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2012/05/21(月) 「平清盛」第19回「鳥羽院の遺言」
近衛帝崩御からの続きですので、年は引き続き久寿2(1155)年。

大穴・雅仁(29)が即位したので、俄然発言力が大きくなった乳父の信西(50)が突如アイドルに。一方、転落したのが頼長(36)で、近衛帝を呪詛して殺したという噂を立てられ、内覧の地位を奪われてしまっていました。失脚後の頼長はどうしようもないので宇治に引きこもってたみたいですね。左大臣の会話の相手がオウムしかいないという、思いっきり負け組の描写です。実際、公春も幸子も他界していますから、近くで支える人がどんどん減っていたという状況は間違いではないと思います。

さらに追い打ちをかけるように、その「支える人」がまた一人減ってしまいます。「台記」によればこの年の8月27日、為義とともに頼長に仕えていた義賢が、義朝の長男・義平に襲われて死亡。初登場の義平、荒々しくていいですね。まさに悪源太。彼はウエットな場面が必要ないので、戦闘マシーンに徹してOK。

しかしあれですね、この場面、思いっきりヤクザの抗争ですね。敵派閥のリーダー格を子分に取り囲ませて追いつめて、満を持して進み出ると、とどめのピストルをぶっ放す若頭の図です。いやだって、弓矢って当たり前ですけど飛び道具ですから、距離のある相手を攻撃するためのものなのに、あんな2〜3歩の距離から射殺とか、外道だわー。極悪源太。

(ちなみに本郷和人さんは「謎とき平清盛」の中で、義朝の大庭御厨介入事件について「暴力団と県庁がぐるになっているようなもの」と表現しておられます。「平安末期の武士=ヤクザ」という認識はあながち間違いではないはず。)

平氏パートでは平滋子(14)が初登場。平時信の娘で、時子と時忠の異母妹です(時子と時忠は同母姉弟)。美しい滋子を時忠が清盛邸に見せびらかしにやってくると、野郎どもがわらわらと集まってきます。「俺は時子を妻にしているのだし、そ、それはちょっと…///」と、誰もそんなこと言ってないのに姉妹【自粛】の妄想を始める清盛(38)。誰か止めて。

割って入った忠清が「年齢から言えば重盛様か基盛様と…」と言い出します。確かに重盛18歳、基盛16歳なので妻を迎えてもおかしくありませんが、「我らにとっては叔母上だから」と重盛。継母の妹なので血はつながってないんですが、「叔母はやっぱマズイだろ」と考える辺りがやはり真面目です。一方、お気楽次男坊能の基盛は「別にいいじゃん!」とwktk状態。

…いや、それはそうなんだけど、そもそも重盛・基盛はどう見ても成海滋子より年下なんで、役年齢の上下と役者の年齢が逆転してるんですよね。だからここのやり取りは(かわいいけど)ちょっと苦しい。「もっと年上の方が」と口をはさんだ盛国GJ。そしたら忠正と家貞が鼻の下を伸ばし始めて、もう何なんだこの仲良し一門。個人的には、黙って襟を整えてる経盛がすごく愛おしかった…!「平氏のギャグパートいらない、ぬるい」みたいな声も散見されるのですが、私は「一門仲良しの平氏」が大好物なので、ああいう場面はほんと幸せです。

それにしても、「きれいな子が来てる」くらいで全員集合してるとか、よく考えたらあり得ないですよね。清盛の子どもたちはともかく、忠正や経盛(32)・教盛(28)はそれぞれ世帯を構えているはずですから。ひとつ屋根の下なのか平氏は。ほんの小さな出来事に愛が傷ついて部屋を飛び出したりするのか。悪左府が車椅子で登場するのか。しないか。

(ちなみにこのシーンで滋子が「好いた人と結婚したい」と発言するとTL上に「(去年の)江みたい…」というツイートが少なからず流れまして、大河ファンの間の「江アレルギー」の根強さを感じました。)

池禅尼の住まいにはちゃんとが作ってあるのが、なんだかファンとしてはうれしい。「池のある屋敷(池殿)に住んでいたから池禅尼と呼ばれていた」なんて説明はドラマの中ではされないのですが、「分かる人だけ分かってね」という感じでしょうか。

気を取り直して、朝廷パート。後白河帝即位の祝いの宴(成親の詠唱の声がなかなか良い)に新院(37)が不幸の手紙を送り付けてきたり、なんかもう修復不可能なことになってます。鳥羽院(53)は倒れ、病の床に。

源氏パートももはや修復不可能。義朝(33)は義賢を殺したことで為義(60)と完全に切れ、鎌田正清は「ついてけない」と言ってどっか行ってしまいます。

そうこうしてるうちにもう年が改まって冬も終わったらしく、新院(38)が夏直衣でご登場。とうとう流血の夏が来たのかと思うと、この夏直衣を見ただけで胸に迫るものがありましたよ…。美福門院(40)は落飾姿に。

そして7月2日、危篤となった鳥羽院のもとに新院が駆けつけますが、警護していた清盛が剣を抜いて立ちはだかります。にらみ合っていると鐘が鳴り響き、鳥羽院が閉眼したことを知るのでした。享年、54歳。

【今週のあっきー】
 鳥羽院と新院を和解させる!と清盛がしぶとく奔走して、鳥羽院の写経をあっきーに届けたりするのですが、この人もう前回ラストで人間やめて鬼になっちゃってますから、何言ってもだめです。ほーらビリビリ破いちゃったー。
 新院の境遇は本当に気の毒だと思うけど、悲しんでる井浦あっきーがこれまた美麗なんですよね。救われてほしいけど、悲しい顔もずっと見ていたいという、なんか倒錯した気分になってまいります。


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