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2012/02/28(火) 「菖蒲燃ゆ」第1回「宋銭と内大臣」
今週はいよいよ、お待ちかねの山本頼長が登場です。

まずは冒頭、神埼荘にやって来た平家一門。宋との交易品でにぎわう市場を目のあたりにして、清盛大興奮。貨幣(宋銭)を初めて見たようです。宋との交易は大宰府でしかできないんじゃないのか、といぶかる兎丸に、家貞は「密貿易だ」とあっさり明かします。忠盛が院宣を偽造して、宋との密貿易で巨利を得ていたのです。平然とワルイコトするパパ盛カコイイ。悪いことしてるのにかっこいいのですよ。ゴッドファーザーですよ。アル・パチーノかあんたは。

一方の京・六波羅では、家盛に恋人が出来た模様。林の中でこっそり待ち合わせています。こういう風に衣を被るのは時子もやっていましたが、きれいですね。市女笠から垂らした布のような感じで、うすぎぬで覆うことで色香が出ます。

忠正はやはり清盛を認められないらしく、「平家の命運はお前にかかっている」と家盛に言い聞かせます。期待を寄せられながら、どこか浮かない表情の家盛。

場面は変わって、九月九日・重陽の節句を祝う鳥羽院御所。季節の花である菊の花びらを浮かべた酒を飲むと長生きできると言われていました。ところが、「長命など欲せぬ」というひねくれ者が一人。

頼長まってたよーーーーー!!!

扇の端を杯に入れたと思ったら、菊の花びらを出しましたよこの人。嫌いなものを器から出すとか小学生か頼長。青白磁の酒器に目を留め、平清盛なるものからの献上品であることを知ります。

その場に控えていた佐藤義清が指名されて鳥羽上皇をたたえる歌を詠み、一同感心しますが、頼長だけは「なんと媚びへつらった歌よ」と苦々しい表情です。

自邸に戻れば、植木の枝がわずかに伸びているのを目ざとく見つけ、庭師クビ。

17歳だよね、この坊っちゃん。

誰か一発殴ってあげればいいと思うYO!

【今週のあっきー】
 内裏では、相変わらず父とうまくいかなくて寂しい崇徳帝。鳥羽院主催の宴で義清が歌を詠んだと聞き、穏やかではありません。帝の孤独と悲しみと情緒不安定っぷりを御簾の向こうに隔てて感じながらも、どこか不気味さも覚えるのか、「お側におります」とは即答できず、顔を上げられずにいると、

いつの間にか帝が義清の面前にワープしてきました

これ瞬間移動でしょ絶対。御簾も動かしてないでしょ。すり抜けたでしょ。なんという超能力。崇徳帝は空も飛べるに一万円。

また場面は変わり、東国にいる義朝から為義に文が届きます。「あちこちで歓待を受けています!」とさわやかに書いてるんですが、映像を見ても何やってるのかよく分からない(笑)。とりあえず、大変ワイルドな生活を送っているようです。

「わしを安心させようとこんなことを書いて…」と思う為義に客人が。由良姫だーー!かわええのうかわええのう。京で統子(むねこ)内親王に仕える由良ちゃんは、為義邸に来れば義朝に会えるのではと期待していたのでした。義朝に興味が大ありなのですが、自分ではそれを認めたくないツンデレ度150%。ここのやり取りはコメディ漫画っぽいんですが、小日向さんも田中麗奈さんもかわいいので許せてしまいます。

再び場面は頼長邸。机上に重ねた本が少しでもずれるとすかさず直す、頼長の神経質ぶりが描かれます。そこへ為義が何かを献上にやって来ました。覆いを掛けた中から、

「ココデ買ウタコトハ内密ニナ」というインチキくさい声が…!

そう、神埼荘での密貿易で清盛が買った鸚鵡が、なぜか為義の手に渡っていたのです。

清盛は頼長邸に呼びつけられ、鬼刑事頼長のねちねち取調べ開始。相手を逃がさない理屈の積み木を目の前で一つ一つ積み上げ、忠盛が偽造した院宣を最後に突き付けて頼長完勝!のはずが、清盛は開き直って「日本は宋を手本にすべき」と熱弁をふるいます。清盛…

頼長の前で中国を語るのは100年早いぞ。漢籍読みつくしてますからこの人。100年前の同じ日に洛陽の空に雲がいくつ浮いていたかまで知ってますから。

案の定、清盛の訴えは一笑に付されて密貿易はおしまい。ここで清盛がわーわー喚かず、「言い返せなかった」と、自らの未熟な部分をあっさり認めているのが成長の現れですね。好感。

とはいえやはり落ち込み気味の清盛に、盛国が宋銭でネックレスを作ってプレゼント。明子さま、盛国めが清盛の嫁の座を狙うております。心情的には絶対、清盛の嫁なんだろうな盛国。

明子が懐妊を告げ、喜びに沸く清盛邸。ということは次回、重盛誕生でしょうか?わくわく。

こちらは家盛。期待を寄せる忠正が、家成に頼んで縁談を持ってきてもらっていました。家盛には恋人がいて、パパ盛も「嫌なら無理にとは」と言っていたのですが、縁談を受けることに決めました。家盛…本心じゃないんだろうに、自分の気持ちを押し殺して…!(ノД`); 

家盛は周囲から「お前は賢い子だから清盛みたいなバカはやらないよな」と言われていますが、清盛の自由さはうらやましいんでしょう。自分もあんな風に、好きなように行動してみたいと思っている。とはいえ、あの規格外っぷりは自分にはない。周囲からは「バカ」とか「迷惑」と言われていますが、それが魅力なのも間違いない。自分はあのまねをしようと思ってもできないから、真面目にやって行くしかないんだと、自分に言い聞かせているんじゃないでしょうか。清盛ほど破天荒な人はそういませんが、家盛みたいに周囲の期待を裏切るまいとして自分の感情を抑え込む子って、その辺にいそうなんですよね。だから感情移入してしまいます。家盛かわええのうかわええのう。

相愛の恋人に背を向け、うつろな表情の家盛で今回は締め。

次回は満を持して(?)四の宮様がご登場です。


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