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2010/03/01(月)
「SS」デートがしたい1
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日記代わりになのはSSをUPしてみる。 こうやってブログとか日記とかの方が小出しにして書きやすいよね。 書きあがったらまとめてHPにUPします。
したらば↓よりどうぞ〜。
「なのは……」
愛する人の名をポツリと呟く。 今ここにいない彼女の名前に、胸の奥に暖かなものが流れる。 なのは。 たった三文字の、だけど私にとって一番大切な言葉。 できることなら、今すぐにその手を取りたい。 抱きしめて腕の中に閉じ込めたい。 彼女の温度と唇の柔らかさを堪能したい。 ねぇなのは、どうして君は、今ここにいないのかな?
「仕事中だからに決まっとるやん」 「……知ってるよそんなこと」
突然入れられた無粋な横槍に、ふてくされた顔をして目を向ける。 書類を片手に呆れた顔をしているはやてを一瞥すると、前方へと注意を戻した。 そう、今は陸士部隊への移動中。 車両に補助機構と安全装置が組み込まれているとはいえ、前も見ないで走らせるわけにはいかない。 万が一事故なんて起こして、なのはのところへ帰れなくなったら元も子もない。 それに心中するならはやてより当然なのはの方がいいに決まってる。
「怖いこと考えとらんで、気をつけて運転してや〜?」 「分かってるよ……だいたいはやて、どうして人の独白に突っ込んでくるの?」 「そんなん、どっかの阿呆が内心垂れ流しとるからや」 「あ、アホじゃないもん!」 「それやったらなのはちゃん馬鹿やな」 「ば……あ、でもそれならいい、かも?」 「ええんかい……」
思わず口をついて出た私の言葉に、シートからずり落ちかけるはやて。 馬鹿は酷いと思うけど、それがなのはに関してというなら……あながち間違ってはいないという自覚はある。 世界で一番なのはを愛しているのは私だ。 うん、それだけは間違いない。
「仲えぇみたいでよぉござんした……」 「ちっともよく聞こえないよその言い方……そういうはやてだってシグナムと仲いいじゃない」 「……」 「……え、悪いの?」 「いや……悪くはないんやけど、な」 「?」
はぁ、とため息をつくはやて。 いつもからかわれてばかりだから、ちょっとやり返そうと思っただけなんだけど…… どうしよう、地雷、踏んだかな……?
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