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2007/08/23(木)
大胆な仮説〜葉留佳ルート考察
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サンクリの原稿を描き始めました。 とりあえず、姉御の漫画12Pです。気を抜くといちはちになりそうなんで、引き摺られないように注意します。……引き摺られた方がいいですか? 本にするとき物足りないので、何か追加したいです。
さて、「リトルバスターズ!」葉留佳ルート三週目です。以下、考察を含めたネタバレなんで反転です。全ルートを終えた方のみ読まれた方がいいです。
一度、全シナリオを終えた方なら分かると思いますが、葉留佳・佳奈多姉妹の立ち位置って変じゃないですか? 各ヒロインシナリオではみんな「世界の秘密」を知っていました。クドのように忘れてたのもいましたが、最終的にはみんな知っています。そりゃそうです、だって世界は恭介を中心に、みんなで作ったのですから。 が、実は一人だけ「世界の秘密」について、一言も発していないヒロインがいます。そう、葉留佳です。葉留佳は一度も「ループ世界」について語っていません。というより、むしろ知らないのでは…? 逆に考えると、「ループ世界」は恭介達8人で作ったもの。ということは8人以外の登場人物はみんな虚構ということになります。しかし、佳奈多は確実に「ループ世界」の仕組みを知っていました。これは何を表すのか?
私が考えた仮説は、世界を作った8人とは葉留佳ではなく、佳奈多ではないか、というものです。 仮説を導き出した理由はいくつかあります。 第一に葉留佳は「ループ世界」について何も語っていない。 第二に佳奈多は「ループ世界」の仕組みを知っている。 そして第三、これが重要なんですが、「葉留佳の問題を解決することが佳奈多の問題を解決することにもなる」ということ。 「ループ世界」は理樹(と鈴)を強くするために作られた。そのためにヒロイン個々が抱える問題が恭介に利用された形になってるのですが、重要なのは理樹が「困難を乗り越えること」であって、「恋愛を成就させることではない」のではないかと思うのです。
リトルバスターズ!という「ゲーム」においては、佳奈多はサブキャラです。ですが、「ループ世界」の構成においては葉留佳よりも重要な位置にいる気がするのです。 ただ、もちろん問題点もあります。 第一に、佳奈多はバス事故に遭ってないということ。 第二に、役目を終えた構成員は他ルートでは存在できないということ。クドのルームメイトとしての佳奈多は矛盾になる。 第三に、リフレインのラスト、鈴の回想シーンで出てくるのは葉留佳である。 以上のことから、仮説に穴があるのも確かです。
面白い仮説だとは思うのですが如何でしょう? もちろん、見落としもあると思うので、これからも考えてみたいと思います。 私が一番気になるのは葉留佳のことではなく、何故、佳奈多が「ループ世界」を知っていたのかということなんです。
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