日記 & 更新情報
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2012年3月
前の月 次の月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新の絵日記ダイジェスト
2013/02/24 更新情報
2013/02/17 うわああー。
2013/02/09 徒然なるままに
2013/01/31 結局「何を優先するか」という話。
2013/01/20 「八重の桜」を見るのがつらい。

直接移動: 20132 1 月  201212 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201112 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201012 11 10 9 8 7 5 3 2 1 月  200912 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200812 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200712 11 10 8 7 6 5 4 3 月 

2012/03/26(月) 拍手お礼
3月19日、21日13時台、22時台に拍手下さった方、ありがとうございます!またおいでいただけたら嬉しいです^^

21日13時台のかた> レビュー読んでくださり、ありがとうございます。できれば毎回書いていくつもりですので、よろしければまたどうぞ♪

さてさて、「平清盛」は第12回も盛りだくさんで面白かったです。ハマり役の人が多いですよね。詳しい感想はまた後日書きます。

2012/03/20(火) 「平清盛」第11回「もののけの涙」
今週は、劇中の空気を清めてくれていた明子さんが他界。息を引き取るシーンはやはり、泣けました。では今週の感想を。

【今週のあっきー】

前回はご登場あそばされなかった崇徳帝(22)、今回は冒頭からのお出ましです。保延6(1140)年、重仁が誕生。母は后の聖子(19)…ならよかったのですが、近侍の女官・兵衛佐(ひょうえのすけ)。この「摂関家に縁のない皇子誕生」が、各方面を揺るがすことになります。

案の定、体仁即位を進めようとしていた関白・藤原忠通(44)は動揺。娘の聖子が養子としていた体仁が天皇にならないと、忠通は外戚になれないのです。そこで体仁の生母・得子(24)のもとに駆け込むと、得子は余裕をぶちかましてその狼狽を鼻で笑い、

「帝が初めて牙をむかれたのじゃ…。お相手して差し上げねば無礼であろう」(ニヤリ)

なにこの半端ない最強感。得子怖ぇええ。崇徳帝と2歳違いとか絶対嘘だよ。800年くらい生きてるよこの人。

崇徳帝のもとを訪ねた得子。「重仁を即位させたいのは分かるが、体仁が皇位につかないと忠通が文句を言うから、まずは体仁を皇位に。そして、その父として院政をすればよい」と勧めます。「そういうことなら」と、あっさり承諾する崇徳帝。

しかし、崇徳院政が仮に実現すると、その実子である重仁の即位は時間の問題となります。養子の体仁をいったんは後継にしても、実の子を日陰の身に留めておくことは考えられないからです。それこそが、忠通と得子が全力で阻止しなければならない事態。それを考えると、この2人が崇徳院政を許すはずはないのです。そこまで考えが行かなかったのは、崇徳帝の痛恨の失態でした。

そして翌年の譲位の日、宣命に書かれていた言葉は皇太弟。体仁は崇徳帝の子ではなく、弟である、ということになっていました。院政は今上帝の直系尊属(父・祖父・曾祖父)でなければできないこと。兄では、できないのです。

いやもう、得子の高笑いが聞こえるようでした。ここから崇徳帝は、暴発に向かって進んでいくわけです。あー、目が離せない。以上、今週のあっきーでした。(そういえば、井浦あっきーが劇中で黄櫨染を着たのはこれが最初で最後じゃないのか…)

朝廷パートが陰謀やら蹴落とし合いやらで暗黒すぎて、平家パートが作中の清涼剤。ふじもっさんがご飯をもりもり食べているところなんか、楽しくてしょうがないです。しかも、ひと口が大きい(笑)。こういう動作にも「その人らしさ」を出しているのがいいですね。役への愛を感じます。平家の仲むつまじさを見るとほっこり。

こちらは再登場の時子(16)。また源氏物語読んでます。初登場の10さ歳そこそこのときからあまり変わってないんですが、大丈夫かこの子。…と思ったら、異母妹の滋子が子役で登場。あれ、この子何歳?と思ったら、滋子は1142年生まれ…って、まだ生まれてな…い…。あれ?いま1141年だよね?わ、わからん。

さて、東国で勢力拡大中の義朝はますます野生化が進んでいます。行縢(むかばき)のまま、肉をがつがつ食べてます。「今宵だけか?」という台詞がワル全開でカッコいい。家来にした波多野義通から妹を差しだされ、寝所に通されるや服を脱ぐ。

やばいこいつアドレナリン出すぎ。

いやでも実際、義朝は冗談抜きで行く先々で子供をつくっているという「エネルギーありあまり男」なので、これくらいの描写はやっておかないと、あちこちに子供がいるという事実が説明できません。今回登場した娘さんとの間にできたのが次男・朝長。長男の義平も、すでに産まれています。

一方の京では、義朝に会いたいのに会えない由良が為義に八つ当たり。限界に達した為義に逆に怒鳴られてしまいますが、それもこれも義朝恋しさなのでした。
このお嬢さんが恋しがってる男、出会った時よりも獰猛化が数段進んでるんだけど、ええの?

まあ、もともと義朝の荒っぽいところにグッときたんだから、いいんでしょう。泣くときに袖で顔を隠すしぐさがいいですね。

で、また平家パート。清盛と一緒に神社に参詣する明子さんですが、帰りに病人に手を貸したばっかりに、疫病に掛かってしまいます。命を奪う病だから治らない、隔離しておくしかないという薬師。

清盛の大きな夢を一緒に見られて幸せだった、清盛の目に映っていた大きな海、広い世界を見られたから、十分ですという最後の言葉を夫に贈り、明子さん他界。さみしい…。

清盛はあまりのショックに泣きわめき、祈祷の僧侶に効かねえ祈祷いつまでもやってんじゃねえよキック!

僧侶に当たってもどうにもならないのですが、とにかく今はわんわん泣きたい清盛でした。

来週はいよいよ、あの男が帰ってくる…!

------------------------------------------

【拍手お礼】
3月18日に拍手下さった方、ありがとうございます!第10回は「置いて行かれた感」の視聴者が多かったのではないでしょうか。堀河局の台詞、さすが的を射ていますね。カットされたのが惜しいです。この後、堀河と西行の友情も描かれるといいですね。

2012/03/17(土) 「平清盛」第10回「義清散る」
すみません、今回はよく分かりませんでした。個人的に、あまり義清に興味がなかったせいもあると思いますが、何かモヤモヤとしてしまったかな。

今回のベストシーンが頼長と通憲の論語ユニゾンだと言えば、義清パートに食指が動かなかったことが伝わるでしょうか…。というと言いすぎかもしれませんが、実際、このシーンはよかった。2人とも学識豊富だということを端的に示しているうえ、「学を究めるという点で共通する志がある」、しかし「決してもたれ合うような友人関係ではない」ことが、ユニゾンの際の厳しい表情から分かる。学友でありながら、根本的に隔たった部分があることをお互いに分かっている、緊張感のある関係なのです。

で、義清パート。

待賢門院に狼藉を働いたのはお前だろう!と、またしても理詰めで義清を詰問する頼長(この頼長の取り調べ、もうコーナー化してほしい・笑)。なんで頼長は義清を苦々しく思っているかというと、そもそも歌詠みだという時点で嫌いなんですが、頼長は待賢門院寄りだからです。彼の妻・幸子は藤原実能の娘であり、実能は待賢門院ときょうだい。つまり頼長にとって待賢門院は「妻のおば」で、鳥羽院が待賢門院から離れて得子寄りになってしまうと困るんですね。だから、待賢門院に別の男ができるなんていうのは、頼長にとってはあってはならない状況なのです。そのあたり、もう少し描いてくれれば分かりやすかったかもしれません…が、こういう姻戚関係を詳しくやり始めると非常にこんがらがってくるので、難しいところです。

その義清は、璋子を「救った」と思っていたのに、その心がいまだに鳥羽院にあることを知って逆上。美を追求して生きていたはずが、己の中にあった生々しい感情が噴出し、それを正視できなくなってしまいます。

いかに自分が煩悩まみれか、いかに汚いかに気付いてしまった義清。そんなときに、無邪気な娘に桜の花びらを差しだされたりなんかしたらもう拷問です。発狂しろと言われているようなものです。そりゃ蹴りたくもなります。(本当は蹴っていませんが)

まとめると、

いちばん中2病をこじらせていたのが義清だったってことだよ。言わせんな恥ずかしい

ってな感じでしょうか。

この回で、「出家する」つまり「俗世を捨てる」ということの意味をふと考えさせられました。人間はどこまで行っても、生身の体を持つ動物であり、それゆえの本能的欲求が常に湧き出しているものだと思うのです。あれがしたい、これが食べたい、あの人が欲しい、あいつが憎いと。そういう野生動物のような生々しい感情を持ちながら、人にはまた理性や良心もあります。だから、後者は前者の存在に悩み、本能を無にできない限り「自分は汚い」と思ってしまいます。

私は、人間は動物であることをやめることはできないし、そうである限り、汚い本能も美しい良心もともに呑み込んで、どちらも自分の姿だと覚悟を決めて生きていくしかない、それが「生きる」ということだと思います。そう考えると、「自分の醜い部分を直視できないから、出家する」というのははっきり言って現実逃避です。だから私は、現実の汚さ、醜さとがっぷり四つで向かい合う清盛が好きなんだなあ…と、これを書きながら気がつきました。

でももちろん、世を捨てた義清にしか見えないものはきっとあるでしょう。それが今後、ドラマを織りなす糸の中で、他のどの糸とも違う色となってくれたらいいなと期待しています。

2012/03/13(火) 拍手お礼
3月1日、11日に拍手下さった方、ありがとうございます!

頼長の容赦ない取り調べ、いいですよねぇ。宮中の気に食わない人をビシバシ追いつめる頼長が見たいです。ドS頼長上等です。


富山は日曜あたりから久しぶりの雪。とはいえ、一時ほどには積もっていません。これが冬の終わりの合図ならいいのですが…。もう3月中旬ですし、さすがに。

2012/03/10(土) 「平清盛」第9回「ふたりのはみだし者」
今回は重盛誕生+雅仁登場+王家ドロドロ修羅場。

のっけからなんですが、あー私やっぱりジャンプ展開が好きだ、と思いました。いつもは「少年ジャンプ7:昼メロ3」くらいでやってて、面白く見ていたんですが、今回は「ジャンプ2:昼メロ8」になっちゃってたので、なんか… ぽかーん(・д・)としてしまったのです。

藤本せんせー!少年マンガ少年マンガー!!(駄々)

…などと言っていても進まないので、おさらいしつつ感想を。

まずは保延4(1138)年、重盛が生まれます。泣いて喜ぶ清盛。平家の中に初めて、自分と血のつながった子が生まれてきました。そりゃかわいいよねえ。(ちなみに、重盛と後に浅からぬ縁になる藤原成親も同じ年に生まれています。)

で、清盛の館は大宴会。意外に酒癖が悪いことが判明した盛国、上川さんの飲んだくれ演技がうまいです。家盛もお祝いにやって来ます。相変わらず兄上大好きの家盛君。「平家は兄弟仲がよかった」と、頼朝のナレーションが入ります。「それに比べて王家は…」と続ける頼朝ですが、

王家より問題なのは君んちの兄弟仲だろう と日本中の視聴者が突っ込んだのは想像に難くありません。

【今週のあっきー】
その王家では、相変わらず孤独な日々を送る崇徳帝(20歳)。なんと妻の聖子(17歳)にまで、同衾を拒まれてしまいます。「子が産めない私のもとに通ってこられても心苦しい」と…。確かに、聖子が入内したのは1129年で、この時点で10年近く経っています。それでも子供が出来ないなんて、私はきっと、そういう体なんだ…って君はまだ17じゃないか聖子ちゃん。入内から10年といっても、そもそも8歳で入内というのが早すぎたわけで、これからいくらでも可能性があるはずなんですが。

ただ、この「子供が産めないから云々」というのは本心ではなくて、男児誕生の期待を父の忠通からかけられすぎて疲れてしまい、ちょっと離れたくなったという可能性もあります。呈子(九条院)の想像妊娠騒ぎなんかも考えると(彼女の父も忠通)、入内した女性へのプレッシャーはかなりあったのでしょう。

しかし、そう言われて「さようなこと、気に病まずともよい。朕の妻はそなただけだ」とか言って聖子を抱きしめない崇徳帝も崇徳帝なのですが、「聖子がそういうなら、無理には…」と思ってしまうのかなあ。優しすぎるよこの人。優しすぎて、時に押しが弱いのですよ。うわーん。以上、今週のあっきーでした。

さて今回の目玉、雅仁親王が登場です。ずいぶん大きな坊やですが12歳です。乳父(めのと)が高階通憲であることが書かれ、妻の朝子さんも登場。はっきりものを言う女性という設定のようです。夫の尻を叩いている感じ。

年が改まって保延5(1139)年、得子(23歳)が遂に!男児を出産しました。鳥羽上皇にとっては九の宮となる体仁(なりひと)親王です。この場面の赤ちゃん、ホントに生まれたてほやほやで驚きました。清盛の誕生シーンもそうでしたが、血とかついててかなりリアル。こんな赤ちゃん、どこから連れて来るんだ…。今まで、「得子は鳥羽院に愛されてはいるが、男児を産んでいる国母・待賢門院に対し、女児しか産んでいないのでまだ大きな顔はできない」という構図だったのが、音を立てて変動し始めます。

で、体仁の誕生を祝う宴がなんかもう昼ドラ10回分くらいの修羅場っぷり。これはさすがにありえない!と思ってしまいました。「帰ってもよろしゅうございますか、気分が悪うなりました」と内大臣・藤原頼長(20)。全視聴者の気持ちを代弁してくれた内府GJ。

しかし王家は家庭としてはほんとに崩壊してます。この退廃ぶりを描くことで、雅仁が自暴自棄になって遊び呆けるのも分かるよ、と視聴者に思わせる。この辺は矛盾なく話が出来ています。

夜にこっそり璋子を訪ねてくる義清。璋子も得子に罵倒されて動揺してるので、義清に抱きしめられて泣いちゃったりしてます。いかんよ、璋子…。

宴のあとで行方不明になった雅仁を(おそらく通憲に「そなたも手伝うてくれ!」と言われて)探す清盛。するとみすぼらしい民家に、身ぐるみ剥がれた親王が…。賭博で大負けしたようです。

ひとまず清盛の館に連れて来られた雅仁は、懲りずに双六遊び。そこへたまたまやって来た清太(2歳)を見た雅仁は何を思ったか、「私が買ったらこの子をもらう」と言いだします。双六は清盛が追いつめられるものの、最後に逆転勝利。逆切れした雅仁が盤を振り上げると清太が泣き出してしまいます。清盛はとっさに清太を抱きしめて脇差を抜き、「清太に害をなすことあれば、お命ちょうだい仕る」と宣言。きました伏線台詞。清盛は一貫して重盛が大好きなんです。それがしっかり示されました。子供じみた言動の雅仁をたしなめる場面もあり、清盛の成長が感じられます。

次回は義清がメインの回。少年ジャンプ率はまたも低めになりそうですが、どうなるでしょうか。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.