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2022/11/21(月)
人体の不思議
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※2500文字超えちゃったので、大省略版。ミドル日記に完全版あります。
篠原です!去年、佐久間さんが快走した二区。
これは偉大な先人に学ぶべきと思い、去年の日記を見ました。
そこには驚くことに、坂では差がつかない説が提唱され、そして立証されてました。
坂に入るまでで、相当なペースで佐久間さんが攻め、その結果が区間3位
なるほど、じゃあ、俺も最初から攻めるかと考え、初めの方は3'10で行けるところまでいこうっていうプランを考えてました。
しかし、それはあくまで佐久間さんの話であって、怪我明け、練習2週間の篠原に通用するとは限らない。
でも、結局自分の現状、そしてチームの作戦としても自分の役割は希望を絶たないことだという結論に達して、
自分の感覚で、息が上がるギリギリのところで、残り2kmまで持っていこうということにしました。あとは魂。
結果
23'56(6.8km)
3'06 3'19 3'20 3'28 3'24 3'56 3'23
なんとか耐えました。
位置関係的には同志社がほぼ同時スタート。 その前は関西福祉が50mくらい先。
それ以上前はだいぶ遠かったので、たぶんこの6.8kmでは関わらないなとおもって無視。
入りはどうやっても早くなるので、3'10切るくらいだろうなと思ってたらまあ、大体そんな感じで、ひとまず安心。
よしよしと思って、一旦タイム気にせず、気持ちよく走ったら次の1km3'19。
できれば3'15くらいで行きたかったから少し上げようとしたんですけど、息がすぐに上がってきそうだったので、ペース維持に切り替え。
2kmから4kmくらいは沿道での応援がいっぱいあって、めちゃめちゃがんばれました。
レース後に、定点カメラの映像のことで、みんなに心配されてたの知ったんですけど、あの時、僕は元気でした。息も足もいい感じで、とにかくリズム意識して走ってました。
2-3kmも無事、ペース維持できて、ここから一つ目の上り。
ここで、スタート直後に僕を追い抜いていった同志社が前から落ちてきて、何事もなく抜きました。
今の僕の実力からしたら確実に区間順位上の相手なので、ラッキーと思って、そのままペース維持。
次は関西福祉ですが、この子も一つ目の坂で相当ペースダウンしてるようで、差がだいぶ縮まりました。
上り坂が得意そうじゃなかったので、この子はゴールまでにいけると確信。この時点で一旦10位でりくやに渡せるなと思ってました。
ここからくだり。あのくだりは休憩のようで休憩にならないので、来年走る人は注意。
僕ももう少し、体力回復する算段でしたが、思ったより息を落ち着けられませんでした。
そして、ラスト2km。
ついにきた、ジュラシックパーク。
坂入り始めたくらいで関西福祉を抜く。
あとはどれだけ前に近づけるか。
そんな感じで残り1km。
この時点で、結構息が荒れてきて、足もそろそろ限界。でも、ここからがきついところ。正直、フォーム保つのも精一杯な感じでした。
これがジュラシックパーク。 果たして、頂上のティラノサウルスにたどり着けるのだろうか。
ただ、後ろはそんなに意識しないでいいことが大きかったです。
勾配が急になって、息が上がってきたら少しペース落として、少し勾配が緩くなったらまたリズムを戻す。
そんな感じで、なんとか残り400mのカーブミラー。
やっと見えたぜ。 上げ……
れない!
もちろん、ここでスパートかけるほどの元気はなし。
甘くみすぎました。 すでに120%以上出して、今すぐにでも、終わりたい。
でも、残りのコースは頭の中に入ってたので、ゴールだけを考えて、動かない足を動かします。
もう前向いて走るのもきついからたまに下見て、嗚咽漏らしながら前に進む。
やっと最後の100m。
必死に走ってゴール。
やっと終わった。
佐久間さんが去年、「もう二度と走りたくない」って言ってた気持ちがめちゃめちゃわかりました。
先に言っておきますが、僕ももう二度と走りたくありません。
まあ、練習量不足は間違いなく、水泳とか補強で鍛えた分、上半身は耐えたのですが、足の筋肉量が全然足りず、
体力ももちろん、雑魚中の雑魚。
だがしかし、なんとか考えた通りに完走できて、全体順位は抜かれるどころか一つ上げてシード権まで持っていけたので、
後悔しないくらいには現状で最高のパフォーマンスできたと思います!
上半身と下半身バッラバラで腰もアホほど低く、腕も全然振れてない姿をみんなに見られたと思うと、恥ずかしい気持ちもありますが、
太一に言ってもらったみたいに、あの姿で後続にちょっとは勇気与えられたなら、最低限男子主将の仕事は果たせたかなと思います。
全体の結果としては
自分達の作戦信じて走って、結果、しっかりハマって、神大として1番可能性のある展開に持っていって、やりたいことは全てできたレースだったと思います。
パートとか関係なく、 神戸大学として、ここまで分析通りに点を取れなかったり、見積りの甘さで失点してきた流れがある中で
自分達の思い描いたとおりにレースを進めて、やりたいことができた今回の駅伝はとても収穫のあるものだったと思います。
だからこそ、あきらの涙を見て、より一層シードへの想いが強くなった。
だからこの経験を糧に、来年こそはシード権取りに行こう!
来年の神大は間違いなく強い。
最強世代になるかもしれん。
けど、それは他の大学も一緒かもしれない。
他大学が一段階レベルアップするならうちはニ段階上がらないといけない。
道はまだまだ険しい。
だからこそ、覚悟持ってここから一年しっかり準備していきましょう。
また来年まで。
待ってろよ、丹後
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