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2012/07/04(水) 「平清盛」第23回「叔父を斬る」
全米が泣いた第23回です。

OP映像の定位置から山本頼長が消え、吉沢なりちーがピンクレジットになったことに感慨を覚えていると、あっという間に本編です。

忠正とその息子たちの斬首を告げる信西に清盛は抗議しますが、「従わぬなら官位、領地、財宝を召し上げる」と平然と返されてしまいます。動揺し、階(きざはし)でずッ転ぶ清盛。

何とかならないかと、後白河帝のお気に入りである藤原成親に訴えます。しかし、「私もお諌めしたのですが、いかんともしがたく」と身を震わせて謝る成親。なりちーも清盛の境遇に心を痛めているんだね…と思ったら、

芝居でしたがな。

なんと食えん奴。平治の乱で重盛に泣きつくくせに!

一方の義朝も、父の為義と弟たちを斬首するよう言い渡されていました。憤然と抗議する義朝ですが、黒さ全開の信西は痛くもかゆくもありません。「清盛は全部しゃべったぞ」と、複数犯を取り調べる刑事のようなやり口で義朝を揺さぶります。

動揺した義朝は、自邸に戻ると由良を殴って八つ当たり。株価下落に歯止めがかかりません。 由良が良かれと思って為義を連れ戻したのは分かっているのに、苛立ちをぶつけてしまうのでした。

平家メンバーもあれやこれやと案を出しますが、結局話はまとまりません。何とか忠正を助けたいと思う清盛ですが、忠正は死罪を受け入れると静かに告げます。

源氏パートでは、久々に語らう為義・義朝親子。この場面、夕日が差しているせいもあるんですが、小日向為義さんの穏やかな笑みがなんかもう、解脱して見える。 仏です、既に。

由良は義朝に頬を張られてもめげるどころか、鬼武者(10)に為義の斬首を見せるつもりです。なんちゅうスパルタ教育ママですか。為義一人だけならまだしも、その息子たち(鬼武者からすると叔父さんたち)5人も斬られるんですから、計6人が斬り殺される惨劇を10歳(満8〜9歳)の子にその目で見ろとか、酷ですよ…。首を切るんだから、出血すごいしね。

いよいよ後戻りできなくなり、覚悟を決める源平双方の人々。

執行の日、忠正と息子たちは無紋の狩衣(浄衣:じょうえ)に身を包み、一門に最後の別れを告げるのですが、

ここからもうタオルいります。

この見送りの場面、忠正が短く「参る」という以外、一切台詞がありません。なくして大正解。役者さんの表情、目と目を交わし合って頭を下げる。これだけで十分すぎます。ヘタに何かしゃべらせたら一気に白けるところです。

遂に、執行の場に来ました。

清盛が忠正の後ろに回り、いよいよ…と思ったら、

なんか小汚い坊主が物陰に。

源氏方も為義はじめ息子たちがむしろに座り、いよいよ…と思ったら、

なんか小汚い小僧が物陰に。

西行・鬼若の2人をそれぞれ目撃者として、処刑が行われます。(平家方の刑場で水音が聞こえるのは、六条河原ということを暗に示しているのでしょう。)

しかし、清盛も義朝も身内を斬れません。

そこで流れる反則技、アヴェ・マリア。

「斬れ!」と声を上げる忠正、為義。

小日向さんその顔は反則――!!

なんですかその悟りきった穏やかな顔。いかんですよ。どんだけ泣かせたいんだ視聴者を…!

遂に清盛は剣を振り降ろし、忠正は絶命します。

一方、父を斬れない義朝。刀を取り落として座り込み、子供のように泣き出してしまいます。

弱く不甲斐ないとばかり思って袂を分かった父は、こんなにも穏やかだった。子の自分といがみ合った末に死罪にされながら、自分に何の恨みごとも言わなかった。為義は確かに弱かったけれど、温かい父だった。自分が見捨てた程度の人物では全くなかったのに、それに気付いたのが手にかける直前だったのです。大きすぎる物を捨て、そのかけがえのなさに気付いたんですよね。義朝は、取り返しのつかないことを何年にもわたってしてきたのです。

「義朝、泣くでない。泣かずともよい。もうよい。もうよい」

いやもうこの台詞、涙腺直撃でした…。録画で見ても同じ所で泣いてしまいますから。

結局、義朝は自分で為義を斬れず、落とした刀を正清が拾い、首を落としたのでした。

源平計11人の処刑が済んだと聞き、一筋の涙をこぼす信西。これはあれですか、「殴ったほうも痛いんだ」的なことでしょうか。

この回は死刑執行だけで完全燃焼したので、その後の後白河帝の宴はおまけという感じでした。

ラストを飾ったイベントは鬼武者の元服。およそ30年後に平家を滅ぼす源頼朝が誕生し、次回に続く。

いやー、泣いた、泣いた。豊原功補さんも小日向文世さんもハマリ役にして名演でした。名場面として語り継がれることでしょう。ありがとうございます。お疲れ様でした。

ここまで重たい場面が続いたので、24回「清盛の大一番」は気楽に見られるコメディ回なんでしょうね。

さてここらで、本編中で台詞は少ないかほとんどないものの、ちゃんと役名がついていてクレジットにも出ている皆さんをまとめて載せておきます。

公卿:
藤原公教 並樹史朗
源雅定 赤星昇一郎

頼長の息子たち:
藤原師長 片山景介
藤原兼長 中根大樹

梓 水木薫(すみません、どの場面に出ておられたのか分かりませんでした…)

頼長の従者:
図書允俊成 窪田吾朗

忠正の息子たち:
平長盛 大地泰仁(処刑前の表情が晴れやかでした)
平忠綱 久保山知洋
平正綱 山本卓
平通正 竹下諒一

為義の息子たち:
源頼賢 永岡佑
源頼仲 岩間天嗣
源為宗 大木貴文
源為成 新井裕介
源為仲 藤村直樹

【拍手お礼】
7月2日午前1時、午後1時台に拍手下さったかた、ありがとうございます!またお待ちしております。^^


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