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2014/09/03(水)
院死のお勉強Part1
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こんにちは。来年度の動向が決まっていない四回生でございます。 最近勉強を始めてほんの少し賢くなったので知識をみんなに披露したいと思います。
ではまずは骨格筋に対するトレーニング効果についてです。
そもそも骨格筋(Skeletal muscle)というのは、意識してその動きを制御することができる随意筋であり、手足を動かす時に用いる筋の事です。また骨格筋は縦切りにすると規則正しい横紋構造が見られるため、横紋筋(Striated muscle)に分類されます。ちなみに心臓を形作る心筋(Cardiac muscle)も横紋筋です。
さて、話が逸れてしまいましたが、骨格筋に対するトレーニング効果についてですね。トレーニング効果については大きく分類すると3つの効果があります。
まず1つめは神経系の適応。筋トレを行う初期(1〜2ヶ月)には著しい筋力増加が見られます。しかし実際はこの期間に筋肥大は全く見られません。ではなぜ筋力増加が見られるのか。それは中枢神経系の改善とゴルジ腱反射などの抑制作用の低減などが主な理由として挙げられます。 あまりくわしく説明しすぎるのもアレなんで簡単に解説すると、筋が大きな力を発揮しようとすると腱や筋繊維が傷つくのを防ぐために、抑制作用が働いて無意識のうちに力をセーブしてしまいます。しかし何度も同じトレーニングをするうちに「これぐらいなら力を発揮しても大丈夫だ。」と体が認識してある程度リミッターが外れるわけです。それゆえ以前より大きな力が発揮できるようになる、というメカニズムです。
では2つめの効果について。2つめは多くの方がご存知の筋肥大です。これは先に述べた神経系の適応がほぼ上限に近付くと起こります。筋の容積が増し、筋力が増大します。この筋肥大という現象はテストステロンという男性ホルモンによって制御されています。そのため同じようなトレーニングをしても女性は男性に比べて筋肥大が少なくなります。
ラストの3つめは代謝的適応と呼ばれる現象です。筋収縮がトレーニングによって何度も繰り返されると、3つの体内での能力が改善されます。 1つめはタンパク質合成の活性化です。簡単に言うと「転写」と「翻訳」という過程を経てタンパク質が作られる、ということです。この辺は専門ではないので詳しくは知りません。理学部とか農学部の人とかに聞けばいいんじゃないでしょうか。 んで、2つめは無酸素性の代謝機能の向上です。ヒトは短時間での大きな筋力発揮の際は、無酸素運動と呼ばれる運動を行っています。無酸素運動は長くは続きませんが、代謝機能の向上によってより多くのエネルギーを代謝可能になります。 3つめは大容量のトレーニング(負荷が大きい、反復回数が多い、セット数が多い)を行うとFTa線維が増加します。そもそも速筋と呼ばれる発揮筋力や収縮速度に優れた筋線維は、FTa線維とFTb線維に二分されます。FTb線維は疲労耐性に乏しく、数分間の収縮で張力が著しく低下します。これに対してFTa線維はFTb線維と比較すれば疲労耐性に優れています。そして上記のFTa線維の増加というのは、FTb線維がFTa線維に変容することを指します。つまり、より疲労耐性に優れた速筋線維になるということです。
・・・・・・疲れた。
これだけ(英語のスペル以外は)何も見ずに記述できたので良しとしましょう。 文頭で、「ではまず」骨格筋に対するトレーニング効果うんぬんと書いていますが疲れたので今日のところは終わりで。また僕が勉強に飽きてなおかつ日記が空いてればなにか書きます。 次に勉強しないといけないのは心臓系と肥満についてですかね。
ほんとは「運動処方の原則」とか「プライオメトリックトレーニング」とか「伸張・収縮サイクル(SSC)」とかの方がみんなには役立ちそうなんですけど、この辺は最近の試験で出題済みなので今年は出ないかなと。だから勉強してないので書けません(笑)
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