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2008/01/18(金)
しつけのナゾ1
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昔から新聞で、気になった記事を取っておくのですが、年末に片付けをしている時に見つけた昔の切り抜きが、最近の記事との関連で面白そうなので、ここで取り上げたいと思います。10年近く前の、「しつけのナゾ」という連載記事です。今から150年程前のアメリカのゲージという人が、事故で、脳の前頭連合野に大きなダメージを負い、左眼の視力を失ってしまいましが知覚、運動能力はそれまで通りでした。しかし、内面に大きな後遺症が残っていたのです。事故前は、温厚で責任感の強い性格だったのが刹那的で乱暴な(言い換えれば理性と人間性の崩壊)人格に一変してしまいました。その後の研究から、前頭連合野の基本的な働きは、将来の展望、計画、行動や感情のコントロール、他人の心を理解するという事がわかりました。筆者はこれらの機能を総称して「前頭知性」と述べ、社会関係理性的に営む上でも重要であり、こどもの頃からしっかり「前頭知性」を育てないと大変な事になりかねないとしています。つづく
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