新宿こども囲碁教室-日記
主宰者:藤沢一就による日記です。
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2006年4月
前の月 次の月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
最新の絵日記ダイジェスト
2012/09/25 第5週の為お休み
2012/08/04 8月の土日
2012/07/28 明日は教室あります
2012/07/27 有段者特訓
2012/07/25 夏休み特訓コース開始

直接移動: 20129 8 7 6 4 3 2 1 月  201112 11 10 9 7 6 5 4 3 1 月  201012 11 10 8 7 6 5 4 3 1 月  200912 11 10 9 8 7 6 3 2 1 月  200812 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 月 

2006/04/23(日) 囲碁界とプロ棋士2
今日は、前回から時代を一気に飛ばします。現在は、財団法人日本棋院を中心として、全国に千ヶ所近い支部があり、プロ棋戦、アマチュアの大会等、行なわれていますが、創立80年を越えたばかりで、それ以前は中央団体ではなく、家元制度で競い合っていました。家元制度が確立したのは、江戸時代、二代将軍秀忠の時代と言われています。その後、囲碁界を束ねる碁所(ごどころ)という地位が幕府から与えられ、この座を巡って家元同士(主に四家、本因坊、井上、安井、林)が争う事になります。本因坊家の初代は算砂で、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、に仕えたといわれています。(碁打ちは親の死に目に会えない)というのは、(囲碁好きは、親が危篤でも碁に夢中で帰って来ない)という説がありますが、これは間違いで、当時、家元は一年に一度将軍の御前で対局する事が義務付けられていて、時間制限が無い為何日もかかる事が有りました。この間下城する事が出来ない為、親の死に目に会えなかったのです。尚、この御前試合の棋譜は今でも「御城碁譜」として現存しています。江戸時代には、大名、商家、等有力者の支援を受けていた囲碁界も明治維新とともに状況が激変し、多くの先人の苦労の末、日本棋院が設立される訳ですが、明治維新から約60年後の事。この時、大倉財閥(大成建設、ホテルオークラ等)二代目喜七郎氏を中心とした多くの囲碁愛好家の尽力により囲碁界がまとまる事ができました。今でも普及に功績のあった方に大倉賞が贈られ、棋院創立者の名前を今に伝えています。

2006/04/16(日) 囲碁界とプロ棋士1
ヒカルの碁以前は、大抵、父親か祖父母が囲碁が打てて、子や孫に教えるのがよくあるケースでしたが、ヒカルの碁以降は、1、本人が覚えたくて友達に教わる。2、囲碁教室や児童館で教わる。3、学校で覚える。方が圧倒的に多く、囲碁を知らない、若しくはこどもが始めてから覚えた、保護者が多くなりました。覚えるキッカケが多様化するのはいい事ですが、保護者の方々から、囲碁界について質問を受ける事が多いので、日記に囲碁について、少々書いてみたいと思います。まず、囲碁の発祥についてですが、三千年、四千年前、とも言われていますが、確かな事は分かりません。ただ、三国志演義に関羽が碁を打つ話が出てきますし、僕は読んだ事が無いのですが、孔子の話にも囲碁が出てくるという事を聞きましたので、大雑把ですが2〜3千年前ではないかと思います。大陸から日本に入って来た時期も定かではありませんが、正倉院(聖武天皇の御物を収めた)に昨年の正倉院展で十数年振りに公開された、杢画紫檀の局(記憶を頼りに書いているので字が違うかもしれません)という有名な碁盤があります。碁石は象牙に彫り細工をしたもの、瑪瑙、があります。正倉院は確か8世紀。それ以前に盛んになっていた事と思われます。そういえば、古事記に出てくるオノゴロ島にも碁の字が使われていましたね。

2006/04/09(日) 六周年
今週で、新宿こども囲碁教室も満六年になりました。多くのこども達が入会、卒業していきましたが、騒いでいた小さい子達が、上達に伴い静かになり、集中していく姿は、いつ見ても嬉しいものです。今月から新たに入った子で、春休みに入門レベルだった子が早くも31k、入門で特訓コースほぼ全日参加は珍しいのですが、集中してやった分だけ上達も順調です。当教室では、入門者はランク無しで、少し打てるくらいになって、35kからスタートします。「そんな下の級は碁じゃない」という人もいますが、最初のうちは簡単に昇級出来る、させる事が、本人のやる気につながってきます。あまり厳しくして、やめてしまうよりも、本人のやる気を引き出す方式を、これからも改善し、続けていきたいと思います。学校の勉強でも、目標は高すぎずに、クリア出来る程度のものを、続けた方が継続しやすい(高すぎて、実現できないと、モチベーションが低下、また、時間等、目標値にこだわり過ぎると、●時間机の前に居たから・・等、実が伴わなくなる事も)様です。今日は秀行研究会なので、院生が集まりました。6時〜8時過ぎまで、今日院生研修で対局した碁を講評してもらいます。昔ながらの研究会ですが、一流棋士に見て貰う、院生達の表情はいつもより真剣です。明日は東北大学に出張。

2006/04/05(水) 春特訓終了
今日で春休み特訓も終わり。短い期間でしたが、集中して取り組み、3ランク、4ランク上がった子もいました。学校の勉強や他の事もこれくらい頑張れれば、大体何とかなるのではないでしょうか。こどものうちに、考える習慣を付けるのは、本人にとってプラスになる筈。教室所属の院生特別研修は、毎回プロ参加のリーグ戦を6回、優勝は、現Aクラスの二人だけでしたが、下も力を付けてきました。夏休みも(気が早いですが)この調子で集中して行います。一人でも多くの子の夢を叶えられる様に&叶います様に。

2006/04/02(日) 大会
5月5日に、教室の大会を開催します。以前行なった団体戦方式です。まだ、若干の余裕がありますので、是非ご参加ください。任天堂の大会が5月7日です。こちらの締め切りは4月14日ですので、お気を付け下さい。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.