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2013/01/14(月)
八重の桜を見て。
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2013年のNHK大河ドラマ「八重の桜」。昨日が第2話の放送でして、本役の綾瀬はるかが登場しました。八重の周囲にいる男性陣もカッコいい。
……のですが、
何なんでしょうね、この「来週も見ようという気がなぜか起こってこない」感じ。1話は(おそらく、制作側も気合を入れて作っていたと思しくて)若者たちのキラキラした青春グラフィティみたいな感じがあって、好感持ったのです。が、何かこう2話の、予定調和的な印象。なんとなく想像がついてしまう感じとでも言えばいいのかなあ。
例えば2話の鳥を撃つ場面、「銃は殺生の道具」だと山本パパが示したのですが、あれね、パパが「どいてろ」と言った時点で、このあとどういう発言が出てくるかが大体分かっちゃったのです。「銃はオモチャじゃない、命を奪う武器だ」的なことを言うんだろうなー、と思ったら、あー、やっぱり言ったね、みたいな。(※ノベライズは読んでません。)
もちろん、よく出来てるドラマだと思うので、あえてあげつらわなければならないような重大な「抜け」や「穴」があるわけではないのですが、まさにその点に物足りなさを感じる、とでも言えばいいのかな。きれいにまとまりすぎていて、どこも外していないことへの物足りなさというか。「ちょ、お前、そう来るのかよ!」みたいな驚き、予想していなかった物が飛び出てくるような意外性がない気がするのです。
もちろん、まだ2話しか見ていないので判断するのは早計。今後どういう見せ方になってくるかは、まだまだ分かりません。
そういえば、私が「八重の桜」に関して否定的なことをツイートすると「清盛原理主義者」「虫唾が走る」などとお叱りを受けまして、確かに良くなかったなと反省しました。が、その後TLを眺めていると、「八重の桜」を高評価するのに「平清盛」を引き合いに出して腐す御仁が目立ちます。「八重」を褒めたいというよりも、とにかく「清盛」を叩きたいのではないかと感じるほどです。ある行為を他人には「やるな」「虫唾が走る」などと制止しておきながら、自分に対しては同じ行為を許していいのなら、こんなに楽なことはありません。何か納得の行かない思いです。
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