人は、いつもちょちょりおじさんの頭の中にだけいるのです。

2006/10/24(火) にこにこ地区
そこは、銀河国立公園の「にこにこ地区」です。
そこへ、たどり着いた人たちは、みんな、にこにこ微笑んでしまう、楽しい地区です。

川の流れの浸食なのか、それとも、にこにこがあとからにょきにょきと生えてきたのか、地質学者達は、にこにこしながら、討論しています。

みなさんも、にこにこ地区へ、一度はおいでください。

2006/10/23(月) 眠る女王
はるかなるかなたの惑星「ミューン」は、最後の時を迎えていた。
ミューンにも、高度な文明が栄え、繁栄していたが、惑星のエネルギーがつき、文明は滅びようとしていた。
もうこのミューンの再生は不可能と判断した人々は、最後の望みをかけて、ミューンの女王ルー様を、眠りのカプセルにたくし、別の惑星へと向かわせることにした。
天文学者達の懸命な会議のもと、「ミューン」に一番環境の近い、「地球」という惑星へ眠りのカプセルを送ることに決まった。
女王ルーは、民を置いて自分だけが、この地から逃れることをこばみつづけたが、ミューンの民たちの最後の願いを聞き入れることとなった。
眠りのカプセルは、女王ルーを乗せ、女王ルーは、長い眠りへとついた。
そして、宇宙へと飛び立った。
ミューンの民たちの最後の希望を載せて。

何年か後に「地球」へと到達するはずの、眠りのカプセル。
しかし、地球の文明は彼女を受け入れることができるのでしょうか?

2006/10/22(日) 礼拝堂
今朝、夢をみました。
今年2006年2月6日に亡くなった、おばあちゃんの夢です。

おばあちゃんは、日系2世で、アメリカで一人暮らしをしていました。
ぼくは、晩年の5年くらい、毎年おばあちゃんの家へ遊びに行っていたのですが、その時の夢をみたのです。
おばあちゃんは、夏場ミネソタ州に住み、冬は暖かいアリゾナ州に住んでいました。

夢の中では、暖かいアリゾナ州の町にいます。
おばあちゃんが、「こっちへおいで」というので、ついていくと、そこには、鉄格子で頑丈に閉じられた扉がある、一軒の家へ案内されました。
ぴっぴっぴと、おばあちゃんが暗証番号のボタンを押すと鉄格子の扉がひらきます。
「番号はおぼえた?」と聞かれましたが、どうしてもおぼえられません。
家の中へ案内されると、そこは暖かいアリゾナ州にしては、ひんやりとした、窓もない部屋でした。
そこには、タイルを割った破片をちりばめたお面が、大きく飾ってあります。まるで、礼拝堂のようです。

しばらくすると、おばあちゃんが、お面と反対のほうへ歩いていきます。
すると、そこには、突然、緑の芝生の庭が明るく輝いていました。
「これから、BBQをするのよ。」って言って、向こうでは、なじみのBBQに誘われたとたんに、目がさめました。

残念。BBQは逃してしまいました。

おばあちゃんのお墓は、ミネソタ州にあります。なかなか遠くていけませんし、英語の困難もあります。
でも、いつかぼくも体力がついたら、お墓参りしにいきますからね。

ぼくの、最愛のおばあちゃんへ。

2006/10/21(土) 種子を飛ばす惑星
惑星じたいが植物の惑星。
宇宙のかなたへと、種子を飛ばしていく。
そして、はるかかなたの宇宙で、また植物の惑星が芽を吹くのです。

ある学説で、人間とは地球の種である。
という話を聞いて感動したことがある。
人間は、いろいろな自然の破壊や汚染をし、まるで自然とはかけ離れてしまったかのような、寂しい感覚がありますが、
ロケットを飛ばし、宇宙へといけるようになりました。
いつの日にか、他の星へ移住をするかもしれません。
でも、人間がその移住した星へ住む以上、地球と同じように、自然もつれていかねばなりません。
こうして、地球の自然を運ぶため、人間は日夜、研究に明け暮れているのかもしれません。

10月絵日記の続き


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