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2012/02/28(火) 「菖蒲燃ゆ」第1回「宋銭と内大臣」
今週はいよいよ、お待ちかねの山本頼長が登場です。

まずは冒頭、神埼荘にやって来た平家一門。宋との交易品でにぎわう市場を目のあたりにして、清盛大興奮。貨幣(宋銭)を初めて見たようです。宋との交易は大宰府でしかできないんじゃないのか、といぶかる兎丸に、家貞は「密貿易だ」とあっさり明かします。忠盛が院宣を偽造して、宋との密貿易で巨利を得ていたのです。平然とワルイコトするパパ盛カコイイ。悪いことしてるのにかっこいいのですよ。ゴッドファーザーですよ。アル・パチーノかあんたは。

一方の京・六波羅では、家盛に恋人が出来た模様。林の中でこっそり待ち合わせています。こういう風に衣を被るのは時子もやっていましたが、きれいですね。市女笠から垂らした布のような感じで、うすぎぬで覆うことで色香が出ます。

忠正はやはり清盛を認められないらしく、「平家の命運はお前にかかっている」と家盛に言い聞かせます。期待を寄せられながら、どこか浮かない表情の家盛。

場面は変わって、九月九日・重陽の節句を祝う鳥羽院御所。季節の花である菊の花びらを浮かべた酒を飲むと長生きできると言われていました。ところが、「長命など欲せぬ」というひねくれ者が一人。

頼長まってたよーーーーー!!!

扇の端を杯に入れたと思ったら、菊の花びらを出しましたよこの人。嫌いなものを器から出すとか小学生か頼長。青白磁の酒器に目を留め、平清盛なるものからの献上品であることを知ります。

その場に控えていた佐藤義清が指名されて鳥羽上皇をたたえる歌を詠み、一同感心しますが、頼長だけは「なんと媚びへつらった歌よ」と苦々しい表情です。

自邸に戻れば、植木の枝がわずかに伸びているのを目ざとく見つけ、庭師クビ。

17歳だよね、この坊っちゃん。

誰か一発殴ってあげればいいと思うYO!

【今週のあっきー】
 内裏では、相変わらず父とうまくいかなくて寂しい崇徳帝。鳥羽院主催の宴で義清が歌を詠んだと聞き、穏やかではありません。帝の孤独と悲しみと情緒不安定っぷりを御簾の向こうに隔てて感じながらも、どこか不気味さも覚えるのか、「お側におります」とは即答できず、顔を上げられずにいると、

いつの間にか帝が義清の面前にワープしてきました

これ瞬間移動でしょ絶対。御簾も動かしてないでしょ。すり抜けたでしょ。なんという超能力。崇徳帝は空も飛べるに一万円。

また場面は変わり、東国にいる義朝から為義に文が届きます。「あちこちで歓待を受けています!」とさわやかに書いてるんですが、映像を見ても何やってるのかよく分からない(笑)。とりあえず、大変ワイルドな生活を送っているようです。

「わしを安心させようとこんなことを書いて…」と思う為義に客人が。由良姫だーー!かわええのうかわええのう。京で統子(むねこ)内親王に仕える由良ちゃんは、為義邸に来れば義朝に会えるのではと期待していたのでした。義朝に興味が大ありなのですが、自分ではそれを認めたくないツンデレ度150%。ここのやり取りはコメディ漫画っぽいんですが、小日向さんも田中麗奈さんもかわいいので許せてしまいます。

再び場面は頼長邸。机上に重ねた本が少しでもずれるとすかさず直す、頼長の神経質ぶりが描かれます。そこへ為義が何かを献上にやって来ました。覆いを掛けた中から、

「ココデ買ウタコトハ内密ニナ」というインチキくさい声が…!

そう、神埼荘での密貿易で清盛が買った鸚鵡が、なぜか為義の手に渡っていたのです。

清盛は頼長邸に呼びつけられ、鬼刑事頼長のねちねち取調べ開始。相手を逃がさない理屈の積み木を目の前で一つ一つ積み上げ、忠盛が偽造した院宣を最後に突き付けて頼長完勝!のはずが、清盛は開き直って「日本は宋を手本にすべき」と熱弁をふるいます。清盛…

頼長の前で中国を語るのは100年早いぞ。漢籍読みつくしてますからこの人。100年前の同じ日に洛陽の空に雲がいくつ浮いていたかまで知ってますから。

案の定、清盛の訴えは一笑に付されて密貿易はおしまい。ここで清盛がわーわー喚かず、「言い返せなかった」と、自らの未熟な部分をあっさり認めているのが成長の現れですね。好感。

とはいえやはり落ち込み気味の清盛に、盛国が宋銭でネックレスを作ってプレゼント。明子さま、盛国めが清盛の嫁の座を狙うております。心情的には絶対、清盛の嫁なんだろうな盛国。

明子が懐妊を告げ、喜びに沸く清盛邸。ということは次回、重盛誕生でしょうか?わくわく。

こちらは家盛。期待を寄せる忠正が、家成に頼んで縁談を持ってきてもらっていました。家盛には恋人がいて、パパ盛も「嫌なら無理にとは」と言っていたのですが、縁談を受けることに決めました。家盛…本心じゃないんだろうに、自分の気持ちを押し殺して…!(ノД`); 

家盛は周囲から「お前は賢い子だから清盛みたいなバカはやらないよな」と言われていますが、清盛の自由さはうらやましいんでしょう。自分もあんな風に、好きなように行動してみたいと思っている。とはいえ、あの規格外っぷりは自分にはない。周囲からは「バカ」とか「迷惑」と言われていますが、それが魅力なのも間違いない。自分はあのまねをしようと思ってもできないから、真面目にやって行くしかないんだと、自分に言い聞かせているんじゃないでしょうか。清盛ほど破天荒な人はそういませんが、家盛みたいに周囲の期待を裏切るまいとして自分の感情を抑え込む子って、その辺にいそうなんですよね。だから感情移入してしまいます。家盛かわええのうかわええのう。

相愛の恋人に背を向け、うつろな表情の家盛で今回は締め。

次回は満を持して(?)四の宮様がご登場です。

2012/02/25(土) 「平清盛」第7回「光らない君」
清盛が妻をめとる第7回は、

次回予告の頼長がすべてかっさらって行きました。

公家メイクの山本頼長が妖しくてエロくてどうしよう。出た瞬間からもう、うわこいつエロ担当だよ、とお茶の間が震撼したに1万円。

…などと言っているといつまでも7回の感想を書き始められないので、頭の中を巻き戻して感想を書きます。

・盛康死去、盛国“誕生”
前回の海戦で重傷を負った盛康が、清盛に見守られて世を去りました。確かにあの傷、胸にドスドス2本刺さってたからね。しゃべろうとして喉のあたりからヒューヒュー鳴っていたのは、肺をやられていたということなのでしょうか。早い退場ですが、清盛の成長を優しく支えてくれていた盛康は視聴者の記憶に刻まれたと思います。ありがとう盛康さん。

そして清盛の頼みで、かねてからの親友・鱸丸が盛康の養子になり「盛国」と改名。あらためて清盛に忠誠を誓うのでした。

・夢見がちな時子
 前回ラストで登場した平時子。源氏物語に夢中のようです。光源氏が紫の上を見染めた場面にうっとり。なぜかアニメ。
 琵琶の稽古に出かける時子の前に現れたのは、汚い直垂姿の若者。どうやら腹を壊しているようです。時子のロマンチックな気分は台無し。

・清盛が昇進
海賊退治を成し遂げた平家は、これで忠盛様が三位に叙され、公卿になれるかも!と盛り上がります。ところが鳥羽院の判断は、忠盛の位階はそのままで清盛を従四位下に叙するというもの。納得いかないながらも受け入れる忠盛。
 位階が上がったからか、清盛の立烏帽子姿が初お披露目。でも、いつものヨレヨレ直垂に立烏帽子を被っただけで、馴染まないことこのうえない(笑)。清盛も居心地が悪そうです。院の御所ですれ違った藤原忠実には「従四位下がせいぜいだぞ」とくぎを刺され、面白くありません。院参の供をしていた盛国に不満をこぼすと、「道長公以来の摂関家の誇りがあるのでしょう」ともっともらしいことを言われます。何この元漁師とは思えない風格。「早く一人前の武士になりとうございます」とさわやかに決意表明してますが、どう見ても一人前の武士です上川様。この場面から「平清盛」を見始めた人は盛国が主君で松ケンが付き人に見えたんじゃなかろうか。

・清盛、明子に出会う
 盛国と家路を急ぐ中、向こうからやって来た男女連れが落馬。とっさに助けると、女のほうは若い娘、男はその父・高階基章(たかしなの もとあき)でした。娘の名は明子。基章は2人を家に招き、清盛がいま上昇気流に乗る平家の子息と知って喜びます。基章と話しながらも、明子をちらちら見る清盛が年相応でいいですね。
 娘の明子の手料理を褒める清盛。家長の娘が自ら家事をしている、出仕する装束にも事欠くといったエピソードで、高階家の経済的苦しさが示されます。胸を痛めているらしい清盛に、「娘を妻にもらってほしい」と言いだす基章。ここは唐突なようですが、家が貧しい→かわいい娘の将来が心配→よい家柄の若君と結婚さえすれば!と一心に思っていたことは想像に難くないですし、それを示す描写はしているので、理解できます。

・清盛と明子の初恋はレモンの香り
清盛に興味を持ちつつも、落ちぶれた高階家と上り調子の平家とでは…と悩む明子。琵琶の弟子であり親友でも時子に相談すると、「それはまるで光源氏と明石の君!」と大盛り上がり。役に立たない相談相手だな。時子が明子を住吉大社に連れ出すと、そこにはよれよれの直垂姿の男が。あのときのムードぶち壊し男!と時子が言うと、明子は「清盛さま!」とその名を呼びます。え、じゃあこれが明子さまの光る君?っていうか、光らない君?
 そそくさとその場を立ち去る明子を、あわてて追う清盛。呼び止めてはみたものの何を話せばいいか分からず、大好きな海と船の話をすると、予想外にも明子が興味を示してきました。あっ明子どの喜んでる!と思う清盛ですが、一方の明子は清盛の冒険譚を聞けば聞くほど「自分とは世界が違う」と感じていたのかもしれません。

悩む明子に、清盛様からの文が来た!と興奮気味の基章。男性が女性に手紙を贈るというのは好意にほかなりません。しかし手紙を紅葉に結び付けて贈るなど、どう見ても清盛のすることではありません。案の定、恋愛巧者の佐藤義清が代筆していたのでした。ところが明子はなびかず、悶々とした清盛は高階家を訪れて明子に直談判。すると明子は「清盛様の気持ちには答えられない」と突き放します。なぜといえば、「父上は貧しい生まれの私を案じて、住吉様にお願いして来られた。そこへ清盛様が現れた。だから結婚しろという。これでは私が本当に愛されて結婚するのか、住吉様のご利益で結婚するのか分からない。結婚してからもそう思い悩むくらいなら一人のほうがいい」というのです。これを聞き「見くびるでない!」と明子に迫る清盛。清盛は住吉大社など関係なく明子を思っていて、明子も清盛に魅かれていたのに、明子は「本心ではないかもしれない」と勝手に見積もり、自分の気持ちにもふたをしていたのでした。ここで思いが通じあう2人。めでたし。

・明子、妻になる
身分の低い明子との縁談に平家一門の幹部は難色を示しますが、清盛が真剣なら、と忠盛が許可。機嫌の悪そうな忠正、大丈夫か。いとこの家成から縁談の話を聞いていた宗子も、やや不安げです。忠盛は初めて心を通わせた女性と結ばれなかったから、清盛にも同じ思いをさせたくはないのだろうということは想像がつくのですが、それは宗子にとっては「舞子がいまだに忠盛の心の中にいる」という懸念でもあるのです。思い乱れる表情の宗子で今回は締め。

【今週のあっきー】
「瀬をはやみ」の歌を披露するあっきー。和歌好きだけあり、佐藤義清を側に仕えさせたいようです。この御歌は恋の歌だけれど、何か別の思いがあるような…と察する義清。うんうん、そうですねえ。

2012/02/19(日) 拍手お礼&ドラマのこと
2月12日に拍手下さった方、ありがとうございます!
よろしければ、またどうぞ♪

ツイッターでもつぶやきましたが、大河ドラマ「平清盛」については応援9、指摘1くらいで感想を書いています。この時代がドラマになること自体が珍しいのですから、映像になっているだけでうれしいですし、後押ししたいからです。楽しんで観ようじゃないですか。

と言っている間にもう日曜。第7回も楽しみですね!

2012/02/18(土) 「平清盛」第6回「西海の海賊王」
前回からの続きで、瀬戸内の海賊を追捕しに海へ出た平家一門。ところが海賊が思いのほか強く、清盛の守り役である盛康が矢を受けて重傷を負います。

この場面で清盛が動転するのは、盛康が清盛を人一倍心配していた守り役だということを前回までにしつこく描いてきたからこそ説得力があります。「もぉ〜しわけございません!」の連発はコメディタッチに見えたのに、この負傷場面のショッキングさにしっかりつながっている。うまいです。

いったん陣地に引き返した平家。忠盛は「あれは唐船だ」と指摘しますが、なぜ唐船が瀬戸内をうろついているのかは分かりません。清盛はそれを探るため、小舟でこっそり海へ。ここで清盛が舟を出す場面は、1話で平太が小舟に乗る場面を思い出させます。1話では大人に舟を押してもらっていたのに、今では1人で舟を出せるようになっています。そこまで考えての場面だとしたら、よく練られていますよね。

出した舟にはなぜか通憲が乗っており(登場の仕方がいつも唐突)、一緒に海へ…でると、海賊に襲われ、2人は唐船に連行されてしまいます。放り込まれた船倉で宋人と出会い、中国語が話せる博識の通憲がさっそく情報収集。

ここで海賊の棟梁・兎丸が登場。兎丸は、1話で忠盛に討たれた盗賊・朧月の息子でした。捕えた清盛が忠盛の息子だと知った兎丸は、清盛を帆柱から吊るし、「ガキを助けたければ1人で沖へ出よ」と忠盛に矢文で告げます。

逡巡する忠盛に、「自分が行く」と忠正。清盛のことは認められないながら、忠盛にとってそこまで大事なら、助けに行こう、というのでした。

明け方、清盛の目に入ったのは忠盛を先頭にした平家船団。不意を突かれた海賊側は、平家側に圧倒されます。忠盛を見つけた兎丸は船倉に突き落として追いつめますが、そこに清盛が助太刀。かつて「お前は忠盛の実子ではない」と兎丸に言われて、自分の生きる道が見えなくなった恨みをぶつけるように切り合います。

2人が甲板に出るとすでに海戦の勝敗は決しており、清盛と兎丸の1 on 1に。ここで、その場の誰も手出しをしないのがいいですね。これは清盛にとって必要な戦いだと、みんなが分かっている。だから、手も口も出さずに、ただ見守っています。「おれは武士だからだー!」と宣言して勝利する清盛。「やっと吹っ切れたか」という忠盛の表情もよし。

【今週のあっきー】
 今週は登場がありませんでしたので、朝廷パートの感想を。
 得子が早くも懐妊。第一子の叡子内親王(1135年誕生)でしょう。廊下で得子とすれ違い、自ら道を譲る璋子。ここはちょっと理解できませんでした。この時点で得子は女御にもなっていないので、璋子より数段下です。道を譲った得子が、自分の前を璋子が通った瞬間に「ややができました」と告げる方が良かったのでは。
 この顛末を佐藤義清に話す堀河局。これが何と寝所で、堀河さんの髪のほつれ具合がどう見ても同衾後なんですね。この2人、いつの間にそんな関係に…。堀河の和歌を義清が直す場面がありましたが、あの歌会の時点で堀河と義清は関係を持っていたのか、はたまたその後なのか…と考え始めると、歌会はそうとう含意のあるシーンだったわけですよ。いやー、藤本脚本、恐ろしいです。

次回は井浦あっきーも登場予定。期待して待ちましょう!

2012/02/12(日) 拍手お礼
このところの大雪が一段落したようで、今日は久しぶりに青空が出ています。積もった雪が少しでも解けるといいなあ。

2月7日11時と23時に拍手下さった方、ありがとうございます!
またおいでいただけたらうれしいです〜。

今日は平清盛の日!海賊退治、楽しみです♪

2012/02/07(火) 「平清盛」第5回「海賊討伐」
 今回は新登場の面々を見せつつ、次回に控える海戦までの準備の回といった印象でした。

・頼盛誕生
冒頭は宗子の第二子・頼盛の生まれたてほやほやシーンから。平五郎という幼名を聞いた家盛が「三番目だから平三郎では」と尋ねると、「三と四はよそにおる」と穏やかに言う宗子。忠盛はちょっと照れくさそうです。個人的にこのやり取り、すごく好き。当時は一夫多妻が普通だったとはいえ、夫が外で子供をもうけていることに宗子が動じていないのは、忠盛が宗子を正妻として別格に扱っているからです。確固たる地位を得ているから彼女は余裕があるのですね。忠盛も息子たちには強く厳しい父である一方、宗子に対しては彼女の心の余裕というか、寛大な部分を頼りにしているのではないでしょうか。
 肝心の清盛は赤子を囲む輪に入れず(入らず)、一人だけ庭にいるという形で距離感を見せています。

・佐藤義清・義朝・清盛の対面
 この3人の場面はコメディ寄りで、見ていて楽しいです。野良猫にしては妙に丸々とした三毛猫がかわいい。義清の家に上がってまでケンカしている清盛と義朝、ほんと少年ジャンプだ(笑)。

・藤原得子と鳥羽院が出会う
 病身の藤原長実が、娘の得子を連れて璋子の元へ。得子の結婚相手が決まらないまま自分は病を得てしまった、せめてこの子を崇徳帝のそばに仕えさせてほしいと頼み込みます。璋子は快諾し、自らの邸で得子を預かることにしました。
 夜、「なぜ入内した」と璋子に問う鳥羽院。すると璋子は「入内は不本意で、悲しくて仕方がなかった」とぬかし、鳥羽院激怒。パニックになって雨の中へ飛び出したところで得子に遭遇(タイミング良すぎる(笑))。帝に近侍させるつもりだと璋子から聞いていたのに、発作的に押し倒して自分のものにしてしまいます。得子はこれを拒むどころか、「これきりで終わらないでほしい、院のそばにいたい」と積極的。璋子に裏切られた苛立ちを受け止め、荒んだ心を撫でてくれる女性に初めて出会った鳥羽院が、得子しか見えなくなるのは自明の理でした。

・信西再登場
 さて朝廷は海賊対策の会議中。赤い束帯姿の信西が会議の場に現れ、貴族たちが利己的だから世が乱れるのだと大演説をぶちます。

・海賊退治と義朝の東下
 朝廷の命を受けて西海へ出発する平家。初陣と聞いてノリノリの清盛ですが、次男の家盛は同行を望みながら、留守番を命じられてしまいます。
 平家の行列を苦々しく眺める為義に、東国へ下ると告げる義朝。この理由は詳しくは語られませんが(実際、これについては理由が今でもよく分かっていないので)、父はちっとも昇進できず、自分も北面の武士には選ばれなかったのですから、このまま京にいてもプーだと視聴者に分からせるだけの描写はここまでで十分してきています。関東に自分磨きに行ったんだくらいの認識でいいと思います。この回が初登場の乳母子、正清とともに関東へ旅立って行きました。

・安芸到着
平家一行は安芸に到着。腕っぷし担当の伊藤忠清も合流して気勢を上げますが、ここで鱸丸の助言を聞くか否かで清盛と忠正が対立。清盛と二人になった忠正は、「平五郎を可愛いと思うか。俺は思う。自分の子の時もそうだった。だがお前のときだけは、赤子のお前を見てもそうは思えなかった」と、清盛への不信感を吐露します。
 お前は信用できない、家族とは思えないと言われて憮然とする清盛。「俺はこんなところで何をやっているんだ!」と自問しているところへ…

何でもよお―――い!

あんたの登場の仕方は毎回それなのか、信西!!

安芸に来たかったが遠かったからという理由で、平家の荷車に潜んでいたのです。束帯姿はどこへやらの汚れっぷり。

戦の準備を整え、いよいよ海へ漕ぎ出した平家勢。そこへ巨大な海賊船が姿を現し、タルカスが鳴り渡り、To be continued!

【今週のあっきー】
井浦あっきー登場――――!!
待ち望んでいたお方がお出ましです。今回は台詞はありませんでしたが、理不尽な冷遇に顔を曇らせる様子がイイです。曇っていてもきれいな顔です。今後が楽しみ!

2012/02/05(日) 拍手お礼
こんばんは。富山は昨日くらいから寒さがややゆるんでいます。まだ雪はどっさり積もっていますが。

2月2日に拍手下さった方、ありがとうございますヾ(*´∀`*)ノ
車は昨日修理に出してきまして、10日ほどは代車です。雪道では慣れた人でもスリップすることがありますから怖いですよね。
私は今のところノベライズは読んでいないのですが、ある程度話が進んでから、確認として読んでみようかなと思っています。

2012/02/03(金) 「平清盛」第4回の補足
【今週のあっきー】
今週も2人目子役の桑代くん。先週同様台詞はありませんでしたが、気品がありつつも陰で悩んでいそうな、やや暗い表情が崇徳帝らしくていいですね。

その崇徳帝をめぐる鳥羽院と璋子のやり取りが今回も絶好調です。閨事のあと(これ、単に場所が寝所であるだけでなく、璋子の髪が乱れて、しっとり濡れているように見えるというのが非常にエロい)、「顕仁を産んだことを、一言でいいから詫びてくれ」と鳥羽院に言われ、「私が悪うございました」と頭を下げる璋子。その気持ちのこもらない言い方に、鳥羽院は「そなたという女は…!」と顔をひきつらせるのでした。

やはり鳥羽院は心のどこかで璋子を信じたいし、璋子への憎悪を抱え続けるつらさに苦しんでいる。だから璋子が「悪いことをした、間違いを犯してしまったけれど本当はあなたが好きだ」と言ってくれれば璋子を許せるし、苦悩から解放されるんです。なのに肝心の璋子は謝れって言われたから謝ってみましたという態度で、鳥羽院の苦しみを全く分かっていないものだから、院の額に青筋が増えてしまうのですよねぇ。天然って、罪です。

この場面、頼朝がナレーションで「白河院の呪縛が云々…」というのですが、それは視聴者に感じ取らせることであって、ナレーションでわざわざ言うことではないでしょう。あの説明は不要でした。

来週は井浦あっきー登場&松雪得子が参戦で、朝廷パートはますます面白く(ドロドロに?)なりそうです。(それにしても次回予告で鳥羽院が得子を抱いていましたが、院のベッドシーンは毎回あるということでしょうか(苦笑)。)

2012/02/02(木) 「平清盛」第4回「殿上の闇討ち」
第4回は、清盛の苛立ちの原因であった「権力に従順な父」の真意が判明!という回でした。中井さん演じる忠盛はもちろんとてもカッコいいです。しかし第1回で貴族や白河院から蔑まれながら、2回・3回では権力に盾突かなくなっているところから、忠盛の真意は「忠誠を装いつつ、王権の深部に入り込んでいく」ということなのだろうというのは大体予想がついていたので、今回の忠盛の言動には大して驚きませんでした。

この回で印象的だったのはむしろ、為義・義朝父子の描写です。…が、それは後で書くことにして、とりあえず最初から。

冒頭は北面の武士の流鏑馬修練。佐藤義清が鮮やかに命中させる一方、ヘタクソな清盛。ふてくされているところへ、待賢門院の外出の供をという命が下され、何が始まるかと思えば、顔を洗っておしろいをはたくホクメンズ。武士のすることかよ!と清盛はあっけに取られます。

和歌を楽しむ待賢門院サロンの面々。堀河局の歌に清盛がトンチンカンな感想を言って失笑を買い、一方の義清は「わが袖の濡れ手ぞ」を「黒髪の乱れて」にした方が良いと提案します。義清の台詞に移った時のシャララ〜ン♪という効果音がベタベタというか、狙ってやってるなこりゃ、という感じがしました。義清がバックに花をしょっているように見えたのは私だけですか(笑)。

平家では忠盛の昇殿(院の昇殿に対して、内=清涼殿の昇殿)を祝って大騒ぎ。清盛からすれば、父はじめ一門が王家にイイコイイコと頭をなでてもらって喜んでいるようにしか見えず、ちっともうれしくありません。忠盛は清盛の心境を内心知りつつ、「家成様が宴を開いて下さるから、おまえも出よ」と言います。

一方、いまだ地下(じげ)であり忠盛との差が開くばかりの源為義はやけ酒飲んだくれ中。義朝は父のダメッぷりに切れ、「父上が不甲斐ないから、清盛に先を越された」となじります。ここで鎌田通清が義朝の罵倒を止めますが、為義がそれを制するのがかえって悲痛でした。自分の不甲斐なさくらい、為義は自分で十分知っている。だから通清に気遣われたり、かばわれたりするとかえって惨めなんです。義朝だって、源氏の凋落の大きな要因は義親(為義の父)の乱行であり、何も為義一人が悪いわけではないことは分かっています。それなのに当たる相手は為義しかおらず、当たってみたところで何も解決しないので、余計にいら立つわけです。

さて、家成の宴で義清と出くわす清盛。義清は徳大寺藤原実能に仕えているそうですが、この場面では誰が実能なのか分からず、ちと残念。

忠盛は舞をひとさし、とリクエストされ、見事な舞を披露しますが、武士の昇殿が面白くない貴族たちがわざと拍子を乱し、酒までかけられて、足を滑らせて転んでしまいます。父を嘲笑された清盛が激昂する一方、下手な舞で申し訳なかったと謝る忠盛。あんなにバカにされてなぜ平然としているのかと、清盛の苛立ちはますます募ります。五節(ごせち)の豊明(とよあかり)の節会(せちえ)に出るため束帯を付ける忠盛に、「父上は王家の犬になってしまわれた」と吐き捨てます。

清盛が賀茂の河原でまたもふてくされているところへ人の気配が…と思ったら、義朝でした。なんで義朝は清盛のいるところに現れるんだ。互いの父への不満を言い合って殴り合い。河原でケンカとか、何この学園青春ドラマ

そこへパニクった通清が駆けつけ、為義が藤原忠実の命で、今日の節会で忠盛を斬ろうとしていると知らせます。驚いて内裏に駆けつける清盛と義朝。そこで忠盛・為義の対決を目撃し、2人の嫡男はそれぞれの父の思いを知るのでした。

ここで為義が「義朝にしてやれることはこれくらいしかない」と思い詰めていたのが何とも、迫るものがありました。同年の忠盛にどんどん水をあけられていくという形で自らの力不足を思い知らされながら、それでも息子には何かしてやりたくて、為義は危険な賭けに出たのです。

それまで義朝は、「父の力不足のせいで自分は活躍できない」という風に、ずっと「自分」を主語に考えて父を責めていたのに、為義は自らのことはさて置いて義朝のことを第一に考えていた。それに気づいて、義朝はハッとしたのではないでしょうか。それで、もう父をなじったりしない、父が悔しい思いをした分は自分が取り返すと明言したのです。今回は忠盛・清盛パートと為義・義朝パートで、2組の親子の「対立から理解へ」という変化が描かれた良いストーリーでした。

2012/02/01(水) 月始めからそんなこと起きなくても。
今日から2月ですね。

今日から金曜が大雪のピークと聞いていたので、通勤時間の道路はノロノロ運転だろうと思い、いつもより早く(7時5分くらい)に家を出ました。まあ雪の日としては普通程度の渋滞で、会社には遅れず着けるだろうと思っていたら。
信号待ちで止まっていると、後ろからドン!と追突されました…orz

相手の方は謝って下さって、雪道なのでもう怒ってもしょうがないなぁって感じです。私も雪道でスリップしたことは何度かありますし(そのうち1回は物損事故)、車は保険で治せるので。

今日は休みを取って整形外科に行き、異常は見つからなかったのでとりあえず様子見になりました。ムチ打ちはあとから痛くなるよ〜といろんな人に言われてますが…。ひどくならないといいな…。


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