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2021/09/19(日)
夢。
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22世紀から来た私は、将来起こる悪夢を阻止すべく、21世紀の公園へ続く路地に降り立った。公園に向かって左手には、輝く光が見える。あそこに到達すれば、あの悪夢を終わらせられる、自分がやるしかないのだと覚悟を決め、前に進む。21世紀少年と呼ばれる悪の元凶の姿は見えない。どこから、どのような攻撃を受けるのか、漠然とした、しかし、恐ろしいほど鋭利な不安が身体中を駆け巡る。 光に向かって歩みを進めると、いつの間にか景色が変わっていた。気付けば、大きなのっぽの古時計がありそうな家屋の内部と自分のいた公園の反対側が、いびつに混じった空間の中にいた。自分が公園の正反対にいることに驚いたが、それでもと、今度は自分の右手に見える光を目指し始めた。目指し始めた…のだが、身体に強い眠気が襲う。やつからの攻撃だ。ここで、屈してしまえば、未来は終わってしまう。意識を失わぬよう必死で、「生きる!生きる!」「ファイアーボール!ファイアーボール!」と叫ぶ。目をあけることすらままならない中、助けに来た友人達が、光に向かっていくのが見える…… はっと目を覚ますと、ゼミの友人が「細見、寝ながら叫んでたよ?それ病気だからやめた方がいいよ」と言う。そういえば、これが初めてではないような気がする……気をつけねば。なぜか友人の後ろがぼうっと輝き、教室の背景はぼやけている。 また目を覚ますと、視界に入ってくるのは、見慣れた自分の部屋の天井だった。ベッドから身体を起こし、体温計を脇に挟む。37.2度。どうやらまだ熱があるようだ。まだ夢うつつなのか、夜中の2時にも関わらず、どこからかペットボトルが鉄を叩く音がする。 とん、とん、とん、とん…。 とん、とん、とん、とん…。 ボトル中で空気が振動した鈍い音は、鉄に吸収されていく。それは、まるで助けを求めるように…。なんだかこの音を聞くのも初めてでない気がする。そういえばいつからだろうか、隣の家から漏れ聞こえる、公害のような親子喧嘩がピタリと止んだ。あの家の長男はどこへいったのだろうか。 終わり。
熱が出て、寝れないのでさっき見た夢をそのまま書きました。 中二病みたいな内容でとても恥ずかしいです。 時分が開けていたところを他の人に埋めて頂いたので、勝手に空いているところに書いちゃいました。 ちなみに、最後に起きたところからは現実の話です。
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