BOSSの独り言2
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2006/08/29(火) 強く抱きしめて欲しい
彼方のブログhttp://kanata.irei.info/のコメントを改めて全部読んでみた。
心温まる応援のメッセージが一杯。
そして、彼方の頑張りを労う言葉が一杯。
彼方の未来に期待してくれてる想いが一杯。

係る者として、本当に嬉しい限り。
本人は勿論の事、我々も頑張らなきゃいけないと思う。

彼方と出会って、随分と時が経つ。
当時、彼は、ランタンと言うスリーピースバンドのBa&Voだった。
俺は、ストロベリーマンと言うスリーピースバンドをプロデュースしてた。
(ギターのTAKUが在籍したバンド)
松崎しげるサンのプロデュースもしてた時期。
しげるサンのスタッフから紹介されたのが、ランタンだった。
早速、渋谷魂に出てもらった。

同じスリーピースバンドって事もあってか、
ランタンはストベリの弟バンドのような存在になった。
ON AIR EAST、BOXX、AX、と、重要な渋谷魂では必ず競演した。

彼方の最初の印象は・・・
警戒心が強いのか?人見知りなのか?俺が怖いのか?
とっつきづらい奴だな〜だった(笑)
が、何度かイベントの打ち上げ(当時は盛大にドンちゃん騒ぎ:笑)で
話し込んでみると・・・
クソ真面目で、素直で、いい奴じゃん!!に変わった(笑)

ライヴの批評や厳しいダメ出しを真剣な顔で訊いていた。
ぶっちゃけ、他所の事務所のアーチストには、あまり踏み込んだ話はしない。
業界のルールだし、こっちも言った言葉に責任持てないからね。
それでも・・・
「今日は、どうでしたか?」「どこがダメですか?」と詰め寄ってくる(笑)
最初は、こっちもヤンワリと「結構良いんじゃな〜い」なんて軽くかわしてた。
「本音を言って下さいよ」と、詰め寄ってくる。
じゃあ、言わせてもらうが・・・「ダメダメだな」と(笑)

その後、ランタンを辞めたいと相談を受けた。
丁度、ストベリも活動休止の時期に入ってた。
あくまでも俺は、彼等の事務所の人間でもないし、プロデューサーでもない。
正直、困った(笑)
ニュートラルな立場のオブザーバーとして話を訊く事にした。
当然、他のメンバーも交えて。
過去にもバンドを幾つも面倒を見て来た経験もあるし、
彼等の悩みが、少しでも溶けるならと思ってね。
勿論、結論は、本人達が決める事、
ガス抜きになれば、良い解決策のヒントをあげられればと思ってた。

話を訊くと、脱退の決意は固かった。
他のメンバーとも、十分に話し合って、理解し合って出した答だった。
彼等にしてみれば、自分達の考え、答を、第三者の誰かに確認したかったのかも。

バンドでは良くある事。
バンドとして向かう音楽的方向性と、個人が向かいたい音楽的方向性のズレ。
彼方は、その微妙なズレを、もう隠しておけなくなった時期。
わがまま?自己主張?答は難しい。
憧れで始めた音楽・バンド。
経験を積むほどに、自分の理想の音楽・バンドが見えてくる。

折り合いをつけて、バンドを継続か?自分ひとりで始めるか?

彼方は、悩んだ末に、後者を選んだと言うわけだ。

男気、任侠道が好きな彼方、きっちりと事務所社長とも話し合って
円満に、ランタンを脱退、たった独りのゼロからスタートとなった。
丁度、3年前の冬だったと思う。
その頃、俺も、今までの渋谷魂を一旦解体して、ゼロから組織創りを始めようとしてた時期。

暇になってたストベリのTAKU(笑)を迎え、彼方のソロプロジェクト「Daniel Control」がスタートした。
資金的な援助は、すぐには出来ないが、夢の手伝いは約束するよと。
俺と、俺の仲間達と、次の時代を創ろうぜ!!と(笑)

順調に活動してた住み慣れた環境を飛び出してきた彼方、さぞや心細かった事だろう。
何せ、何も実態の無い「渋谷魂」と俺達(当時は事務所も無い)と始めるのは、泣きそうだったろう(笑)
何も無いから、失う物も無いし、怖い物も無い。

最初に、彼方と創った作品は「強く抱きしめて欲しい」。
やりたい音楽、理想の音楽・・・そんなものどうでもいい。
今の自分の本音、本当の心の叫び、ぶちまけろ!!と。
任侠好きな彼方流に言えば、過去の自分を認め、清算し、生まれ変わる為の歌。
抱えてたコンプレックス、悩み、総て解放しろよ!!と。
ノートに書き殴った言葉が、メロディーとなり、生まれた作品。
当時の彼方の生々しい総てが、吐き出された作品。
きっと、もう、書く事の出来ない作品。
初めて聴かされた時、泣きそうになった作品。

ブログに書かれたコメントを読みつつ、「矛盾した〜時代〜」を無意識に口づさんでた。

ランタンを飛び出した日から、随分と時が経った・・・
自分の居場所、存在を捜してた、抱きしめて欲しいと願ってた、彼方が・・・
頑張った代償として、沢山の人達から、抱きしめて貰えてる気がする。

小さな山を一つ登った気がする。
少し、休んだら・・・
さぁ、気を引き締めて頑張ろう!!

彼方を丸裸にした(笑)
トーク番組「いつみても波乱万歳」はコチラ↓
http://www.netlive.ne.jp/nettama/

追記:
独り、この日記を書いてる時に・・・
事務所のドアが開き・・・
「お疲れ様っす〜〜!!」と大きな声が・・・
彼方じゃん・・・
ビックリさせんなよ・・・ったく!!(笑)
で、下が、彼方からのお土産です。
気が利くようになったなぁ・・・
これも、テニミュ効果か(笑)
ご馳走様、皆で食べるよ。


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